トライヨラ連王国
エオルゼアの遥か西方、蒼茫洋(Indigo Deep)を超えた先に位置する大陸。多民族国家であるトライヨラ連王国が領有する。その大地は王都を中心に南北への広がりがかなり大きく、そのため文化的にも南と北ではかなりの違いがある。トライヨラ連王国北部を「サカ・トラル」、南部を「ヨカ・トラル」と呼称する。
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第六星暦1498年、リムサ・ロミンサ出身のゼーヴォルフ族の冒険家「ケテンラム」が西方海域を突破し発見した。当時、新大陸において、もっとも強大にして広大な版図を誇るのが、マムージャ族による巨大国家「マムージャ蕃国」であった。そもそも「マムージャ族」とは、姿形の異なる複数の種族によって構成される連合体であるため「マムージャ潘国」も単一種族による国家ではない。
茶褐色の鱗と長い鶏冠が特徴的な「フビゴ族」、青味がかった鱗と大きな目を持つ「ブネワ族」、まだらの鱗を持つ「ドプロ族」の三部族を双頭の「連王」と呼ばれる王が強力な権力によって束ねている。
双頭のマムージャは生来頑強な肉体と高い魔力を持つため「祝福の兄弟」と呼ばれるらしいが、そもそもは森の民シュバラール族との戦いが続く中で、フビゴの族長が部族間の連携を強化しようと、ブネワの族長に互いの子らを婚姻させる政略結婚を申し出たという。当時、異部族同士では子は成さないという言い伝えがありそう信じられていたが、子供が生まれてしまったことが始まりだという。
トラル大陸はマムージャ潘国に始まり、多種多様な部族が住まうことから古くより領土争いが絶えなかったが、80年前にマムージャ潘国の王グルージャジャとその仲間たちによって平和的に平定されたことで、多部族国家「トライヨラ連王国」が誕生した。大陸発見後、グルージャジャに気に入られ数カ月滞在していた冒険家「ケテンラム」もこのグルージャジャの一行に参加していたようだ。その後ケテンラムは一度リムサロミンサに戻っているが、その際にポポトやオーガパンプキン、ルビートマトなどトラル大陸原産の野菜を持ち帰り普及させた。さらにトラル大陸には「千年の昔から囁かれる伝説の地、黄金郷がある」と報告しエオルゼアを驚嘆させた。
また現リムサ・ロミンサ提督のメルウィヴ・ブルーフィスウィンは海賊シルバーサンド一家時代にトラル大陸へと至る安全航路を発見したと報告しており、そのことが『新大陸見聞録』 に記されている。
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自然豊かな亜熱帯の密林と高い標高を誇る山岳地帯から成るヨカ・トラルに対し、サカ・トラルは主に荒野が大部分を占める。サカ・トラルは大きくシャーロニー荒野とヤースラニ荒野の二つから構成されていたが、現在ヤースラニ荒野のあった場所は突如現れたアレクサンドリア王国の都ソリューション・ナインと雷気に満ちたヘリテージファウンドと呼ばれる地域に変異している。
南部地域:ヨカ・トラル
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南北に長いトラル大陸の南部地域。トライヨラ王都,オルコ・パチャ,コザマル・カ、ヤクテル樹海の4つの地域からなる。
自然豊かな亜熱帯気候の密林地域と標高が高く樹木の少ない山岳地域に分けられる。
小柄な民であるペルペル族と大柄な民であるヨカフイ族という大きく異なる2つの部族が暮らす山岳地帯。トラル大陸最高峰とされる霊峰ウォーコー・ゾーモーが聳えたち、訪れる者を等しく見下ろしている。
トライヨラの南に広がる密林地帯。西方の山脈を水源とする大小様々な河川が流れ、見る者を圧倒する大瀑布を創り出している。ゴブリン族やバヌバヌ族によく似た部族が集落を築いており、それぞれ独自の文化を育みながら暮らしている。
トライヨラから南東の山脈を気球で超えると辿り着く深い森。
狩猟の対象になる獣の多い高地にはロスガル族が、樹冠に阻まれ太陽光の届かない低地にはマムージャ族が集落を構える。また、陥没穴に水が溜まってできた天然の井戸、セケーテが数多く存在する。
北部地域:サカ・トラル
南北に長いトラル大陸の北部地域。シャーロニー荒野,ヤースラニー荒野からなりその大部分を荒野が占める。現在、ヤースラニー荒野と呼ばれた場所には突如現れたソリューション・ナインと雷気に満ちたヘリテージファウンドと呼ばれるエリアとなっている。
トラル大陸の中央部に広がる乾燥地帯。降雨量が少なく荒涼とした土地が続いているが、湖の周辺には草木が茂り、対照的な光景が隣接している。近年になって青燐泉が発見されたことで、鉄道の敷設が始まるなど、伝統的な暮らしの中に新たな風が吹き始めている。
ヘリテージファウンド
リビング・メモリー