エンジニアの知的生産術
https://gyazo.com/0d117bb9eb89b9345fcad4a6ad01f341
2018
西尾泰和
https://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9876-7
英語版は https://mem.nhiro.org/Engineer's_way_of_creating_knowledge で読める
DeepLなどで翻訳して読める
もともと知的生産性の向上に強い興味があり、個人の知的生産性の向上に関しては「エンジニアの知的生産術」執筆で一区切りついた。
この本は「一人での知的生産」にフォーカスしたが、執筆しながら「複数人での知的生産性の向上」が未来のテーマだろうなと思っていた。
そこに「ブロードリスニング」や「熟議」というキーワードとの出会いがあったので、これだ、と思ってる
Polisに興味を持っていじってたのもこれが理由
/omoikane/nishio
著者が知的生産術を人に教えるために書かれた
適当な本がなかった。一冊だけ知的生産術の本をお勧めするなら川喜田二郎『発想法』だが具体的な方法論は50年前の水準
2025-01-12
3章をざっくり読んだ
第1章 新しいことを学ぶには
学びのサイクル
情報収集
モデル化・抽象化
実践・検証
サイクルを回す原動力 やる気
生徒としての学びと大学からの学びの違い
教科書が与えられる
学ぶ時間はどれくらいあるか?
学ぶお金は誰が出すのか?
逆風
やる気を維持するには?
ゴールは明確に
チュートリアルはゴールを近くする
Column SMART criteria
大学に入りなおすべき?
もっと気軽な方法
良い参考書を見つけるコツ
紙の参考書を選ぶコツ
大学の講義の参考図書に選定されている
正誤表が充実している
改訂されている・ロングセラーである
情報収集の3つの方法
知りたいところから
遅延評価的勉強法
「そんなの必要ないよ」YAGNI原則
Matzのソースコードの読み方
知りたいところから学ぶための前提条件
目標が明確化されている
目標が達成可能である
大まかに全体像を把握している
解像度の粗い地図
大雑把に
Column 見つける力は10年後も必要か?
1,000ページ以上ある資料も,目次はたった6ページ
ソースコードを段階的に読む
ドキュメントの大まかな構造
英語の論文の大まかな構造
民法の地図
shioの講義で作らされるらしい
/jjl/20180820 RULE民法 第1回#5ba3a1489f6c4200009de0e4
Column 民法マップの抜粋
片っ端から
写経というテクニック
数学
時間を区切ろう
締め切り
写経は補助輪
再び写経を必要とするとき
抽象とは何か
抽象・abstract
モデル・模型
モジュール
相互作用を制限する
重要でない部分を隠す=重要な部分を抜き出す
モデル・ビュー・コントローラ
パターンの発見
デザインパターン
Column パターンに名前を付けること
なぜ抽象化が必要か?
パターンの発見による一般化
どうやって抽象化するか
比較して学ぶ
「同じ」と「違う」の間に注目
たとえ話
違いに注目
歴史から学ぶ
パターン本から学ぶ
検証
作って検証
解説も作ることの一種
試験で検証
検証の難しい分野
まとめ
第2章 やる気を出すには
やる気が出ない人の65%はタスクを1つに絞れていない
絞るためにまず全体像を把握しよう
Getting Things Done まずすべて集める
GTD
全部集めて,そのあとで処理をする
どうやってタスクを1つ選ぶのか
部屋の片付けと似ている
まず基地を作る
タスクが多すぎる
「優先順位付け」はそれ自体が難しいタスク
並べることの大変さ
Column 緊急性分解理論
1次元でないと大小比較ができない
不確定要素がある場合の大小関係は?
