「光る君へ」第29回「母として」
公式サイトの第29回まとめ:
何かを捧げ持って廊下を行く女房たち
お酒か
「正月、宮中では、天皇に屠蘇などの薬を献じて、一年の無病息災を祈る儀式が、行われていた」
黒い盃でお屠蘇に口をつける帝
行成もいる
盃を置いて帝が去ると、もう一人の蔵人頭?(緑の袍なので)に案内されて宣孝が
このタイミングで「長保三(1001)年」が出た
ということで長保3/1001年
白い大きな盃に残りのお屠蘇を注がれて飲み干す
「宣孝は、天皇が飲み切れなかった薬を飲み干す、名誉な役割を担っていた」
記録があるのかーと思ったらそうではないらしい
賢子ちゃん、鞠を手にして「お~~~!」と喝采を受ける
ごきげん
左にあささん、正面にまひろ、まひろの右にいとさん
庭から福丸、乙丸、きぬさんも見ている
お姫様ですねえ!
まひろに向かってぽてっと落としたら転がっていって「わ~! 上手~!」
「いいわね、皆に褒められて。おいで」
「おいで」が妙に早かったな
ちょっともじもじしてから歩いてきて膝に
「惟規様はお歩きになるのさえ遅かったのに、姫様はお早いこと」
惟規このことを引き合いに出して、大器晩成型なんだよ~って言ってそう
鞠をなんかえーいと掲げてる賢子ちゃんかわいい
「父上がお帰りになったら、今日は、たくさん遊んだこと、お知らせしましょうね」「帰ったぞ~!」
タイミング合いすぎ!
「お帰りなさいませ」と迎えて、下男下女はそれぞれ仕事に戻っていく
宣孝は縁?に座る
「賢子~。父は今日帝の御前で大層な役目を勤めたのだぞ~」と言いながら賢子を抱っこ
賢子、自分から宣孝に寄っていったというより、まひろが立たせた流れで行った感じかな
「清涼殿のきらびやかなありさま、まひろにも見せてやりたかったのう」
「帝のご様子は…」心配してるまひろ
「流石にお姿は拝せなかったが、近頃はお顔色も悪く、覇気がないと専らの噂だ」「そうでございましたか…」
まあそんなことがなくてもそういう噂は立ちそうだけど
頭かきかきしてる賢子ちゃん
「ああ、帝にお目通りはできなかったが、左大臣様にお会いしたぞ。ご息災であった」
いい人だなー宣孝さん
「…ようございました」まあ宣孝にそれを教えてもらうのも複雑である
「ああ…賢子がさっき、あそこからここまで球を転がしましたのよ」
「おお~! おまえはおなごなのに、ん?(と自分の方を向かせて)威勢が良いのう、ハハハハハ」
ぶるぶるばー
賢子ちゃんキャッキャッ
ぶるぶるうー
突き出した唇をチョキの指で挟む
「今の新しいですわね!」まさかのまひろが食いつく
これ将来「ぶるぶるうーは父上が発明したのよ」っていう思い出話になるやつ…?
「えっ?」「もう一度お見せくださいませ」
ちょっと戸惑いつつもう一度
「もう一度」また!
居並ぶ公卿
「正月の除目の前に、各国の国司の働きを評定する、受領功過定が行われた」
奇しくも「考課」と同じ「こうか」
功績と過失かな
顕光さん「次に、越前守、藤原為時であるが、任期中、滞りなく税を納め、帳簿の記載にも、誤りや、不審の点は、一切ないようである」
惟仲さん「さりながら、宋人を帰国させるという役目を、果たせておりませぬぞ」それは確かに
斉信「宋の言葉にも長じておるということで、越前の国司になったのに。怠慢ではありませぬか」冤罪未遂事件は解決したじゃないですか!
実資「為時殿は、真面目なお方。怠慢は言い過ぎである!」おお実資にそう言ってもらえると心強い
為時の娘との縁談が来たときは「鼻くそのような女との縁談ありき」とか言ってたけども
公任「そうでありますが。赴任して、四年でありますゆえ…」まあ「進展なしじゃなあ」と言われれば確かに
俊賢さん、紙の左上に「過」と書いた
かなしい
「提出された定文(さだめぶみ)を見る道長」
過 宋人事有難…
藤原朝臣為時
請調庸惣返抄…
為時から提出したものの最初に「功」or「過」とその理由を書き込むのかな?
