SOPEN
SOPEN シリアル通信オープン
 書式
SOPEN 通信速度
 引数
通信速度 :文字列形式の数値 "110"~ "921600" 例:"115200"
 説明
データ通信設定したGPIOシリアルポート(PA9、PA10)のシリアル通信の利用を開始します。
通信速度は文字列形式の数値で指定します。
GPIOシリアルポートを使ったシリアル通信は次のGPIOピンを利用することが出来ます。
PA9 :TX 送信
PA10 :RX 受信
USBシリアルポートをデータ通信設定に指定した場合、本コマンドによる利用開始を行う必要はありません。行った場合は、処理は無視されます。
シリアルポートが既にオープン状態の場合は、シリアルポートをクローズしてからオープンします。
シリアル通信の利用には次のコマンドが用意されています。
SMODE :GPIOシリアルポート、USBシリアルポート機能切り替え
SOPEN :シリアル通信開始
SWRITE :1バイト送信
SREAD() :1バイト受信
SREADY() :受信データ有無の確認
SPRINT :文字列出力(PRINTと同等の出力)
SCLOSE :シリアル通信クローズ
注意:
シリアル通信をオープンした状態でGPIOコマンドにてPA9,PA10にI/O機能の割り当てを行った場合、正しい動作を行うことが出来ません。必ずSCLOSEにてシリアル通信をクローズしてからピンに機能を割り当て下さい。
 エラーメッセージ
Syntax error :文法エラー、書式と異なる利用を行った
Illegal value :指定した引数に範囲外の値を指定した
 利用例
シリアル通信経由でテキストメッセージを送信する
code:sopen_sample.bas
10 SMODE 0
20 SOPEN "9600"
30 SPRINT "Hello,TinyBASIC"
40 SCLOSE
 関連項目
SMODE GPIOシリアルポート、USBシリアルポート機能切り替え
SWRITE 1バイト送信
SREAD() 1バイト受信
SREADY() 受信データ有無の確認
SPRINT 文字列出力(PRINTと同等の出力)
SCLOSE シリアル通信クローズ
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