探索と利用のトレードオフ
不確かなときは楽観的に
リスクと価値と優先順位
重要事項を優先する
「通知された」は「緊急」ではない
価値観はボトムアップに言語化する
Column 7つの習慣
優先順位を今決めようとしなくてよい
1つのタスクのやる気を出す
タスクが大きすぎる
執筆という大きなタスク
タイムボックス
集中力の限界
ポモドーロ・テクニック
見積り能力を鍛える
分単位で見積もるタスクシュート時間術
Column PDCA cycle
計測し,退け,まとめる
まとめ
基素.icon
大雑把に学ぶ
本は素早く読め
第3章 記憶を鍛えるには
記憶のしくみ
詳しくは記憶のしくみ
海馬
海馬を取り除かれた人
新しく数日以上持続する記憶を持つことができなくなった
日常生活を送る記憶はある
より短い期間は覚えられる
Morrisの水迷路
海馬を破壊したラットは、足場の場所を覚えられない
言葉にできない記憶は習得できる
海馬を壊された何度も迷路を解くと、ゴールに辿り着く速度が速くなる
「どう泳げばいいのか」という運動を記憶できる
海馬を取り除かれた人間も、何度もすると技能が上達する(技能を練習した記憶はない)
別の場所に置くとゴールにたどり着けない
記憶は1種類ではない
記憶と筋肉の共通点
信号を伝えるシナプス
ニューロンは脳に100-1000億個ある
他のニューロンと1000個ぐらい繋がっている。電位変化で情報伝達する。
送信側のシナプスは神経伝達物質を放出する。この物質が受信側のシナプスの受容体に結合すると受信側の電位が変化する。
何度も送信すると電位が急激に変化(発火)する。これ以後少ない刺激で発火するようになる(Long-term potentiation)。
Long-term potentiationはため込んでいた受容体を使うことで2時間で戻るが、短い間隔で4回刺激すると受容体が生産されて28時間持続するようになる。
受容体はタンパク質なので、タンパク質合成阻害剤によってこの現象は起こらなくなる
記憶は繰り返すことで長持ちする記憶になる
時間をかけて海馬から大脳皮質などに移動する
暗記は頻度の理論的根拠
記憶のための繰り返し家庭では、インプットとアウトプットの両方が必要
インプットとアウトプットで何かが異なる
アウトプットでのみ2-12Hzのシータ波が発生する
海馬は入ってきた情報を10倍速で何度も再生する
脳は、似た情報を無視するようになる
報酬が得られると無視しない
アウトプットに対して報酬が得られると良い
インプットの報酬とアウトプットの報酬で何か違う効果があるのだろうか基素.icon
シナプスの長期増強
まず消えやすい方法で作り,徐々に長持ちする方法に変える
繰り返し使うことによって強くなる
Column 海馬では時間が圧縮される
暗記は頻度と関係しそう基素.icon
アウトプットが記憶を鍛える
テストは記憶の手段
テストを受けると、それ以降のテストの成績が上がる
テストをしてからさらに学ぶ
インプットの繰り返しだけに比べ、思い出せるのかテストを挟む方が記憶に残る
/villagepump/2025/01/12#67839305774b170000ac7f7e
自信はないが成績は高い
間違えたら、そこを重点的に学べば効率が良い
適応的ブースティング
間違えを重視して繰り返し学習とテストをすると、単純な識別器で複雑な問題を解ける
テストの高速サイクル
知識を長持ちさせる間隔反復法
忘れてから復習する
2回しか勉強ができないなら、時間を空けて忘れてから復習する方が、覚えている時(当日や翌日)に復習するより最終的な覚えている時間が短い
具体的にはテストまでの感覚の1/10の時期に復習するのが良いが、期間が開けば効果の落ちはなだらかなので気にしない方が精神衛生上良い
現実的にはAnkiを利用することになる
ライトナーシステム
問題のやさしさ
SM-2
Easyを選ぶとやさしさ係数だけ復習感覚が伸びる
長いことAnkiで使われていたアルゴリズム。最近より効率的なアルゴリズムが提案されている基素.icon
知識を構造化する20のルール
最小情報原則でAnkiカードをつくる
問題を可能な限りシンプルにする
1つの問題に回答は1つだけにする。すると誤りが明確に分類できるので、スケジュール調整もやりやすくなる。
Aa,Bb,Ccを答えあせたいなら、[ ]a, Bb, Cc,Aa, [ ]b, Cc,Aa, Bb, [ ]cの3問にする
穴埋め問題は覚えやすい
今まで作ったAnki野中にはストーリー仕立てのかなり長い文章がある。この方法で分割してみようかな基素.icon
Anki
難易度の自動調節
問題が難しすぎるととけなさすぎて辛くて、やる気がなくなる
Ankiでは何度も間違えるとsuspendになる
干渉を見つけて取り除く
教材は自分で作る
Column 知識を構造化する残り15のルール
暗記する前に解像度の粗い地図を手に入れろ
基礎はよくわかっているつもりでも問題にする
本当にわかっていたらすぐに復習しなくて良くなる。
わかっていなかったら致命傷になってしまう
作る過程で理解が深まる
認知的に高度な作業の方が記憶にとどまりやすい。学んだ内容をシンプルな問題にする作業は認知的に高度なため、一石二鳥。
個人的な情報を利用できる
著作権と私的使用のための複製
まとめ
第4章 効率的に読むには
積読への対応基素.icon
「読む」とは何か?
