部分加群
submodule
部分$ R加群と言ったりもする
定義
部分集合$ N\sub Mが$ Mの演算により$ R加群となるとき
$ Nを$ Mの部分加群と言う
$ Nは空でない$ Mの部分集合mrsekut.icon
以下の条件が成り立つことと、$ N\sub Mが部分$ R加群であることは同値
$ Nは、$ Mの加法に関して、$ Mの部分群である $ a\in A, n\in Nなら$ an\in Nである
イデアルの定義と同じことを言っていることがわかるmrsekut.icon $ Rx
$ x\in Mの生成する$ Mの部分加群$ \{ax|a\in R\}のこと
$ x\in Mを含む最小の部分加群である
$ \lang S\rang
$ S\sub Mのとき
$ Sにより生成された部分$ R加群と言う
表記
$ \sum_{x\in S} Rxとか
$ S=\{x_1,\cdots,x_n\}なら
$ \lang x_1,\cdots,x_n\rangとか
$ Ax_1+\cdots + Ax_nとか
と表記する
例
$ M自身
$ R自身を左$ R加群と見た時$ R\times R\to Rとなるが、
$ Rのイデアル$ Iに注目すれば$ R\times I\to Iとなって、これは部分加群となっている
$ I\sub Rだからねmrsekut.icon
参考