「請」って為時側から書いたものっぽい
「こたびは任官はならなかったかぁ…」やっぱ厚遇してあげたいんだ
「王戎、簡要。裴楷、清通。孔明、臥龍」
まひろをよそに、お馬さんを持って振りながらにこにこと歩き回っている賢子
まひろ不満そうだ
不満がるんじゃありません
「賢子。賢子」相手にしてもらえないようだ
邸の外にいとさんと福丸
「殿様が越前からお戻りになっても、あんたとわたしは今のままよ。時々ここに来んのよ」「いや~…」
「殿様にはちゃんと会わせるから、堂々と来なさいよ~!」「いや~…」
そこへ市女笠の女「まっ! ききょう様!」
ちょっと覗き込んでからびっくり
喪服だ
お供が一人
「ただいま、お方様を…どうぞこちらへ」「お方様ー!」
福丸「だれ?」
縁で二人
「どうしておられるかと思っておりました」「脩子様や媄子様のお世話をして過ごしておりました」
媄子の名前が出たのは初めてかな?
「そして…」「これを書いておりました」紙の束「まあ…」
「お美しく聡明で、きらきらと輝いておられた皇后様と、この世のものとも思えぬほど華やかであった後宮のご様子が、後の世まで語り継がれるよう。わたしが書き残しておこうと思いましたの」
まひろ、夢中で読んでる
2枚目
紙から目を上げもしないじゃん
「まひろ様に、四季折々のことを書いて皇后様をお慰めしたらと勧められて書き始めた草子ですので、こたびもまず、まひろ様にお読みいただきたいと思いましたの」
「勧められて」辺りでちょっとききょうを見たけどすぐ戻った
3枚目
「生き生きと弾むようなお書きぶりですわぁ…」
「ただ…」「わたしは、皇后様の影の部分も知りたいと思います」
「人には光もあれば、影もあります。人とはそういう生き物なのです」「それが、複雑であればあるほど。魅力があるのです」
相変わらず空気が読めないなあ!!!
喪服姿のききょうが! 定子を喪ってまだ長く経たないききょうが! 心の整理をつけるために書いてるものに! 頼まれてもいないのに駄目出しをするんじゃない!
最近亡くなった人の思い出を読んで言うことが「不幸要素も読みたいな!」なんて無神経すぎるわい
「そういう皇后様のお人となりをお書きに…」「皇后様に影などはございません。」
固まるまひろ
まひろが悪いよ
「あったとしても。書く気はございません」「華やかなお姿だけを。人々の心に残したいのです」
「…そうでございましたか…これは…ご無礼致しました」
よく考えたらききょうの文章は褒めてるけど定子は褒めてなかったじゃん
ききょうは「定子さまは素敵な方だったんですね」って思ってほしいんだろうに
「皇后様のお命を奪った左大臣にも、一矢報いてやろうという思いでございます」
これを言い出すのはまるで意趣返しみたいだけど、知ってるはずはないんだから偶然か
「左大臣様が、お命を奪ったとは…」
「左大臣は、競い合っておられた皇后様のご兄弟を遠くへ追いやり、皇后様が出家なさったのを口実に、帝から引き離し、己の幼い娘を入内させ中宮の座に就けました」時々声が震えてる
詮子と帝のせいだけどなー
彰子の入内と立后についてはそう言われても仕方ないけど
「帝にさえ有無を言わせぬ強引なやり口と嫌がらせに、皇后様はお心もお体も、弱ってしまわれたのです」
帝も強情だったけどなあ!
