二次創作とDL販売・パトロンサービスの相性は悪い
https://youtu.be/ZIJAwA6YVOQ?si=qXeJWLKT11BRVIMa
初稿 2021/10/11
自分が見ているイラストレーターでは、大御所はだいたいやっているし、そうでない人もかなりの確率でなにかしらやっている(fantiaかpixivが多い)
二次創作の古典的な考え方をアップデートする日も近いかも(大きな議論が起きそう) 例外
そうは言っても、それなりの利益が出ているサークルも存在している(壁サークルなど)、そういうサークルはジャンルの発展するような振る舞いを見せる。もし見せなければ同人イナゴ扱いされ、蔑まれるという力学がある。 2016年ごろ以降、個人が個人に向けることのできる販売チャネルが増えた
DL販売の一般化
Booth, DLSite, FANZA, 同人ショップのダウンロード委託
サブスクリプションサービスで二次創作の投稿はふつうにある
fantia, enty, FANBOX
DL販売は恒常的な販売なので上の論理は破綻する。ここでサークルの対応は分かれる
1. DL販売を行わない
2. DL販売を期間限定で行う
Boothで手動運用している人がいる
3. DL販売を行う
3の場合、「そういうものだ」という割り切りが必要。
これが増えてくると「ファン活動」の範囲は大きくなるのでルールの再整備が必要である
近年は二次創作のガイドラインが増えており、それに二次創作の販売についてのルールができていくのではないかと自分は考えている。 収益化を横でやっている人を見ながら収益化しないというほど我慢強い人は多分あまりいないし、それを見て育っている人はそもそも収益化するのが普通だと思うようになるから違う文化圏が形成される。二次創作のDL販売の議論はそのうち結構大きなのが出そうという感覚がある
自分がIPホルダーだった場合に二次創作を認める理由はこうだ
多くの人に見られることでIPが盛り上がって自分の利益になり、描いた人にも喜ばれるwin-winな状態になる可能性があるから
絵描きが描いた読者へIPがリーチして顧客接点が増えるから
パトロンサービスをやるとこれらの点はどうなるだろうか?
顧客接点はTwitter等に公開するよりも減る
クローズドかつ料金ハードルによって公開よりずっと接点は限定的になるため
他の論点
月額課金の商売は年に数回行われる即売会などよりも定常的な収入になる可能性が高く、他人の褌で商売していると受け取りやすい(心理的抵抗)
実際、そのIPで課金する人を獲得するわけであるから、他人のIPで商売している
ずっとずっと単一のキャラクターだけを描き続けてパトロンサービスをやるのと、いろんな流行IPをやるのとで印象は変わるだろう。
第三者が見たときに受ける印象が違うだろう
作者のの気持ちとは全く関係がない(単一のものをずっと好きな人と、いろんなIPが好きになる人でリスペクト度合い(内心)を比較することなんかできない)
電子は控える作家もいる
@fkfk_oftn: @LiTtLeGrEeD @irodoricomics @FAKKU この本は二次創作なので電子配信はできません。すみません…。 @ekakibit: 正直、こんな状況な手前、同人誌買う為に店舗に出向いてもらうってのはあんまよろしくないってのぐらいわかってて、通販よろしくな感じなんですが、それなら潔く電子書籍にして出せってのも最もな話で、でもあまり二次創作でしたくないんだよなってのでめちゃくちゃ悩んでる 関連