直積と冪の間の随伴
参考
P.56 例2.1.6
P.110注意4.1.23(c)
結論
任意の集合$ Bについて以下が成り立つ
$ \mathrm{Set}\overset{-\times B}{\underset{(-)^B}\rightleftarrows}\mathrm{Set}
こういう随伴関係
$ -\times B \dashv (-)^B
1つ目の関手
関手$ -\times B:\mathrm{Set}\to\mathrm{Set}
https://gyazo.com/a1adec27b9951ed407de7ef70deb1205
2つ目の関手
関手$ (-)^B:\mathrm{Set}\to\mathrm{Set}
https://gyazo.com/2c68c740219f0455f59c13fc5941f0be
これら2つの関手は、随伴の定義をそのまま適用した以下が成り立つ ①$ \mathrm{Set}(A\times B,C)\cong\mathrm{Set}(A,C^B)
これが任意の集合$ A,Cについて成り立つ
これらを用いてこんな関数を考えられる
$ g:A\times B\to Cを、$ \bar{g}:A\to C^Bで定義する
②$ (\bar{g}(a))(b)=g(a,b)
$ f:A\to C^Bを、$ \bar{f}:A\times B\to Cで定義する
③$ \bar{f}(a,b)=(f(a))(b)
①が成り立っているので、こういった定義ができる
②や③の右辺と左辺が同義だよ、ということが言える
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