入社して3年経った自分が入社直後に戻って成長を10xさせる
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はじめに
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このページは何か
abstconcre.iconは現職へ新卒入社して3年が経った。改めて入社〜今までの自分の動きを振り返ると、約3ヶ月で今の状態になれた
同じ轍を踏む人が出ないよう、無駄を削ぎ落とし必要な努力に集中し成長するためにできたはずのことを整理する
memo.icon 無駄 ≠ 回り道。短期的には非効率でもやるべきことは「無駄」ではなく「投資」なので削らない
このページをどのように使うのがオススメか
自分の経験や過去と比較し、安心材料にする
「ヘぇ〜、そんなこともやってないやついたんだ、自分はやってるし大丈夫だな」
memo.icon ものによっては「やべ」みたいに教訓になればラッキー
実際に活用する場合は、個々人の成長ステップによって取捨選択や優先づけをした方が良さそう
直近、その人がぶつかりそうな壁やレバレッジポイントになりそうなタイミングを見計らって取り組むとちょうど良い
壁にぶつかる際の文脈や個人特性はバラバラなので、参考にしつつも観点を変えたり加えたり個別化いただきたい
このページで何を書いていて、何を書いていないか
書いていること
マインドセットや習慣など、実際の業務をWhyで支える基盤の領域で必要な要素を洗い出した
abstconcre.iconがこれまで実践して、早くから集中して取り組めば良かったMust要素を洗い出した
書いていないこと
作業プロセスや発言内容など、実際の業務をHowで強める道具の領域で現れる要素は捨てた
abstconcre.iconがこれまで実践して、やって良かったけどMustではなかった要素は捨てた
テーマ①:自己管理 - セルフマネジメントによる10x
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頭の中だけで「考える」ことは難しい。問いを明確にし、解を探すプロセスでは思考を明確にする必要がある
目の前の問いに集中し、解を出すため「考える」には思考と作業の一致が有効。他を忘れFocusするための作業ログ 雑に思考を投げられる場所を作り、書いて忘れる
「あれ、他のタスクどうなってたっけ」「あの人の発言、どういう意味なんだろ」とかは作業の邪魔でしかない
集中を妨げる雑念・アイデアはアーカイブしておく。忘れるために書く。必要あれば後で参照すれば良い 「今ここ」の気持ちを可視化し、自分の状態に自分で気づけるようにする。向き合って受け入れる
コーチングを受け、理想の自分に目を向ける
自分の「ありたい(Being)」や「したい(Doing)」を想像し、実現に向け準備することで、成果と幸福を両立する
理想の自分を見据えることで、自分がやるべきことに集中する。取捨選択ができるようになる
自分に合うメンターを見つけ、仕事と自己課題を紐づける
自分の「ありたい(Being)」や「したい(Doing)」へ近づける動きと、仕事でやることをアラインさせる
自分の特性をメタ認識し、成果と成長/成熟を両立するため、率直な開示とFB/FFができる関係のメンターを見つける
習慣化の技術を身につけ、トライのハードルを下げる
「早寝早起きする」などの自己課題や、「英語を話せるようになる」などのWillへ向け、スムーズに継続できるようにする
習慣化の技術をインプットし、自分に合った方法を探ることで、ハードル低く何にでも挑戦できるようにする
時間の使い方を自動化し、思考・決断の負担を減らす
日々、解消すべき問いが生まれ、全てをフラットに優先づけするのは難しい。その中で時間の使い方にBestはない
Mustラインを担保できる∧一定は効果的な時間配分を決めておき、「今から何に時間を割くか」考える負荷を下げる
「自分じゃできない」の感覚を掘り下げ、ブレーキを明確にする
誰かの発言や落ちてるボールに対して「自分じゃわからない」「自分のやることじゃない」と感じたらすぐ深掘りする
たいていは自身の当事者範囲を矮小化しているかインプットが不足している状況。自己を拡張する機会として使う
自分が発言しないmtgには参加しない、自分が参加するmtgでは確実に発言する