なお史実としては、かなり直接的に道長のせいらしい
そういえば定子、3人目の出産の時、助産師たちの姿が見えなかった。清少納言だけ。たしか史実の道長はいやがらせで定子出産で助産師を減らしている。まひろの出産時、女性たちが心から無事を願って、囲んでるのと対照的。これは伊周も、今後は清少納言も道長を恨むわ… #光る君へ 「我が夫は、左大臣様に取り立てていただいて感謝しておりましたけれど…」
夫の話にできてよかったというか
「まひろ様も騙されてはなりませんよ」「左大臣は。恐ろしき人にございます」
ききょうの恨み憎しみがつらいなあー
夜、柱を背に座り込んでいるまひろ
ぬっと現れる宣孝「いかがいたした?」
見てから宣孝だと気がついたらしい「ああいえ」「遅くまで、ご苦労様でございました」
「為時殿は越前守を再度求めておったが、こたびの除目でそれは叶わなかった」失職かあ…
室内か
まひろは宣孝が私服に着替えるのを手伝ってるのかな
「宋人を帰国させられなかった、ゆえでございますか?」頭いいので察しがつく
「理由はよくわからぬが、そうやもしれぬ」
「宋人は我々とは違う考えを持っております。表の顔と裏の顔があり、扱いは難しゅうございました」
表の顔と裏の顔は平安貴族にもかなり…
「父も精一杯やっておりましたけれど…」
「案ずることはない。次の官職が決まるまで為時殿はわしが面倒を見るゆえ、好きな学問をしながら、のんびりと越前の疲れを癒やしていただこう」
のん~びりと
「申し訳ないことでございます」「わしにとっても義父上であるゆえ。ハッハッハッハ!」
友達に向かって「義父上♪」なんて宣孝にしてみれば冗談だろうけど
「頼もしい婿様にございます」「昔のように貧しくなれば、従者や下女に暇を出さねばならないところでした」
まひろにとってみれば冗談抜きで、宣孝が夫になってくれてて助かったんだよなあ
「そのようにしおらしい顔をするな。強気でおれ! 強気でえ」つよきでおれ
「わしはおまえに惚れ切っておるゆえ。どこにも行かぬ」フラグじゃないか!
まひろも笑って「そうでございました」
そこへ笑顔でよちよちやってくる賢子
「なぁんだ! まだ起きておったのか?」
追いかけてくるあささん「申し訳ございませぬ、お目が覚めてしまわれて」
ここまで来ると賢子を追うのは諦めて、入り口辺りに控えて頭下げないといけないのね
賢子ちゃん、父上や母上のところに来たら当然のように後ろ向いて、膝に乗っかる体勢になるのかわいい
「ああ、よいよいよいよい。おう、賢子、父と月を見よう、なっ」「よし、おいで。おいでおいでおいでおいで」
手を引いて外へ「よしここに座ろう」
賢子ちゃんはおひざ
「あ~。月がきれいじゃのう」まひろも横に座って「まあ…」
月といえば道長と「離れていても同じ月を見ている」演出をやるやつだったのが、宣孝と賢子と三人で見た思い出が追加された
「この明るさでは、賢子も目が覚めてしまうわなあ」
宣孝を、ちょっと賢子を、また宣孝をみつめるまひろ
宣孝がこっちを見たので微笑んでみせて、でもその後また真剣な顔に
宣孝は本当に自然に「賢子の父」をやってるよね
可愛がってた親戚の子の子供なんて普通に可愛いかもしれないけど
「翌朝、国司を務める山城国府に出かけた宣孝は、それきり、戻ってこなかった」
ほら「どこにも行かぬ」とか言うからあ!
文机に向かっているまひろ
いとさんが来た
「お方様。」「ん?」「殿の北の方様のご使者が…」
平穏な用事が思いつきませんね
縁?に座るまひろ、左後ろにいとさん
まひろの前の地面に使者さん
門?の後ろから覗き込むようにしている乙丸、きぬさん、福丸
乙丸、隠れて覗き込んでるようにも見えるけど、柱?が細いのでそもそも隠れられそうにない
「北の方様からのお伝えにございます」「山城守、藤原宣孝は。俄かな病にて、4月25日に身まかりました」
除目は正月にあるわけだから、宣孝が最後に来てから3ヶ月ぐらいか
凍りつくまひろ
口を開けて手を首の辺りまで上げるいとさん
口まで行き着かなかったんだろうな
乙丸たちも愕然
「弔いの儀も済ませましたので、お知らせ致します」済ませちゃったの!?
親戚なんだから、なまじ妾になってなければ葬儀には参列できたんだろうか…?
「俄かな、病とは…」「北の方様は、豪放で快活であった殿様のお姿だけを、お心にお残しいただきたいと仰せでございました」「わたしどもも、ご最期のご様子は存じませぬ」
呆然
文机の前に戻ってきてへたり込む
乙丸が薪か何かをまとめて?いるところに話しかけるきぬさん
「お父上は無官、殿様も亡くなってしまわれてこの家はどうなるの?」「えー…?」
「飢えるのは嫌だから…わたし、越前に帰って、また海に潜ろうかな」手に職のある人は強い
「えっ?」「あんたも来る?」「えーっ!?」勢い余って枝折っちゃった
「あたしが養ったげっから!」ってことよね
頼もしい!
