「4,000週間」という本が気になる
以下の記事を読んで気になっている本(2022/1/7時点では日本語化されていない
2022/6/5 日本語化されたようだ -> 限りある時間の使い方
現代人がますます忙しくなってるのはなんでだべ?問題を考えよう!「原因編」ーーオリバー・バークマン「4,000週間」 | パレオな男
テクノロジーが進んでもみんな忙しい問題
歴史学者のルース・シュワルツ・カウアンがおもしろい研究をしている。20世紀初頭に欧米で洗濯機が発明され、多くの人は「家事の時間が圧倒的に減るはずだ」と考えたが、実際はそうではなかった。家事の時間は全く短縮されなかったどころか、家事の効率化が進むにつれて清潔さに対する意識が高まり、その効果が相殺されてしまったからである。
これは、家事に限らず、時間に関するあらゆる問題に通じる問題で、バークマンはこれを「効率の罠」と呼んでいる。何かのプロセスやシステムをより効率的にしようとすると、より少ない時間でより多くのものを処理することが最大の目標になるため、結局は有効に使える時間がなくなってしまう。電子メールの処理を非常に効率的に行えるようになると、電子メールの数が増えていくのが良い例である。
同じように、職場で「この人はすごいスピードで仕事をこなす」と評判になれば、それだけ仕事を任されるようになってしまうことが多い。
効率良くやることが目的になってしまいがち
効率良くやることをメインの目的にしない
「時間を有効に使うぞ!」と思うと失敗する問題
現代では「時間をうまく使う」ことがもてはやされるが、ここには大きなパラドックスがある。「時間をうまく使う」という考えに集中しすぎると、一瞬一瞬の時間を「何かの目標達成や将来のためにだけ役立つもの」として扱ってしまうため、本来生きたかった人生を送れなくなってしまうからである。人生の意味はつねに現在にしかないので、目的意識がジャマをしてしまう状態だと言える。
自分の時間が大事だと思い込んでないか?
自分の時間を気にしすぎてしまうと、時間の使い方に満足できなくなってしまう
現代人がますます忙しくなってるのはなんでだべ?問題を考えよう!「処方箋編」ーーオリバー・バークマン「4,000週間」 | パレオな男
処方箋1.苦痛を「人生の一部」として受け入れる
失敗や辛いことを好む
不確実性を嫌うものは人生が苦痛にあふれたものになり、不確実性を好むものは死ぬまで人生を楽しめる
処方箋2.「もっと仕事をしたい」という衝動を抑える
プロジェクトを1日か2日で終わらせようと大々的に取り組もうとすると、たいていの人は焦りに負けてしまい、なにも達成できないことが多い。事実、心理学者のロバート・ボイスによる研究では、学者仲間の執筆習慣を調査したところ、執筆を日常のささやかな活動にとどめている人のほうが、実際にははるかに多くの仕事をこなしていることがわかった。
処方箋3.退屈なものにひたすら時間をかける
忍耐力を鍛える方法として、退屈なものごとにあえて時間をかけるというやり方がある。たとえば、ハーバード大学の美術史家であるジェニファー・ロバーツは、すべての新入生にエドガー・ドガの絵画を3時間かけて見つめるように指示している。たいていの場合、みんな最初の1時間ほどは耐え難い苦痛を訴えるが、やがてドガの繊細なタッチや構図のおもしろさがわかりはじめ、さっと絵画を見ただけでは味わえない興味と時間の流れを味わえるようになる。
時間を効率的に使おうとする気持ちがあると、とてもこんなことできなそうだ
時間を効率的に使おうとする気持ちを捨てるために、時間を捨ててかかる練習をする感じだろうか?
ぼーっと生きてて良い
処方箋4.「無目的」な活動や趣味を始める
ちゃんと「休む」ためには、まずは「休息はすばらしいものだ」という考え方をやめる必用がある。多くの人は、一週間の休暇の始まりにビーチで横になっても、「すぐにリラックスできなければ!」という気持ちが大きく、せっかくの休憩を「なんらかの価値を達成すべき場」としてあつかってしまう。
結局は時間の無駄だと思いがちなゲームにハマることは、実は無目的な趣味として良いのかもしれない
という自己肯定の気持ちが湧いた
でも常に勉強、読書、仕事、運動で時間を有効に使おうと意識が高くなることが現代人の病に繋がっていそうだから、無目的な娯楽にハマることもいいのか?
本の僕らはそれに抵抗できないを思い出すと、それはそれで依存症ビジネスにハメられている気がしてしまう
ジレンマ
処方箋5.量を固定する
クローズドリストには「既存のタスクが完了するまで、新しいタスクを追加してはいけない」というルールがある。この作業により、自分の限られた能力を把握し、それをどのように使うかを意識的に選択することができる。
まさに有限化
やることは無限にある
「時間ができたら後で読もう・見よう」コンテンツが無限に溜まってきている問題
一度で全部覚えようとするのはメモリの無駄遣い
やる気が出ない人の65%はタスクを1つに絞れていない
WIP数制限のタスク術
日本語化されたら買って読もう