参加しても発言しない場であれば議事録を追えばいい。発言しない参加は他の参加者の緊張を高める悪影響しかない
連続的に時間を割く必要のある思考など、主体的な動きを絶ってまで参加しないといけないmtgか?を自問し取捨する
「専門性」に逃げない
仕事では「◯◯ができる」と言うための『スキル成長』ではなく、課題を解ききる『アウトカム寄与』に注力する
成果への貢献能力ではなく使える武器の価値であるスキルは、成果創出を目指す仕事ではなく自己研鑽で磨くもの
腹落ちできないFB/FF(フィードバック/フィードフォワード)を無視しない
FB/FFに納得できない・わからない時は、経験・俯瞰性・解像度に差分がある状態。前提が揃うまでプールしておく
テーマ②:業務遂行 - イシューマネジメントによる10x
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課題をオーバーキルすることで、意味のある問題解決の肌感を身につける
周辺情報を含めて問題を深く理解し、本当に解くべき課題を見つけ、解ききるまでコミットする経験が初期ほど重要
問題定義から始めることで、コトを前に進められる状態にする
ぼんやりした課題感のままただ「悩む」ことや、行き当たりばったりにただ「動く」ことで前進する可能性は低い
理想を想定し、対応する現状を明確にし、差分としての問題を定義してはじめて、解消へ向けた動きを考えられる
発生した問題は場所から探ることで、解くべき問いを正しく見定める
理想との乖離を感じた際、いきなり「なぜか?」を掘り下げるのは悪手。先にどこで問題が起きているか探る
アプローチ図を描くことで、何から着手すべきで何がControllableかを見立てる 成果へ向けて適切なQCDSで完遂するには、解くべき問いやアクション、関係者やリードタイムの整理が前提になる クリティカルパスを見据え、自身でどうにもできない動きや解像度が低い要素など不確実な領域を初期から見立てておく 下書き駆動コミュニケーションで常にネクストアクションから始める
Slackなど、メッセージの下書きを先に作ることで、「今からやるタスクがどう次に繋がるか」を意識できるようになる
先に議事録を作る動きも同じ。抽象的な論点設計だけでなく、明確なゴールを志向する習慣を作る
最終成果物を最小コストで作り、リーンに実験する
アウトプットへの認識を揃えつつ、アウトカムを検証して早い段階で不確実性を下げる
先に合格基準を作り、やるべきことから順番に集中して進める
目的達成のためのアウトプットが満たすべき基準を先に作り、まずは基準を満たすことに集中することで品質を保つ
テーマ③:対人関係 - コミュニケーションマネジメントによる10x
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中間成果物をとにかく早く作ることで、手戻りリスクを下げ成果の確度を高める PJTの期間が長かったり関係者が多かったり長期目線で考える必要があったりする場合、中間成果物が道標・証跡になる
最終アウトカムへの共通認識を揃え、成果へ確実につなげる要素を積み上げるため、中間成果物の作成と検証を最速で行う
穴あきで提案することで、相手への要求を明確にし当事者意識を高める
達成したいアウトカムから、要素を分解した上で「何が足りないか」を明確にして壁打ちする
相手はアウトカム・要素・不足部分のそれぞれでFB/FFできる。穴を埋める中で問題に参画させることもできる
同期⇄非同期、テキスト⇄イメージを使い分けることで、場に合わせてコトを進める
mtgやスクボなどの同期/非同期のコミュニケーションや、テキスト/イメージの表現スタイルには全て一長一短ある
論点や共通認識、アウトプットの性質や担当者の得意領域など、その場の文脈に合わせて使い分ける
相談/質問するまでに感じるハードルは全て無駄。相談/質問しないままROI判断を一方的に下すのはそもそも不可能
関係構築したり基準を決めたり、ハードルを下げることに影響しそうなあらゆることを実験し、検証を経て習慣化する
短期の貢献実感を求めないことで、本当に必要な貢献価値を追う
今の自分にできる貢献を短期的に追う→実力・信頼が溜まらない→価値発揮力が上がらない、のループを止める
実力を溜める+実績を残す→信頼が溜まる→大きな機会が回ってくる→実力を発揮する→成果につながる、のループに変える