本を読むことの目的
娯楽はスコープ外
娯楽は、やっていること自体が楽しいので効率化しなくても良い
情報を得ることが目的か?
情報伝達の歴史
一次元の情報を脳内で組み立てる
口伝から活版印刷になり、インターネットになって情報のアクセス性が莫大に上がったが、インプットは口伝と変わらない
写真、動画は異なる
ハイパーリンクという読み方も増えた
本の内容だけが理解を組み立てる材料ではない
読み手側が自分の経験を組み合わせて理解を組み立てる
「見つける」と「組み立てる」のグラデーション
場合による
「読む」の種類と速度
あなたの普段の読む速度は? 
ストップウォッチで読む速度を計測せよ
読む速度のピラミッド
最速:読まない
上限:人間の視覚の限界速度 100ms
300ページ(1ページ900文字)で30秒
著者は16ページ/秒で、1行目の10文字に注目していても地の文章がほぼ読めなくなる
ここよりは早く読めるはず基準:アナウンサーの音読 300文字/分。300ページで15h
声帯を動かして静かな音読をしている人がいるは読むのが遅い
ボトルネックはどこ?
理解を組み立てるのに時間がかかる
XTwitterを読んでいる時と専門書を読んでいるときで読むスピードが遅い
速読の苦しみ
入力量を理解できる量が下回ると、読めても理解できない
続けられるペースを把握する
苦しいペースでは続かない。続けなければ目標達成できない。なら自分に適切なペースでやるしかない
読まない
読んでいない本について堂々と語る方法では4つの読まないがある
全然読んだことがない
例:純粋理性批判はライプニッツなどが神が正しいことを選定として理性の正しさを論じたことを批判した、西洋哲学史の転換点。100年後にニーチェが神は死んだというきっかけとなった。これは読まなくても知ることができる
人から内容を聞いたことがある
ざっと読んだことがある
しっかり読まなければならないと考えるよりマシ
読んだが忘れた
読まずに知識を手に入れる
1ページ2秒以下の「見つける」読み方
Whole Mind System
https://www.amazon.co.jp/Photoreading-Whole-Mind-System/dp/0925480533
この本自体を3通りのレベルで読む方法が書かれている本らしい。面白い基素.icon
速読本の共通コンセプト
準備する
段階的詳細化
繰り返し読む
1度の通読より複数回の大雑把な読み
❶準備
目的の明確化
❷プレビュー
1冊5分
解像度の粗い地図を手に入れる
調査:目次から情報を収集
目次読書
キーワード探し:30ページごとに目についたキーワードをメモ。
終わったら考える
この本を読むべき?
目的を修正する?
