知識労働者
誤解を招きやすい用語
この用語が作られたのが1966年、という背景を踏まえて理解する必要がある
知識労働者は、それ自体が独立して成果となるようなものを生み出さない。 生み出したものが、直接的に成果となるか、ならないかが知識労働者と肉体労働者の境界線
売上を直接発生させない
努力が成果につながらない仕事、ともいえる
研究職はわかりやすく「直接的に成果とならない」コストセンター
論文の本数とか特許の本数で成果を計測しようとすると、論文や特許の乱造を招く、という失敗事例
「計測できる評価基準を作ると悪用されるので計測基準を作ってはいけない」
「直接的に成果とならない」「生み出したものが計測可能でない」
ということはつまり、プログラマであっても「あなたの仕事はこの機能を実装することです」と指定されてそれをこなしている場合、知識労働者ではなく肉体労働者に分類される。
「良い製品とは何か」を議論し、製品をよりよくする活動は「良さ」が計測可能ではないので知識労働
「良い製品にするにはこの機能が必要だ」が決まった後、その機能を実装する作業は、「実装した(1)かしてない(0)か」で計測可能なので肉体労働
その実装過程で「こうした方が良い設計だ」「読みやすい」「将来のメンテナビリティが良い」などと考える作業は計測可能でないので知識労働
耕すフェーズと育てるフェーズはタスク管理が可能です。しかし、芽生えるフェーズは管理ができません。努力によって芽生えさせることはできませんし、待てば必ず芽生えるものでもありません。アイデアが芽生えるかどうかは運です。
この「アイデアの芽生え」が知識労働
まさにその通りに書いてあった