ふりかえり
別名:レトロスペクティブ
さまざまな方法でふりかえることがトレンドになっている。そのため習熟度が必要の無い方法でふりかえりをすることになる。
メリットは新しいことを試すので楽しく関われる。
デメリットは、何も学んでいなくてもごまかせてしまう。
同じ方法を続けていると何も学んでいないことが明らかになってしまう。
習熟度とともに効果の上がるふりかえりは
感情系ワーク
スクラムのレトロスペクティブの感情系ワークには注意している。スキル不足の時にやると逃避になりやすく、楽しいのでスキル不足を肯定しかねない。やばい
基本的にはスキルやケイパビリティの獲得をしまくる。仕事が余裕で回るときに感情系ワークをやると、まったく違う結果になる。すごい
失敗したふりかえりや、Impediment Listの状態
https://gyazo.com/803937d65d417583d843eb9315678348
https://gyazo.com/62989ed2e82999de6140c6cbac334600
ONY-YOWのふりかえり
https://gyazo.com/9351d2d9283ca59644c7de139b7ef170
チームがどこにいるか
https://gyazo.com/972d77e3023650e9887d8fbedab75be1
印象
ふりかえりやレトロスペクティブは、その言葉の持つ印象によってやることがイメージしやすい反面、本来のフィードバックとフィードフォワードが軽視されやすい。釣りをしようとしてるのに、餌だけ撒いているようなもの。
ふりかえりの定義をwebで調べたら、ほとんどが「事実と手順」という教授主義の表現系になってる。学校教育的解説。ふりかえりなのに教授主義というのが興味深い。これで効果的にふりかえれるのかな?
いくらふりかえりの順序が分かったとしても、ふりかえりが効果的に行われたのかを判断できなければ、わからない。そのふりかえりの成否を分けるのがTWIの急所である。ふりかえりにおいてそれは、信念の根拠の評価になる。
振り返りとは英語でリフレクション(reflection)と呼ばれており、自らの言動や傾向を客観的に捉えて、次に向けた改善点の洗い出しを行い、その改善点を実行することを示しています。
「振り返り」とは、「自分のありかたや事実をかえりみて、改善点を見出すこと」を意味します。
振り返り(リフレクション)とは、自分の行動や言動、内面の傾向を振り返り、改善点を見つけ出すことです。
振り返りとは、「内省」とも言い換えられる言葉です。内省とは、これまでの自身の行いを思い返し、自分の内面を見つめ直すことで、思考や気持ちを整理すること。
振り返りは、過去の自身の行動や判断を客観的に見直し、改善点や反省点を見つけることで、今後の動きをより良くするためのものです。
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この反省会では、丸一日かけて制作のあらゆる面を掘り下げた。それまでのやり方を根本からくつがえすようなひらめきや、目からウロコが落ちる瞬間はなかったが、その代わりに、今でも一番よく覚えているのが、その会を包んでいた生き生きとした空気だ。誰もが前向きに自らのやり方を見直し、長年持ち続けてきた考え方を進んで問い、ミスから学ぼうとしていた。守りに入っている人は一人もいなかった。誰もが作品だけでなく、作品を生み出した組織文化に対する自らの関与を誇りに思っていた。そして今後、映画ごとにこのような分析を行うべきだということになった。
その後の反省会で同じレベルの洞察が得られると期待したのは浅はかだった。深く有意義だったときもあれば、まったく時間の無駄だったときもある。参加しても思っていることをはっきり言わない人もいた。テントを移動すれば済むことだ、わざわざ眠っているクマを起こすことはない。人間とはそういうものだとわかってはいた。実際のところ、ほとんどの人にとって反省会は苦い薬を飲まされるのに少し似ている。必要なのはわかっているが、けっして楽しくはない。そこがまた不思議だった。
すばらしく有意義な反省会がある一方で、まったくだめな反省会がある理由はなんだろうか。
一般的に、人は自己分析に抵抗がある。企業も苦手だ。内省するものの、たいていは「成功した、だからこのやり方は正しいに違いない」、「失敗した、だからそのやり方はまちがっていた」の二つに帰着する。
反省会をやる理由は五つあると思う。最初の二つはよく理解されているが、残りの三つはそうでもない。
学んだ教訓を集約する:一番多くを学ぶのは実際のプロジェクトの中であるのはたしかだが、学んだことは一般的に筋道だっていない。個人がそれぞれにすばらしい洞察を得たとしても、それを人に教える時間はなかったかもしれない。プロセスに欠陥があったのに、そのスケジュールでは修正する時間がなかったかもしれない。事後にじっくり振り返ることは、学んださまざまなことを、忘れてしまう前に集約する一つの方法だ。反省会は、プロジェクトの最中には不可能だった分析を行う貴重な機会だ。
