剰余群
商群ともいう
とある「剰余類の群」
とある「集合の群」
とある「集合の集合」
群の構造が入った「剰余類の商集合」
ref 同値類と剰余類を見比べる
$ G/Nと表記する
部分群(G/<ここ>)は正規部分群なので、$ Nを使うことが多い
ただの部分群なら$ Hと書くことも多いが、正規部分群なので$ Nmrsekut.icon
だから、群構造が入ってない剰余類の商集合は$ G/Hと書くねmrsekut.icon
めちゃくちゃ雑に言うと、剰余類 & 正規部分群が、剰余群
定義
$ Nを$ Gの正規部分群とする
剰余類$ aN,bNの積を$ (aN)(bN)=abNと定義すると、$ G/Nは群になり、
これを剰余群と呼ぶ
剰余群$ G/Nは群である
元は剰余類
単位元は$ N=1_GN
$ aNの逆元は、$ a^{-1}N
演算は$ (aN)(bN)=abN
ここに出てくる$ aや$ bは代表元であることに注意mrsekut.icon
商集合に群の構造を入れた
そのために正規部分群という条件が必要だった
そもそも全ての剰余類の集合を商集合と呼んでいた
これはただの集合
https://gyazo.com/350df47541e91a952388b079e31b5ef9
$ \{H,A,B,C,\cdots\}は商集合
このとき、部分群$ Hが正規部分群の場合は、商集合が群になっているので剰余群になる
https://gyazo.com/82845a81352131aba532ef76c96857a2
$ \{H,A,B,C,\cdots\}は商群
$ Gがアーベル群ならば、剰余群$ G/Nもアーベル群
剰余環#6065c2af198270000009c2d9も参考
参考
http://hooktail.sub.jp/algebra/QuotientGroup/
https://ja.wikipedia.org/wiki/商群
http://www.sist.ac.jp/~kanakubo/research/hosoku/joyogun.html
http://proofcafe.org/k27c8/math/math/group/page/quotient_group/