超具体の悩みをもとに相談し、自身が本当に解くべき問いへのヒントを集める
フワッとした悩みをフワッとしたまま人に相談すれば、相手は出てきたフレーズ・ワードから連想ゲームを始めるだけ
理想や現状、差分や解きたい問い、取り巻く状況を元に悩みを伝えて相談する。あるいは一緒に背景を洗い出してもらう
人を信用しない。事実を信用する
誰かの意見や推測は全て事実とは次元が異なる。確からしさを高めるには事実と結果が全て
答えを聞かない。情報と意見を集める
「上位者の要求を聞き出し、素早くデリバリーする」ような、ただのアウトソース先としての『便利屋』を避ける
成果アプローチを自身でリードし、事実と観点を関係者から聞き出し、デリバリーにつなげるファシリテーションに徹する
目標や解決する自己課題と業務・実利・必要性をアラインさせる
組織で感じた課題はだいたい誰かがすでに考えていること、Willやタイミングの問題で実現しなかったケースが多い
組織で解きたい問いや自己課題は、短期メリットや温度感の高まりに合わせて進めることで止まらないよう波に乗せる
おわりに
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補足情報
成長を10xさせる
テーマ①:自己管理 - セルフマネジメントによる10x
テーマ②:業務遂行 - イシューマネジメントによる10x
テーマ③:対人関係 - コミュニケーションマネジメントによる10x
初期ほど、自己管理>業務遂行>対人関係、の優先度で解消していった方が良さそう
業務遂行や対人関係はむしろ、初期ほどパイセンが環境・仕組み・ティーチングなどでなんとかすべき部分
自分で向き合うのが難しい場合は、カウンセリングを受けるのがオススメ
abstconcre.iconは過去、メンタル不調でジャーナリングでも好転せず、産業医のお世話になった
集中を妨げる雑念・アイデアはアーカイブしておく。忘れるために書く。必要あれば後で参照すれば良い Slackで雑に投げて良い『Draft Channel』を作るのがオススメ
abstconcre.iconはSlackで自分専用のChannelを作り、PCやスマホで気づいた時に思考メモを投稿・蓄積している
習慣化の技術を身につけ、トライのハードルを下げる
abstconcre.iconがいちばん身につけて良かった習慣は集中導入かも。集中に入るまで時間のかかる自分には必要な習慣だった 周辺情報を含めて問題を深く理解し、本当に解くべき課題を見つけ、解ききるまでコミットする経験が必要
成長の方向性としては雑に「広く多い問題を解けるようになる」「深く重い問題を解けるようになる」の2つある
どちらへ進むにせよ、「解ききる経験をどれだけやりきれたか」が成長した後の成果の精度に強く影響する
自分が発言しないmtgには参加しない、自分が参加するmtgでは確実に発言する
議事録で追えない発言の多いmtgはあるかもしれないが、それはmtg参加是非ではなく議事録の問題
よほどConfidentialな内容でない限り、その場にいない人でも理解できるよう議事録が取られるべき
わいわいは仕事なので、発言者を応援するためわいわいすることも場への重要な貢献のひとつ 関係構築したり基準を決めたり、ハードルを下げることに影響しそうなあらゆることを試す
自身がメンターになる場合は15分ルールを伝えることがかなり多い PJTの期間が長かったり関係者が多かったり長期目線で考える必要があったりする場合
NPだとだいたいのPJTが、↑のいずれかの場合に当てはまる
「短期で完了する」∧「一人でできる」∧「納品型で一回きりの」PJTはほぼ存在しないので、中間成果物の出番は多い
今の自分にできる貢献を短期的に追う→実力・信頼が溜まらない→価値発揮力が上がらない、のループを止める
「この場でどれだけValueを出したか」みたいなベンチャー病に見覚えのある人には必要な処方箋かも 組織で解きたい問いや自己課題は、短期メリットや温度感の高まりに合わせて進めることで止まらないよう波に乗せる
勢いや順番、タイミングはめちゃくちゃ大事。日ごろは課題感やWillをプールしておき、波が来たら乗る
一方、勢いに乗って始めたものは惰性で続きやすいので、意図して形骸化させたままフワッとした場にする動きも有効
参考資料