「誤字」
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インスタ映え
小説という形式への挑戦
ルビ
小説に特有な表現で、かつ日本語にしか存在せず、SFで特に顕著に発達した表現形式
ルビは意外と無理が出来る(下村の実体験)
「誤字」は「梅枝」で提唱した問題の解決篇
“日本語”で“紙媒体”の“小説”を書くという行為の極北
「梅枝」の問題はすべて解決されきった
これ以降の作品には、未知の文学領域が広がっている
黒丸尚
ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」
サイバーパンクの情報過多の原因はルビ芸のせいだと思う
筒井康隆「トーチカ」
「トーチカ」はおちょくるため、「誤字」は文学的要請のために同じ文章に到達した
文学的収斂進化
秋津透「魔獣戦士ルナ・ヴァルガー」
これについてはよく知らないので誰か教えてください
「良い夜を持っている」
ルビの南北朝
南北朝の争いとは日本語の主権を巡る漢字とかなの争い
ルビが南朝
貴族だからひらがな
滅ぼされるも、“かな”が命からがら逃げ出す
物語は必ず文末に向けて流れており、そのさきには「かな」が存在する
“かな”とは「かな」の語り手である“をむなもじ”であり、“きのつらゆき”
「ルビはひらがなである」から“きのつらゆき”にいたる
「矛盾する命題を提示し、物語のなかで証拠を挙げていき、最後にとんでもない真実を導く」
「これはペンです」「パラダイス行」「Φ」「新字」
“ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ”
伊藤計劃『ハーモニー』
本文が北朝
武士だから漢字
北朝が勝って幕府を開く
これは言葉狩りだ、文字通り。
「トーチカ」でも「ルナ・ヴァルガー」でもないというのは白川静由来だから?
『漢字百話』(中公文庫)の93・94話「字遊び」「あて字」にそれっぽい記述がある
特に「字遊び」では『万葉集』に見られる滅茶苦茶な当て字の紹介もある
小野篁と嵯峨天皇の逸話も紹介されている
日中韓台の四か国による漢字を介した侵略戦
ホルヘ・ルイス・ボルヘス「トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス」、グレッグ・イーガン「ルミナス」
『エピローグ』「Goldberg Invariant」
「新字」の内容は本当だった
文字を扱う、文章を編むということは、文字通り国を立てることにほかならない