シャーロニー荒野
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トラル大陸北部はサカ・トラルと呼ばれる。王都トライヨラと大橋で直接繋がるサカ・トラル南部はシャーローニ荒野と呼ばれ、降雨量が少なくその大部分がサボテンと岩山しかないような未開発の荒涼とした乾燥した大地が広がっているが、北東部にある湖の周辺には草木が茂り荒野とは対象的な風景が存在している。
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1000年前に南部ヨカ・トラルを席巻した巨人族ヨカフイ族はいつか攻めてくるであろう外敵の先制駆除を目的にトライヨラの北側に見える大橋を100年かけて造り、サカ・トラルへと侵攻した。だが初めて触れるサカ・トラル特有の病原菌に対し抵抗力を持たなかったヨカフイの兵は原因不明の風土病に次々倒れ、侵攻に携わった者の9割に達するほどの損害を出しただけであえなく撤退した。その後、入植者により鉄道が敷かれるなど開発が続いているが、発展は遅々として進まなかった。しかし近年になり青燐水の油田が見つかり状況は変わりつつある。