認知バイアス
より目立つ、印象深い事象によって評価しがちなこと。
物事の発生頻度を、記憶の鮮明度によって評価しがちなこと。
記憶の鮮明度が発生頻度以外の理由で生じた場合にはバイアスをもたらす。 belief perseverance and confirmatory bias (self-fulfilling prophesy)
他人についてあらかじめ何らかの仮説を持つと、結果的にその仮説通りの評価をしがちなこと。
たまたま自分の仮説通りのことが起こると、気づかないうちに、当初の仮説に対する評価が過大に強くなること。
サンプルサイズが小さい場合にも、大きい場合と同じ頻度で事象が発生すると考えること。 ある人物のある特定の次元に関する評価が、その人物の他の次元に関する評価にも影響すること。
比較対象次第で、ある人物を実際より高く、または低く評価すること。
他人をその属する集団の特性によって評価すること。
全く同じ意思決定問題で、各選択肢の客観的特徴が全く同じでも、その問題の心理的な構成の仕方によって、選択結果が異なること。
いったんある決断をおこなってしまうと、その後に得られた情報を決断した内容に有利に解釈する傾向をさす。
状況の影響を過小評価し、個人特性を過大評価して人間の行動を説明する傾向。 自然災害や火事(山火事、放火など)、事故・事件(テロリズム等の犯罪、ほか)などといった何らかの被害が予想される状況下にあっても、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」などと過小評価したりしてしまう人の心の特性。 「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
人間が新しい事実に直面したときに、それまで持っていた考えに固執してその考えを徐々にしか変化させられない傾向をさす。
けれども、こういったバイアスの存在を自覚し、ときに振り返ってみることで、行き詰った状況を打開したり、誤った判断に陥るリスクをある程度軽減できる。 たとえそれがどんなにいい加減な内容であったとしても、それを信じたいと思っている人々がいる限り、その人々の間に「迷信」は広まっていく。