経済評論家の父から息子へ手紙
昭和の最適解
大企業に勤め、人事評価をあげて労働単価を上げて長く働く
同じ待遇の再就職は難しかった
社員の交渉力が弱い
人事評価を餌に安く働かせることが可能
せいぜい数億円の中金持ちに人生の後半でなれるに過ぎない。その割に不自由だ。割りが悪い
リスクを取らずに長く働く
人事は好き嫌いで決まる
悪目立ちしない
当面の職と安定にぼーっとしていると人生のオプションがガンガン減る
目標
働き方を自由にする
時間の切り売りでは達成できない効率性を導入する
この二つは相乗効果
マインドセット
失敗しても死なない程度の常に適度なリスクを取る
他人と異なるために工夫をする
株式は広い範囲の労働者から利益をピンハネする会社の一部
しかも成長性まで評価されたものを今手にできる
方法
しかし起業のコストは劇的に下がった
資金調達が容易
昔は1代で株式公開するのは超難事業だった
再就職が容易
人を雇い給料を払うプレッシャーに耐えられるか?
そこに入るのと自分がわがままになるのどっちがいい?
相性が大事
早い段階で起業に参加する
社長の口約束は信用するな。書面で
社員番号二桁でもメガベンになれば億円ぐらいになる。短期間で
外資系に多い
うまくいけば良い
妹が1992年にMSに入って10年働いたが、FIREできるぐらいになった
権利確保も明確なことが多い
交渉して入社する
初期段階で投資する
1000万円の資本金に100万円出したり、アドバイスなどで関わる
頭が良くて面白いやつと付き合い続けるとこういうチャンスがある
株式のアップサイド
1人雇ったらいくら利益が出るというような仕組みができたら、人増やしてスケール
予想利益を現在価値で受け取れる
成長率での予想が入るし、しばしば成長率に夢がのる
成功報酬は評価が甘い
固定手数料よりはるかに高い
成果主義も同じ
成長中の会社はキャッシュより株式のほうが甘くなる
ダウンサイドはクビになる
やらない会社との差額の機会費用だが、総合的に見て小さい
cf. 金融投資
年利4%だと2倍にするのに18年かかる
$ \log_{1.04}(2)〜17.6
借金は残らない。何度も試せ
人材価値が最も高いのは、全力で歩んだ35歳ぐらい
2年真剣に打ち込むと素人とは違う力がつく。その段階でその分野が自分に有望かを判断する
会食や飲酒なしに仕事はできない
ワインよりウイスキーの方が楽しく語るのに必要な知識は一桁小さい
節目の年齢
28
30代前半で能力の全盛を迎える
仕事がわかる
体力がある
フレッシュな感覚がある
仕事を覚えるまで気合を入れて2年
35
個人の人材としての評価が確定する
45
キャリアの曲がり角
セカンドキャリアの準備を開始する必要がある
必要
能力
顧客
やらないと
できることが小さくなる
転職が正当化できる理由
仕事をおぼえる・レベルを上げる
仕事の能力を活かす
大きな収入を狙う
ライフスタイルを変える
情報源
同業他社の同世代から少し上
ヘッドハンターに事情を聞く
転職は猿の綱渡
無収入になる期間
キャリアの空白
意識的に工夫せよ
10年経つと仕事が古くなる
顧客を変える、やり方を変える、タネを仕込むなどをしておく
幸せとは?
人の幸福感は、自分が承認されているという感覚でできている
この仮説を正しいとして、承認される機会を奪われると人は怒りを抱くとすると...基素.icon
承認されうる人の数を増やすことが重要
機械による承認で人は幸福になれるか?
自由を我慢して金を得る
金と自由は緩やかに交換可能
外資系金融機関はたのしくなかった。自由度が増してから楽しくなった。
動物はほぼ生殖のために生活してる。人間も同じようなものでは
効果が強すぎる
財務省の役人が不適切なタイミングで増税をするのは、仲間内の評価のためだろう
いじめは逆に仲間内での価値を落とす行為
価値観の99%は他人がつくってる
なにもなきものに場と役割を作って賞賛してやるとマインドコントロールできるのでは?
複数のコミュニティに所属する
他人との比較回避は難しい
意図的に降りても完全な排除は無理
他人より2割マシでいろいろなものを自由にしてみる
衝突しても許してもらえる公算が高い
幸福感は日常に感じるもの。振り返って評価するのは前向きな意味なし。サンクコスト。何が嬉しいのか言語化しておくとよい。
頭が良くて面白いやつと付き合え
東大の価値もこの切り方で話すんだろうなと思ったらそうだった基素.icon
プライベートの話をするのは珍しい。初めて聞いた。そう言うスタイルの著作出してないもんね基素.icon
泣いちゃった基素.icon