❸フォトリーディング
見開きを1-2秒で読む
Paul Scheeleは頭に入らなくても効果があるというが、西尾さんは効果が感じられなかった
❹質問を作る
本の内容についての具体的な質問文にする
所要時間:5-15分程度
知らない分野についての本で目的を明確化できるわけがないので、事後的に詳細化する
質問を作るために、文章を大きな塊でざっと見て、必要そうなところを2-3分だけ読む
質問に対する答えは見つけない
❺熟成させる
可能なら1晩放置
❻答えを探す
❹質問を作ると同様に読むが、答えを見つけることに意識する
これも複数回行い、最初は理解しているかどうか気にしない
❼マインドマップを作る
学んだことをノートにする
❽高速リーディング
最初から最後まで通読する
ここまでやっておいて、これはいるんだろうか?基素.icon
5日間トレーニング
1冊を1回通読するのではなく、目を通すことを合わせて10回読む
上の手順だと4回だが、実際にはフォトリーディングを毎日行って、答えを探している
マインドマップを作るのは最後の日だけ
「答えを探す」を2回実施している。最初は理解しているかどうか気にせず、2回目には気にしている。
フォーカス・リーディング
寺田 昌嗣が提唱
本の価値は読み手にの経験値にも影響される
速度を計測しコントロールする
得たい理解度に合わせて読む速度をコントロールする
読む速度ってそんなに簡単にコントロールできる?基素.icon
得られた知識のが最大化される時の、最大の速度で読みたい
遅く読みすぎて時間切れになるのは致命的。よくわからなければ速く読むほうが安全
意図的に速度を落とす
写経
組み立てる読み方
見出しなどへの注目
書籍の見出しにはコストがかかっている確率が高い
ストーリーを重視して調整が入る
図は作るのがめんどくさいけど伝えるべきと考えたことが表現されている
箇条書きは構造があるので地の文より著者の脳内が表現されている
Column 時間軸方向の読み方
1ページ3分以上の「組み立てる」読み方
遅い読み方
哲学書の読み方
開いている本・閉じている本
哲学書には、著者が自分の意見を言わない本(開いている本)がたくさんある
外部参照が必要な本
いちいち説明しなくてもググることを読者に期待して書くようになると西尾さんは予想している
すると質の高い情報が期待できる自然言語である英語に対して日本語は水を開けられる
登山型の本とハイキング型の本
1冊に40時間かけて読む
高田明典の提唱
哲学書を読む際には小説を300ページ2時間で読める人が、40時間かかると想定する
予備調査 3時間
時間がかかるので、そうしてでも読むべき本を少ないコストで剪定する
通読 4時間
詳細読み 10時間
+方法論への習熟コスト(初回)
棚を見る
棚の本を全部見る
難易度ではなく読みたい本を選ぶ(モチベーションを重視する)
全体像をスケッチする
読書ノートに書きながら読む
1回目の通読
読みたい時に、読みたいところから読む
わからないことを記録する
質問を作る
頻出単語を記録する
キーワード探し
概念の間の結論の関係を図示する
わからないことを解消するために読む
詳細読みのフェーズ
数学書の読み方
河東泰之の提唱
わからなければ先に進まない
数学科出身者はこれをやる。
数学の勉強では、定義を何も見ずに自分で説明できるレベルで理解できなければ、厳密な議論が不可能になる。わからないところは一歳ないようにする必要がある
ゴールが、全体像を理解する点に置かれていない
もっといい定義はないのか?、なぜこの定義になったのか?を考える
関連:数学書の読みかた
わかるの定義
なぜなぜ攻撃にすべて回答できる
わかることは必要か?
自分の目的のために、数学のわかるが必要か?
読むというタスクの設計
暗記はコンピューターの方が得意なので価値を産みづらい
「100%理解する」←どう判定する?
何もないところから本が書ければ、概ね100%理解したと言えるのではないか基素.icon
これは数学書の理解と同じ
ショーペンハウアー 読書をしているとき、他人の思想を追体験しているだけで考えていない
理解しようと苦しんでいる。あなたの考えるって何基素.icon
理解は不確実タスク
理解できないかもしれない
不確実タスクを着手ベースで計測する
西尾さんのよくやるタスク設計
時間を区切って実行し、付箋に抜きがきを作る
時間がくれば確実に終わる
完了後に抜書きが達成の赤石になる。これをKJ法に使う
読書は手段,目的は別
読書の目的の典型例
大雑把な地図の入手
検索エンジンが代替しつつあるが、質が低いケースも多々ある。質の判定はWikipediaやStack Overflowが発展しつつある。
読むより早いことがあるかも
ファスト読書など読んだ人の情報を聞く、著者に聞く
著者は本を読めと思うだろうな基素.icon
今ならLLMに入れて聞く
結合を起こす
他の知識との結合に価値があるケース
新結合基素.icon
同じトピックの複数の本を同時に読むSyntopic Reading
外山滋比古の修辞的残像
残像が消える前に新しい知識が注入されると繋がりを発見できる
ゆっくり読むとこれができなくなり、理解が妨げられる
思考の道具を手に入れる
概念を示すキーワードがわかると検索できるので関連知識を入手しやすくなる
復習のための教材を作る
レバレッジメモを作る
重要な部分を抜き出して作る
本田直之の提唱
欠点
コンテキストがなくなる。対応はソースの明示だが、面倒。
量が増えていく
明示的に捨てるコストが高い
Incremental Reading
テキストを読み、抜書きしたいところを選択すると新しいテキストができる
全てのテキスト間隔反復で表示される
価値の低いもの(使わないもの)が自動的にフェードアウトする仕組み
自動的に捨てられるので明示的に捨てるコストが高い問題が解決する
編集すると間隔が短くなる
興味があるものはどんどん表示される
いつ投げ出しても構わない
欠点
編集が終わった抜書きはどうする?
