音楽同型
計量線型空間$ (V,K,\cdot_{K\times V},\bullet\cdot\bullet)にて、音楽同型$ \bm\sharp:\underline{V^*}\to\underline{V},\flat:\underline{V}\to\underline{V^*}を次のように定義する $ \bm\sharp:\underline{V^*}\ni\alpha\mapsto\in\sum_i\alpha(\bar\bm e_i)\bm e_i\in\underline{V}
$ \flat:\underline{V}\ni\bm v\mapsto(\bm u\mapsto\bm v\cdot\bm u)\in\underline{V^*}
ここで、
$ \bm e_i:$ Vにおける任意の基底
どの基底でも成立する
$ \bar\bm e_i:$ \bm e_iの双対基底
性質
$ \forall \alpha\in\underline{V^*}\forall\bm u\in\underline{V};\alpha(\bm u)=\bm\sharp\alpha\cdot\bm u
$ \forall\bm v,\bm u\in\underline{V};\flat\bm v(\bm u)=\bm v\cdot\bm u
その対応に音楽同型という名前をつけたということである 記号のイメージ
$ \bm\sharpは共変vectorから反変vectorへの変換なので添字を「上げる」操作である
$ \flatは反変vectorから共変vectorへの変換なので添字を「下げる」操作である
$ \sharpは半音「上げる」音楽記号
$ \flatは半音「下げる」音楽記号
この上げ下げを対応させている
表記
$ \bm\sharpはvectorを返す函数なので、太字表記にした
あくまでtakker.iconの独断
Referencesでは普通の字体となっている
References