思考の結節点2023-04-04
ベクトル検索してみた
書籍とScrapboxの違い
Scrapboxは人間可読なパーマリンクが付き、リネームしてもリダイレクトで繋いでくれるため、情報の指し示しに優れています。
電子書籍に文章の一部を選択してパーマリンクを作る機能があれば、Scrapbox的
Scrapbox
リンク自体に属性を載せず
代わりに文中での出現をブラケティングすることで文脈情報をリンクの属性にしている
周辺の単語の出現から意味を抽出する手法
word2vecが使われており、関係の種類を離散の分類で表現するのではなく、連続のベクトルで表現している
A: 知識は事実やアイデアの蓄積であり、知恵は現実の状況下で意思決定を行うために知識を応用することです。
知識は本から得られるかもしれませんが、知恵は経験から得なければなりません。
より良い知識の表現形式とは「応用しやすい形」かもしれない
そうなると次の問いは「知識の応用とは何か?」になる
作業プロセスを共有することによって、言葉にすることなく知識移転を行うこと。
より良い知識の表現形式は言葉ではないかもしれない
まあLLMの重みは言葉ではない
人間とかコミュニケーションのために言葉というインターフェイスにしている
「知っている」は「知らない」よりは良い。しかし検索によって容易に獲得できる知識に関しては「知らない」と気づいた人が容易に「知っている」に変化できるので大きな差はない。「知っているつもり」で誤った知識を信じてる人は検索して正しい知識を得る機会がないため、「知らない」人よりも悪い。
「検索によって容易に獲得できる知識」の価値は低い
概念Xを与えるために最小限の知識をつなぐ
しかしこれはユーザが何を知っているかを事前に知っている必要がある
そうでない場合は?幅優先探索して最初に見つかったものが最短経路
知識領域が被っているなら知識交換ができない
つまり僕に取って有益なシステムを作るためには僕のScrapboxだけ読ませていてはダメで、僕の知らないことを読み込ませ、僕の既に知っているものとつなげる最短経路を見出す必要がある
まだ読んでいない古典を読ませるべきか
「有用な知識を蓄えている」と「有用な知識を生み出すことができる」の相関の低下
新しい環境に対して「過去に蓄えた知識」を適用することの有用性/「新しい環境から速やかに知識を獲得すること」との比較
「より良い知識の表現形式」を考え始めたタイミングでは、それは「知識を蓄える方法」だった
しかし「蓄える」ではなく「生み出す」と「獲得する」が重要なのかもしれない
「生み出す」は「関係を見出す」ことで「応用」の前段階かもしれない
役に立ったものは、その後また役に立つ確率が高い
Scrapboxのリンクが過去のものと繋がったとき、それはまた役に立つ確率が高い
これがかなり関係ある話