反変Hom関手
$ \mathscr{A}から$ \mathrm{Set}への反変Hom関手$ H_A:\mathscr{A}^\mathrm{op}\to\mathrm{Set}
Hom関手では、$ Aを固定して、$ \mathrm{Hom}_\mathscr{A}(A,-)を考えたが、 その逆、後ろ側を固定して$ \mathrm{Hom}_\mathscr{A}(-,A)を考える
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この図の$ H_Aが、圏$ \mathscr{A}から集合の圏Setへの反変Hom関手 図の説明
$ Aを固定して、適当な$ Xから$ Aへの射の集合が$ \mathscr{A}(X,A)
これは集合なので、Setの対象である
$ Xから$ Yへの射が$ f
$ X\to Yの向きと、$ \mathscr{A}(X,A)\leftarrow\mathscr{A}(Y,A)の向きが逆転している
対象について
適当に$ Xを選ぶと、対応した集合$ \mathscr{A}(X,A)が決まる
つまり、$ H_A:\mathscr{A}^\mathrm{op}\to \mathrm{Set}は
$ X\mapsto \mathscr{A}(X,A)で定義される
射について
射の対応は、$ \mathscr{A}の射$ f:X\rightarrow Yとの合成を考えれば良い
$ H_Af:\mathscr{A}(Y,A)\to\mathscr{A}(X,A)は
$ g\mapsto g\circ fで定義される
$ H_Afは、$ \mathscr{A}(f,A)とか$ -\circ fのようにも表記される