ポスト資本主義社会
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2010-04に購入した
色々あちこちで言及しているがScrapboxを使い始める以前にやっていたことなので散逸している、いずれまとめたい
Q: オリジナルが最初に発表されたのはいつか?→1993年
マルクスは、資本主義が社会にもたらす最大の変化は働くものの疎外であるとした。働く者は生産手段を持たなかった。ますます高価になる機会を資本家から貸し与えられて初めて生産することができた。 P.86
知識労働者たる従業員と生産手段の関係は相互依存的である。一方を抜きにしてはいずれも機能できない。 P.87
ここでの知識労働者ってのは単なる「肉体労働者でない労働者」ではない。see 知識労働者 知識労働の仕事のすべてとサービス労働の仕事のほとんどは所与ではない。生産性を向上するためには「この仕事から期待すべきものは何か」と問う必要がある。この問いに答えるにはリスクを伴う意思決定が必要である。しかも通常、選択肢は複数ある。得るべき成果を明確にしない限り生産性の向上は望めない。 P.108 成果に貢献しない雑用は意識的に排除していくことが必要。雑用の排除こそが生産性向上の最高の方途である。P.114
あらゆる活動について「本来の仕事か」「本来の仕事に必要か」「本来の仕事に役立つか」「本来の仕事がやりやすくなるか」を問わなければならない。答えがノーならそれは雑用である。独立した別個の仕事にするか、なくしてしまわなければならない。P.115
仕事については、仕事を行うものが誰よりもよく知っている。仕事の改善は仕事を行っているもののところから始めるべき。生産性の向上に関しては働くもの自らが責任を負ってマネジメントするよう求めることが必要。P.116
知識はその絶えざる変化のために知識労働者に対し継続学習を要求する。サービス労働者に対しても継続的な自己改善努力としての継続学習を要求する。しかも、生産性向上のための最善の方法は、人に教えさせることである。知識社会において生産性の向上を図るには組織そのものが学ぶ組織かつ教える組織にならなければならない。P.118