道長にも知らせが「弔いの儀は、既に済まされたとのことでございます」「うん」
手元の紙がその報告かな
恒方さんが下がる
副音声「一人、一点をみつめる道長」
副音声「虚ろなまなざしで、縁に座っているまひろ」
夕方かな
副音声「にこにこよちよち、賢子がやってくる」
「賢子…何?」「ちちゅうえは?」
喋らないと思ったら、ドラマ内での第一声をこれにするためか!
賢子を抱き寄せて、声を立てずに泣くまひろ
と思ったけど声を抑えられなくなってきた
まひろの家にやってくる…おっ百舌彦だ(他にもう一人)
と、「お世話になりました!」「お待ちなさい!」
荷物を抱えて飛び出してきたあささん
そのままダッシュ
続くいとさん「この恩知らずー!」続くまひろ「もうよいから…」
つい連れの後ろに隠れる百舌彦
癖かな?
連れの人が困惑してませんか
「お方様! 乳母なぞおらずとも、きぬとわたしで姫様をお育て致します!」き、きぬさんは、そのう
「ご安心くださいませー!」邸の中に駆け戻っていくいとさん
ちょっと俯いてから、まひろも戻ろうとする
慌てて呼び止める百舌彦「あ、あああ、ワン!」わん
「百舌彦…」
慌てすぎ!
「左大臣、藤原道長様よりの使いとして参りました」ちょっと棒読みな百舌彦
おお室内に上がっている
「為時殿にはー、長~~~~い越前でのお役目、まことにご苦労に存する、との仰せにございます」
頭を下げる為時
「また、このたびは、宣孝殿、俄かに、身まかられたること、痛ましき限り、お慰めの言葉とて見つかりませぬ」
「身まかられたる」ちょっとたどたどしい
「さぞ、お嘆きとお察ししますがこの上は、くれぐれも、御身大切におわしますように」
棒読みに反して気持ちが籠ってる感じがする
「生前…夫は、左大臣様に過分なお引き立てを賜り、一代の名誉と常々喜んでおりました。お志に、改めて厚く御礼申し上げます」
「越前守、再任を、後押しすることができず! すまなかった! と、あるじは申しておりました」
道長の真似!
姿勢を正した、のかな?
「つきましてはー、為時殿より、左大臣家ご嫡男・田鶴君に、漢籍の御指南を頂けないかとのことでございます」
「屋敷でも、時折漢詩の会が、開かれますので、そちらでも、御指南役を、頼みたいと」
本当に開かれてる?
為時用にこれから開くようにするつもりとかじゃなく?
「まあ~~~つまり~、左大臣家、お・か・か・え・の! 御指南役ということですな!」
嬉しそうだ~百舌彦
「どうだ名誉だろう」っていうんじゃなくて、「今日はすごい話ですよ~!」っていう感じ
まひろも為時の方を見やって嬉しそう
「正式な官職ではないが、お引き受けいただければ、禄は、十分に出すと仰せにございます!」
「正式な官職ではないが」って兼家のときをすごく思い出すな…
為時、困った様子で、まひろのこともちょっと見てから
「わたしのような者の暮らしのことまで、左大臣様にご心配頂くとは、勿体なきことに、ございます」
頭を下げる為時に、まひろも
「されど…そのお役目は。辞退致したく、存じます」
為時を見るまひろ
副音声「ぎょっとする百舌彦」ぎょっとするっていうか「えぇ!?!?」っていう顔
「わたしは、左大臣様の御父君、亡き関白・藤原兼家様にも、お雇い、いただいていたことがございます」
「されど、正式な官職を得るまで、耐えきれなかった己を、恥じております」
「左大臣様のお心を無にしてしまい、誠に、申し訳ございませぬ」
「もし、叶うならば、この次の除目において、お力添えを頂きとう、存じます」
なんかユーモラスなBGMになったんですけど?
