和歌
万葉集などに代表される短歌(57577)形式の古典詩
近代短歌~現代短歌は通常「短歌」と呼ばれ「和歌」とは呼ばれない
漢詩と対比される日本語として成長していった言葉であるらしい
万葉集の題詞に見られる「和歌」は「和(こた)える歌」、すなわち応答歌や唱和歌を表す
平安時代後期~院政期に最盛期を迎える(新古今和歌集あたり)
技巧が極致に達する
中世以後は御子左家の藤原定家・藤原為家が歌壇の指導者だったが、為家没後にその子らに不和が起こって分裂した
二条派
京極派
冷泉派
万葉集
有名な歌(他にもたくさんある)
あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る(20、額田王)
春過ぎて夏来るらし白妙の衣干したり天の香具山(28、持統天皇)
形が変わった「春すぎて 夏きにけらし 白妙の 衣干すてふ 天のかぐ山」として百人一首に入っている
我が宿のいささ群竹吹く風の音のかそけきこの夕かも(4291、大伴家持)
うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しもひとりし思へば(4292、大伴家持)
個人的に好きな歌cFQ2f7LRuLYP.icon
生けるもの竟にも死ぬるものにあれば、此世なる間は楽しくをあらな(349、大伴旅人。「太宰帥大伴旅人の作った酒を讃えた歌。十三首」のひとつ)
世の中を何に響へむ。朝発き、漕ぎにし船の痕なきがごとし(351、沙弥満誓)
広瀬川。袖つくばかり浅きをや、心深めて我が思へらむ(1381、よみ人しらず。「川に寄せた歌」)
幸福の如何なる人か。黒髪の白くなる迄妹が声開く(1411、よみ人しらず。「挽歌」)
古今和歌集
思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを(恋二・552、小野小町)
和歌の世界にゴーストライターって居るのだろうか?seibe.icon