水平展開する:制作に関わった人が全員、同じ教訓を理解している場合でも、反省会は、プロジェクトに参加しなかったスタッフに正負の教訓を伝える最適な方法だ。自分がやっている仕事は人にはよくわからない──苦労して得た経験則だ。そしてまた、本当に意味のないことをやっていることもある。反省会は、ある人がどのような理屈でその決断に至ったかをほかのスタッフが理解したり、検証したりする場になる。
わだかまりを残さない:うまくいかないことの多くは、誤解やミスが原因だ。それが恨みにつながり、放っておくと何年も消えずに残る場合がある。そうした誤解やミスに対する不満を、相手への敬意を失することなく表現する場を与えれば、すっきりして先に進めるようになる。スタッフがプロジェクト終了後もずっと長い間心の傷を引きずるケースをたくさん見てきたが、そうした感情を反省会で表すことができていたら、もっと楽に気持ちの整理をつけられたと思う。
反省会の「予定」が反省を促す:私は人を考えさせるような指針がいい指針だと思っている。反省会だけでなく、ブレイントラスト会議やデイリーズなども、人に考え、評価するきっかけを与えるのが大きな狙いだ。反省会の準備に費やす時間は、反省会そのものと同じくらい価値がある。言い換えれば、反省会が予定されることで自省を強いられる。反省会がオープンに問題と格闘する場だとすると、プレ反省会は、格闘を成功させる舞台づくりをする期間だ。反省会を行う価値の九割方は、それに至るまでの準備にかかっていると言っても過言できない。
次につなげる:反省会では、次のプロジェクトで取り組むべき課題が提起されることがある。よい反省会は、スタッフに次の仕事で問うべき適切な質問を与える。正しい答えが見つかることを期待すべきではないが、スタッフが適切な質問を組み立てることができたら、一歩先を行くことができる。
反省会を活かすテクニック
第一に、やり方を変えながら実施すること。本質的に、得られた教訓に関して行うのが反省会であるため、同じ形式を繰り返していると同じ教訓しか出てこなくなり、結果として役に立たない会になる恐れがある。一回の反省会でうまくいったとしても、次の回で同じ形式を使うと、出席者が先回りをしてしまう。
第二に、どれほど促しても、出席者はあからさまな批評をしたがらない、ということを忘れてはならない。その壁を取り除くために私がとった方法は、出席者に二つのリストをつくらせることだった。一つは、次回もやろうと思っていることトップ5、もう一つは、二度とやらないと思っていることトップ5だ。否定的なことを肯定的なことが相殺するため率直な意見を言いやすい。進行役にそのバランスをとるように頼んでもいい。
第三に、データを活用すること。創造する組織の活動は、測定や分析がしにくいと思われがちだが、そんなことはない。社内の作業や成果物の多くは定量化できる。ピクサーでも、特定のことが起こる割合や、やり直しの頻度、推定所要時間に対する実際の所要時間、一つの部門から別の部門に作品のパーツを引き渡すときに各パーツが完成されているかどうかといったことを実際に追跡している。データには価値判断がなく事実しかない。中立なところがいい。そのため、経験された事例と違って、データによって提起された問題はあまり感情的にならずに議論することができる。
「測定できないものは管理できない」。ビジネスや教育の現場でよくそう言われ、信じられている。とんでもない。どれだけのものが見えずに隠れているか、それに気づいていない人にしか言えない言葉だ。人が管理するものの大部分は、測定できない。そこに気づかないと予期せぬ結果を招く。データが物事の全容を表すと信じている人は、現れていないものを見過ごす。私が勧めるアプローチは、測定できるものは測定し、その結果を評価し、大半のことは測定できないと理解する。そうしてたまに一歩引いたところから自分のやり方を見直すことだ。
出典
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明確化が学習にとって非常に役立つ理由の1つは、それが振り返りとメタ認知、すなわち自らの学習過程や知識について考えることを可能にするからである(Wiinw & Azevedo, 第1巻第4章。
学習科学に基づく多くの教室は、振り返りを促すようにデザインされており、それらの多くは、生徒に自分の思考過程を明確化しやすくする道具をあたえることによって、振り返りを促進している。このように、生徒がいったん自分自身の理解過程を明確化すると、学習環境が、何を明確化したのかを振り返るように支援するのである。
出典
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ふりかえりはそれぞれの方法によって結果が大きく異なる。文脈依存性が異なるからだ。
文章
なぜ、ぽんぽんと文章がでてくるものと、そうでないものがあるのか
ふりかえりのしかた
個人のふりかえり
過去の話ばかりする
それ、今も賞味期限有効なの?
自分の話
あなた面白いの?