百舌彦が前にずいっと出てきた
副音声「肩を怒らす百舌彦」
副音声「賢子がちょこまかやってくる」百舌彦と二人の間を突っ切る
「これこれ、賢子」百舌彦も思わず後退り
「姫様!」「賢子」「来なさい、来なさい」と呼びかけられながら、まひろと為時の周りをぐるぐる
追いかけるいとさん
立ち上がる百舌彦
副音声「ぷりぷり飛び出す百舌彦」
外に出ると乙丸が掃除をしている「あっ、百舌彦殿!」
扇を振り上げて何か言ってやろうとしたけど、結局ぷいっと去っていく
乙丸に怒っても仕方ないしねえ
乙丸はきょとんとしている
ともかく礼はする
まひろは百舌彦を見送った上で為時のもとへ
同じBGMが続いてるけど、何だろうこのマーチみたいなの
「父上、誠にこれでよろしかったのでございますか?」
「お断りするしかなかろう。おまえの心を思えば、左大臣様の北の方様のご嫡男に、漢籍の指南をすることはできぬ」
「わたしの気持ちなぞどうでもよろしいのに」
パパびっくり
「父上に官職なく、わたしに夫なく、どうやって乙丸やいとやきぬを養い、賢子を育ててゆくのでございますか?」
なんか急にリアリストになってませんか?
「あ…それは…そうであろうが…」「明日。道長様をお訪ねになり、お申し出を受けると仰せくださいませ」
「次の除目とて当てにはなりませぬ」かなしい
「賢子にひもじい思いをさせないためにも、父上。お願い致します」
「そうで、あるな。…そうである」雅信さん化してませんか
というか、いつの間にかしれっと帰ってきてますね為時さん
宣孝は為時に面と向かって「義父上♪」って言うのを楽しみにしてたんじゃないかなあ…
藤壺、一人で庭を向いている彰子
女房もいるけど
副音声「貝覆いの貝を、一つ手に取り、不思議そうに眺める、中宮彰子」
一方、倫子は鏡をチェック「よし、これは持って参ろう」女房に渡す
「あっ。それはよい」箱?を持っていこうとした女房に
「次は…香炉じゃな」
そこへ「殿のお戻りにございます」
表情が硬いぞ、倫子
「お帰りなさいませ」「うん」
道長、見回して、置いてあった絹織物を覗き込む
「お触りにならないで」「彰子様の御在所に納める品ですゆえ。」目も合わせないじゃん
ちょっと唇を突き出してうんうんみたいな?反応してる道長、怒ってるのはわかるけど何に怒ってるかわかってない感じ?
「毎日藤壺を訪ねておるそうだな」
わざとらしく香炉を確認していて返事のない倫子様
「いつもそなたがおっては、帝も足をお運びになりにくい」まあそれはそうかもしれないけども
「気をつけよ」と言って去ろうとすると「帝のお渡りがないのはわたしのせいですの」
「気をつけよと言うただけだ」男の返答だなあ!
「帝のお渡りがあるよう、華やかに御在所を彩るべく、知恵を絞っておりますのはわたくしでございます!」
何もしないくせに! っていうね
「すまなかった」それだけで逃げるなー
彰子は貝をカコカコ合わせてみている
副音声「一人、貝覆いをする暗い顔の彰子」暗い顔なんだ
いつもあんな感じだから…
副音声「離れて見ている、倫子と赤染衛門」
頷き合って、赤染衛門が先に立って彰子の方へ
「中宮様。お母上にございますよ」「…あ」
微笑んで「母も貝覆いを致しましょう」
「難しくて、できませぬ」
これを言えるってことは、彰子から倫子への信頼はありそう
「どれどれ」横に座る倫子
やっぱり、彰子の前では苛立つ様子を見せないのね
副音声「ぼんやり縁に立つ清涼殿の帝」
宣孝が死んだのが4月の末だから、定子が死んでからはもう結構経ってるだろうけど
まあまだ立ち直るには早い
カナカナカナカナ
詮子も体調が悪いようだ
道長が背中をさすっている
「ありがとう。もういいわ」本当にしんどそうだ
「横になられませ」
「話があるの」「それはまた明日でも」
「敦康親王を、人質にしなさい」
道長を斜めに見上げる「定子の忘れ形見、敦康親王を、彰子に養育させるのよ」
「人質として…でございますか」生贄とか人質とかさあ
「昔父上が、懐仁を東三条殿に人質に取ると仰せになったの」「こたびもそれね」
「父上と同じことはしたくありませぬ」
「おまえはもう父上を超えているのよッ…」また痛みが来た?