Piotr Woźniakの提唱
人に教える
教えるための資料を作成すると記憶が強化する
まとめ
会話や実験は触れられていない
実験は新しく知識を作り出す
第5章 考えをまとめるには
情報が多すぎる? 少なすぎる?
書き出し法で情報量を確認
質を求めてはいけない
実践してみよう
100枚を目標にしよう
100枚目標のメリット
重複は気にしない
多すぎる情報をどうまとめるか
並べて一覧性を高くする
Column 書き出し法の実例
並べる過程で思い付いたらすぐ記録
関係のありそうなものを近くに移動
Column ふせんのサイズ
KJ法の流れ
グループ編成には発想の転換が必要
グループ編成は客観的ではない
グループ編成は階層的分類ではない
既存の分類基準を使うデメリット
Column フレームワークによる効率化
事前に分類基準を作るデメリット
分類で負担を減らすメリット
関係とは何だろう
類似だけが関係ではない
NM法は対立関係に着目する
話題がつながる関係
束ねて表札を付け,圧縮していく
表札作りのメリット・デメリット
表札を作れるグループが良いグループ
ふせんが膨大なときの表札作り
「考えがまとまらない」と「部屋が片付かない」は似ている
Column 表札とふせんの色
Column 知識の整合性
束ねたふせんをまた広げる
文章化してアウトプット
社会人向けチューニング
ステップの省略
中断可能な設計
A4書類の整理法
繰り返していくことが大事
KJ法を繰り返す
繰り返しのトリガ
インクリメンタルな改善
過去の出力を再度グループ編成
電子化
まとめ
第6章 アイデアを思い付くには
「アイデアを思い付く」はあいまいで大きなタスク
アイデアを思い付く3つのフェーズ
耕すフェーズ
芽生えるフェーズ
育てるフェーズ
先人の発想法
Youngのアイデアの作り方
川喜田二郎の発想法
Otto Scharmerの変化のパターン
芽生えは管理できない
まずは情報を収集する
自分の中の探検
言語化を促す方法
質問によるトリガ
フレームワークのメリットとデメリット
創造は主観的
身体感覚
絵に描いてみる
たとえ話・メタファ・アナロジー
NM法とアナロジー
Clean LanguageとSymbolic Modelling
まだ言葉になっていないもの
暗黙知 解決に近付いている感覚
Column 二種類の暗黙知
違和感は重要な兆候
Thinking At the Edge まだ言葉にならないところ
辞書との照合
公共の言葉と私的な言葉
KJ法も違和感に注目
言語化のまとめ
磨き上げる
最小限の実現可能な製品
誰が顧客かわからなければ,何が品質かもわからない
何を検証すべきかは目的によって異なる
U曲線を登る
他人の視点が大事
誰からでも学ぶことができる
タイムマシンを作れ
Column 知識の分布図
再び耕す
Column 書籍とは双方向のコミュニケーションができない
まとめ
第7章 何を学ぶかを決めるには
何を学ぶのが正しいか?
数学の正しさ
科学と数学の正しさの違い
意思決定の正しさ
繰り返す科学実験と一回性の意思決定
事後的に決まる有用性
過去を振り返って点をつなぐ
自分経営戦略
学びたい対象を探す探索戦略
Column 選択肢の数が意思決定の質にもたらす影響
探索範囲を広くする
知識を利用して拡大再生産戦略
卓越を目指す差別化戦略
他人からの知識の獲得はコストが安い
他人から得た知識は価値が低い
卓越性の追求
かけ合わせによる差別化戦略
かけあわせニッチトップ戦略
ふたこぶの知識
連続スペシャリスト
新入社員の戦略案
組織の境界をまたぐ知識の貿易商戦略
知識を創造する