第02回_レジュメ
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基本情報
記録:
2025/10/9 11:11 出席打刻の変更(2名)対応済:林輝晃、小林麻衣
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社会政策論2025 第02回 レジュメ
01 社会政策論を学ぶにあたって(続)
(2)社会政策はどのような研究・実践なのか?
(4)人口減少社会とアフターコロナ時代の社会政策251009 今日はここから
02 社会問題と社会政策の系譜
▶意識しながら授業を受けて欲しい3つの問い(その1)
⑴ 近代社会は、私たちに「自由」と「豊かさ」をもたらしました。その代償として、私たちは何を失ったのでしょうか?
⑵ 「個人の自由」「自己責任」「国家」。私たちが当たり前だと思っているこれらの考えは、いつ、どのようにして作られたのでしょうか? そして、それは本当に「当たり前」なのでしょうか?
⑶ 私たちは、自らの意思で生きている「個人」です。しかし、その意思決定は、社会の目に見えない「仕組み」によって、どれほど方向づけられているのでしょうか?
(1)近代 Modern と社会問題
前近代社会の特徴
商品経済システム(資本制経済システム)の生成
近代社会の生成
近代 Modern とは何か?251009 10:30 今日はここまで
近代 Modern の中心となる3つの思想
近代社会の特徴
近代を支える生産/再生産の連関:近代家族モデル
初期資本制社会の前提
社会問題の析出
〈言葉〉が通じると言うことは、そこに社会があるということ
参考文献
桜井哲夫(1984)『「近代」の意味:制度としての学校・工場』(NHKブックス470)日本放送出版協会 今村仁司(1998)『近代の思想構造:世界像・時間意識・労働』人文書院
ベネディクト・アンダーソン/白石さや・白石隆(訳)(1983/1991=1997)『増補 想像の共同体:ナショナリズムの起源と流行』NTT出版
土田知則・青柳悦子・伊藤直哉(1996)『現代文学理論:テクスト・読み・世界』、新曜社
赤川学(2012)『社会問題の社会学』(現代社会学ライブラリー9)弘文堂
▶意識しながら授業を受けて欲しい3つの問い(その2)
⑴ なぜ、貧困は「個人の怠惰や自己責任」の問題から、「社会の仕組みが生み出す構造的な問題」へと捉えられるようになったのでしょうか?
⑵ 国家は、なぜ国民の「貧しさ」や「働き方」に介入するようになったのでしょうか?
⑶ ビスマルクが導入した「社会保険制度」は、なぜ『アメとムチ』の政策と呼ばれるのでしょうか?
(2)社会政策以前の貧困者救済策
近代以前の貧困状況
古代における貧困者の救済
中世における貧困者の救済
近代以前の貧困観
東洋における宗教の役割
日本・奈良時代
日本・近世(安土桃山時代〜江戸時代)
参考文献
(3)初期社会政策の3つの系譜:〈救貧法〉〈労働者保護政策〉〈社会保険制度〉
16世紀〜17世紀のイギリス社会問題
エリザベス救貧法(旧救貧法)(1601年)
エリザベス救貧法を生み出した社会環境の変化
産業革命下の都市生活の変容
初期労働者保護政策の展開
貧困観の変容:貧困の社会問題化
後進資本主義国ドイツの19世紀社会とビスマルクの社会政策
イギリスの社会保険制度
労働運動に端を発する変化
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第02回 授業のリアクション・ペーパー
2025年10月10日(金) 21時 〆切
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A. 今日の授業で一番印象に残ったところ(概念/フレーズ/オピニオンなど)は何ですか。
◎上記の論点をもとに、その知識の定着度をはかるための“試験問題”を作成することができます。以下は200文字程度(経法学部の解答用紙5〜7行程度)で解答可能な問題として作成しました。みなさんは解答できますか?