父上を超えている、ねえ
父上より非道なことをもう既にしてきているとか…?
帝、なんかやけっぱちな微笑?「定子はどう思うであろうな…」
「敦康親王様がお健やかであれば、亡き皇后・定子様のご鎮魂にもなります」
自分で言いに来たんだ
これは行成任せにはしなかったか
間があって「わかった。敦康を中宮彰子に託そう」
「はっ。これからは、好きなときに親王様に、お会いになれます」彰子のところに来いって意味じゃん
「間もなく、敦康親王が、道長の後見を受け、中宮彰子と、藤壺で暮らし始めた」
乳母?に抱っこされてやってくる敦康
奥の上座?へ
右手に畳に座った彰子、頭を下げている
左手の道長、倫子も
彰子、身を起こして、敦康の方を見て両手を広げる
敦康、とてとて歩いてきて彰子の膝に
賢子と同じような髪形をしてるけど、女の子の髪形じゃないんだ
副音声「彰子の頬が緩む」彰子が!
彰子を見上げて笑顔の敦康
Twitterに「藤壺と光る君だ!」という声がいっぱいあってなるほど
母を早くに亡くした皇子と、父帝の若い妻がお近づきになるんだものね
伊周が男の子に舞の練習をさせている
伊周自ら扇子で拍子を取って
横にいるのは伊周の妻らしい
ということは妻選びの会にいたはずね
「ターーーーー、トーーーーーリオ、ローオー」
「松!」突然怒鳴る伊周
まぁつぅ!
「これは何のための稽古だ」
妻がちょっと怯えた感じで目を向ける
「お家を再興するためです」「そうだ」「我が家は藤原の筆頭に立つべき家なのだ」「そのつもりでもう一度やってみろ」
固まっちゃってる松くん
なんかもうまっしぐらにグレてほしい
扇子をバシンと叩きつけて「やってみろ!」
「殿」妻が見かねて「もう、ご勘弁くださいませ」
字幕によると「源幾子」
「幾子」はドラマ上の名前かな
ちょっと間があって、顎をしゃくって「行け」と示した
下がる妻子
副音声「怒りを堪える伊周」
怒りを堪える、なんて言われると伊周に正当性がありそうに聞こえるな
「兄上の気持ちもわかるが、左大臣の権勢はもはや揺るがぬぞ?」どこからともなく出現する隆家
さっきからずっとその柱に寄りかかってたみたいな雰囲気だけど、7秒ぐらい前にはいなかったじゃないの
従者も連れて
「揺るがせてみせる」
隆家、中に入ってきた「内裏の官職を得るまでは、とりあえずひっそりしている方が利口だと思うがなあ」
「何故こんなことになったのだ。おまえが院に矢を放ったからであろう」
「そこに戻る?」参ったな~みたいな笑いにも見えるけど、単にへらへらしてるようにも見える
「おまえに説教される謂れはないということだ」ごもっとも
「清少納言が来ているぞ。兄上に頼みがあるそうだ」しれっと話を変える
まあききょうが待ってるしね
「通せ」「はっ」このために従者さんがいたのか
枕草子を持って入ってくるききょう
副音声でも「紙の束を入れた盆」って言ってたから盆でいいんだな
「定子様が世話になったのに、何もしてやれずすまぬと思っておった」ホントに?
人のこと考える余裕あった?
