自己中心設計
自己満足は最高の精神で、自分が好きなことだけを信じて他人を参考にしない方法 これがなぜスケールするのか?
新しいパラダイムは基本受け入れられない
しかし便利なことがわかってなれればつかわれる
パラダイムを理解するには実装が伴う
実装は最初から使い勝手がいいものにはならない
コンセプトは便利でも機能が揃ってないと使い倒せない
自己中心設計ではコンセプトを信じて、プロダクトを磨き続ける
pivotは主に資金の話なのだから自己設計でも同じでは?
顧客要求の重視具合が多分違う
「顧客が喜ぶからやりましょう。数字もある!」に対して「哲学と違うからだめ」と言えるかどうかが違う
1人好きな人がいれば、1%ぐらいは好きな人がいると言うような暗黙の仮定がある
70億分の1なら確実に失敗してしまう
説明で理解できる人を増やせると仮定している
コミケの評論島とかはこういうイメージ
曖昧な想像上の他人より、具体的な自分
みんなのためと称して開発すると、たいていは「自分のニーズも満たさないし、かといって他人のニーズも満たしていない」という中途半端なものになる。
それはただのごみである(だって誰も使わないのだから)。そんなものを作ってはいけない。
個人的なモチベーションという評価軸
個人で使っていたツールがプロダクトになった例
Gyazo, Scrapbox, Slack, MongoDB, Confluent
This “company —> tool —> company” cycle
Steamは本来Half-Life 2をダウンロード販売するためのサービスとして生まれたもの 小さいチームのほうがゴールを明確にしやすく、フォーカスしたものを作りやすい
大きなチームはいろいろな部署が良かれと思って総花的になる
ブレない目標に向けて試行錯誤を繰り返すためにも、開発チーム内にそのプロダクトをまさに必要としている人がいるべきだ。
例
M5StackのCEOジミー・ライが電力会社の研究開発部門で様々なスマートメーターを開発する中で、「ほとんどのスマートメーターが共通する機能を持っているので、それをキット化して開発速度を早めたい」という発想から生まれた 今は200を超える製品ラインアップを備え、毎週新製品を発表している。
課題:自己中心設計をしても、シェアは広がらない
良い点:シェアが大きいと競合が出やすい
ひとたび資金調達を始めたら資金枯渇と成長のチキンレースになるスタートアップライフが始まるが、学生やエンジェル投資程度のうちは、ゆっくりと成長する余裕がある。数名→数十名→数百名と、ゆっくりとコミュニティを広げながら製品のβテストを繰り返し、プロダクトを洗練させていくのは成功への道だ。
でも資金調達しないとスタートアップに持って枯れるじゃんとおもうのだが、わかりづらさの障壁があるところを狙うということらしい ユーザーコミュニティを巻き込んで成長した製品の良さは、コミュニティの外側から見たら一見理解しづらいが、その理解のしづらさが競合を遠ざけるバリアになる。一見分かりづらい、言葉では説明が難しいことが、むしろ武器になる。
どんな領域か?
学生が自分自身で使うハードウェアは競合が出てきづらく、ユーザーを巻き込んでゆっくりと成長することが可能になる。
わかりづらいのかな?
何を作るか?
工学部の学生が研究過程で使えるようなものであれば、数個を同じような状況の友達に使ってもらう、数十個をゼミや学部などの近い範囲で使ってもらうなどを繰り返しながら成長することができる
例:電子工作好きの学生がチップマウンター(プリント基板実装のために、自動で部品を基板上に載せる機械)を開発する
自分たちで数十個~百個程度を作りきって、必要とする人に届けてフィードバックを得る。そういうプロセスを繰り返したあとにクラウドファンディングなりで大きく発表し、成長のギアを上げても遅くはないし、そうやってじっくりと練り込めることを武器にしないのはもったいない
今はモノが満ち溢れた時代だ。プロダクトを成功させるのは合格点ではダメで、むしろ一部の人間に刺さる「外れ値」を狙って出す必要がある。狙って外れ値を出すためのコンパスになるのが自分自身のニーズだ。
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