ヒストン
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概要
ヒストンは、長い DNA分子を折り畳んで核内に収納する役割をもつ。ヒストンはDNAに結合するタンパク質の大部分を占め、ヒストンとDNAの重量比はほぼ1:1である。 table: 各ヒストンの特徴
ヒストンの種類 分子量(Mr) リシンとアルギニンの割合
コアヒストン H2A 14,000 20%
コアヒストン H2B 13,900 22%
コアヒストン H3 15,400 23%
コアヒストン H4 11,400 24%
リンカーヒストン H1 20,800 32%
種類と表記
修飾酵素と修飾認識ドメイン
table: ヒストン・バリアント
table: ヒストン・シャペロン
シャペロン カーゴ 機能
Chz1 H2A.Z-H2B H2A.Z-H2Bの積み込み HIRA H3.3-H4 H3.3-H4の積み込み HJURP CENP-A-H4 CENP-A-H4の挿入の制御 クロマチン・リモデリング複合体は、コアとなるATPaseサブユニットを指標にして、4つのサブファミリーに分類される(表:括弧内はそれぞれの複合体のATPaseサブユニットを表す)。ISWI サブファミリー複合体は2-4個のサブユニットから構成される。それ以外のサブファミリーに分類される複合体はすべて10個程度のサブユニットから成る巨大な複合体である。多くのクロマチン・リモデリング複合体は、クロモドメインやブロモドメインなどのヒストン修飾結合モチーフをもつサブユニットを有する。すなわち、これらの複合体は特異的なヒストン化学修飾を介してクロマチンにリクルートされ、周囲のヌクレオソーム構造を変化させる能力をもつ。 table: クロマチン・リモデリング複合体
分類 ヒト 出芽酵母
ヒストンの進化的起源