隆家が呆れたような飽きたような顔をしている
「とんでもないことにございます」「里に帰って」かたん「これを書いておりました」
「あの楽しく華やかであった皇后様の御在所の様子を書き連ねたものにございます」
「皇后様のすばらしさが、皆の心の内に末永く留まるように。これを、宮中にお披露目いただきたく存じます」
「これは新しきものか?」「さようにございます。お目通しくださいませ」
手に取って「早速読んでみよう」
「我らも日陰の身であるからの~」正論で水を差す隆家
隆家を睨んでから(というか隆家に向かって目を剥いてから?)ききょうに微笑む伊周「わたしが、何とか致そう」
うさんくさいな~伊周の微笑み
そして伊周の手腕も特に信用できないな
「そして、10月9日」「女院詮子の40歳を祝う、四十の賀が、道長の主催により、華やかに行われた」
まだやっと40歳だったのか詮子様
順に頭を下げる公卿たち
そういえばみんな服が黒いな
明子と巌君も
道長と田鶴と倫子も
乳母に抱っこされてる敦康くんも
詮子の右後ろに彰子もいて、この二人も頭を下げる
帝が来たのであった
帝から見ると、右の真横に詮子、右斜め前のちょっと奥に彰子、左斜め前に敦康と乳母
ここまでは同じ御簾の中
座に就いてから、詮子に向き直る
「めでたく、四十の賀を執り行えたこと、うれしく思います。この上は、更に天運に恵まれ、つつがなく過ごされるよう、望んでやみませぬ」
「もったいなきお言葉を賜り、恐れ入り奉ります。これに過ぎたる誉れはござりませぬ。あつく、御礼申し上げます」
表面上穏やかで二人とも大人~って感じだけど、帝の反抗期の後なのでドキドキしちゃう
一方その頃、暗闇に灯火を立てて呪詛中の伊周
何か唱えて、「道長」と書いた人形を刃物で
これちかのかんがえたさいきょうのじゅそ
細かい手順は消しとこ!
伊周の中の人トークショーで語られたという、呪詛を一字一句正確に口にすると本物になってしまうから台詞ではあえて一部変えているエピソードがガチでこわいんですけど……。 #光る君へ そういえば呪詛部分は字幕出ないんですよね、今回の大河。
これが呪術的セキュリティというやつかと思ってたんだけど、発声してる部分から変えてるとなると二重のファイアーウォールってことでNHKの陰陽寮がかなりガチってことか……
真面目な話だったことが発覚
道長のカット
同じ人形が4個ぐらい入ってる箱にその人形を投入
先住の人形くんのうち1個は真っ二つ
斉信「今日の童舞は、道長の北の方の長男、田鶴君と、高松殿の長男、巌君が舞うそうだ」
青い服で山吹を冠に挿した子と、赤い服で桜を冠に挿した子
公任、斉信、俊賢で話している
公任「道長らしくないな」俊賢「帝のご所望だと、妹、明子が申しておりました」
斉信を挟んで左右の二人が明子の方?を振り向くの、左右対称になって何だかおもろい
公任「それにしても。妻を二人同席させるのはないなぁ」
帝、「おまえも妻を二人対等に扱ってみろ」って言ってる…?
そこへ行成「始まりますぞ」
舞台に上がってくる赤い服の子
こっちが田鶴か
見守る両親
帝から見て左側、視聴者から見て右側
なお明子は帝を挟んで反対側
帝も御簾を上げて見てる
「見事なものだな」道長が声をかけるも、反応はしたが返事はしない倫子
まだ怒ってる?
ハラハラしながら我が子を見守る母のまなざし
青い服の巌君にぬるっとバトンタッチ
微笑みを浮かべて見ている明子
道長たちも映った
明子の笑みは得意げかつ満足げなものに見えるんだよなあ、大抵
感涙の俊賢さん
帝、どうしたのかと思ったら詮子と顔を見合わせた
引き込まれてたのか
実資「見事なものであったな」道綱「流石道長の子だね」
このときまだ巌君は舞台にいるようだし、音楽も続いているけど、もう締めの部分に入って舞台を降りるだけとかだろうか
道綱がいい叔父さんだ
嬉しそうで、ちょっと得意そう
明子が倫子の方を見て一礼
副音声「余裕の笑顔で礼を返す倫子」
こわいわー
「頭。こちらへ参れ」
副音声「扇で口元を隠し、耳打ちをする帝」
頭は映らなかった
舞台の道長側に、緑の袍の人が二人
見るからに地下だ
公卿たちは明子側
顕光さんが数歩前へ「お上より。ただいま仰せがございました」「巌君の舞の師に。従五位下の位を授ける」
流石に明子もびっくり
立ち上がる師匠「な…何たる栄誉!」
泣き出す田鶴くん
心配そうな、いたわるような?顔で「田鶴」と小声でたしなめる倫子
小首を傾げる明子様
こわいぞ
たまに泣かされるといいのかもしれない←
「女院様のめでたき場であるぞ!」叱る道長
ちょっと声を落として「泣くのはやめよ」
うーんここはどう理屈つけてくるかなと思ってたから改変は残念だな
御簾の中を向いて「せっかくの興に水を差してしまいました。お許しあれ」
首を振る詮子だが、顔が歪む
「これより、酒宴に移ります。どうぞごゆるりと」
道長の後ろで倫子が田鶴を慰めてる
胸を押さえて倒れる詮子
「母上!」「姉上!」
「お上!」飛んでいった帝を制止「わたしに触れてはなりませぬ」
帝が固まったところに道長も飛んできて、道長は背中をさすってるのが切ない
「病に倒れた者に触れ、穢れともなれば、政は滞りましょう」帝を見上げる道長
「されど!」「あなた様は、帝でございますぞ!」
帝愕然
彰子は怯えてる?
もう一度手を出しかけて、でも触れられない帝
病床の詮子
道長が付き添っている
薬師「お薬湯にございます」「薬は…要らぬ」
薬師さんが困るじゃないですか
薬師と顔を見合わせて、道長が薬湯を受け取って詮子の口元へ
「姉上。どうか。どうか、お飲みくださいませ」「わたしは…薬は…飲まないの」布団の下から手で押しやったようだ
まだ呪詛継続中の伊周
人形がいっぱい溜まってる!
小刀を人形にダァン
印も結んでないし、最初に比べて雑になってないですか
この呪詛が詮子に流れたことになるのかなあ?
それとも倒れたのは道長じゃないから呪詛は関係ないですよってことになるんだろうか
一人涙する道長
詮子がもう長くないことを悟っている
口に当ててる手の感じがすごくリアルな気がする
「たの、みが…」
詮子に背を向ける形で座り込んでいたけど、すぐ気づいて振り返り、向き直った
かがみこんで「何でございますか?」
「伊、周、の…位、を…元、に…戻、して…おく、れ」「帝、と…敦、康の、ために…」「伊、周の…怨念、を………おさ、めたい」
涙
敦康は定子の子だけど、円融天皇と一条天皇の後を継ぐ皇子だからやっぱり大事なのかな
「おね、がい…道、長…」ややあって、「わかりました」力強く
ちょっと息苦しそうにしてから動かなくなった
「姉上」涙を落とし、頬に触れる
「姉上…」
副音声「夜明けの空に、薄く削いだような月」
賢子を抱っこして読み聞かせ中のまひろ
「春の初めから、かぐや姫は、月が、美しく出ているのを見て、ふだんよりも、物思いに沈んでいる様子である」
「そばにいる人が、『月の顔を見るのは、不吉なことです』と言って止めるけれども、ともすれば、人目のない時に行き、月を見ては、はなはだしく、お泣きになる」
すごく「現代語訳」調
「姫様、今日はじっとされていて、いい子にしていられてますね」
「え?」と賢子を覗き込むまひろ
「ははうえー、つづきは?」
かぐや姫は聞いてて楽しいから走り回らないのね!(王戎簡要じゃなあ…)
まひろ嬉しそう!
「はい」「七月十五日の月に…」
「詮子の望み通り、伊周の位は、元に戻された」
帝の前へ
「この度は、ご叡慮によりて、また御前に伺候することが叶いました。この大恩、終生、忘れはいたしませぬ」
「これからも朕のために、大いに働いてくれ。頼むぞ」「はっ」
「時に、恐れながら。これはかの清少納言が、皇后定子様との思い出をさまざま記したものにございます」
差し出す「どうぞ、おそばにお置きくださいませ」
行成?が帝の手元まで持ってきた
薄緑、薄青、白に模様が入っていて、赤い紐で綴じてある三冊
一番右側だけど一番下敷きになってるやつを手に取る帝
下から抜くなよと思ってしまったけど一番右だからですな
表紙をみつめ、笑む
「後世に『枕草子』と呼ばれるこの書物の評判は、道長を脅かすこととなる」
胸に近づける帝
定子の好きな柄だったりしたのかしら
道長
視線の先には彰子
副音声「夕暮れの縁に一人立つ、虚ろなまなざしの中宮彰子」
さあ共犯の詮子姉上はいなくなっちゃったぞ
夕方、文机に向かっているまひろ
いとさんが来た「こたびは何をお書きになるのですか?」
「物語を…」「物語、でございますか」
「できるかどうかわからないけど」ちょっと照れた感じで