2021年6月下旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。
今期はグレード7にてプレイしていました。
目次 → 2021年グレードフェス所感まとめ
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ルール
判定期間:2021/06/21 ~ 06/30
流行
1位:Dance
2位:Visual
3位:Vocal
特殊ルール
審査員が満足するのに必要な興味値がいつもより多い
5400000(グレ7)
審査員影響力:231(グレ7)
ユニットボーナス強化期間
前期:06/21 ~ 06/24
イルミネーションスターズ
ノクチル
アンティーカ
中期:06/24 ~ 06/27
放課後クライマックスガールズ
アルストロメリア
アンティーカ
後期:06/27 ~ 06/30
ストレイライト
シーズ
アンティーカ
所感
今期はフェスイベント「サマー・フェスティバル」が開催されました。あれ?コラボフェスは……? 報酬はpSR「【雨・雨・電・電】幽谷霧子」でした。
また、復刻シナリオイベントとして、「轟!-とどろき- 紅蘭偉魔空珠†番外地」も併催されました。放クラの5人が主演の不良系作品のweb配信ドラマを全編通して展開する劇中劇です。報酬のsSSR「【紅蘭偉魔空珠に挑め!】園田智代子」は、智代子が283プロでアイドルになったキッカケが描かれたコミュが含まれていて当時から話題になったものなので、是非とも読んでおきたいですね。
期間終盤の28日には放クラの5人が出演した公式生配信もありました。グレフェスの報酬や得点関係で少しテコ入れが予定されている旨や、開発中のフェスツアーズの紹介、次期実装のガシャとシナリオイベントの情報出しが主な内容でしたね。昨年のノクチルの流れから、予想通りの限定にちか実装と、シーズの初シナリオイベントの予告が来てテンション上がりっぱなしですね。
グレフェスのテコ入れに関しては、トップ環境が変わるような変更にはならなさそうな気はしますが、現行あまり使用者が多いとは思えないノクチル型のVoアルストをメインで使っている身としては、編成使用率ボーナスの恩恵を受けてグレ7残留しやすくならないかなー、と淡い期待を抱いていたり……。
今期併催のガシャは、「フォト・ダーソス めぐる・美琴スタンプガシャ」でした。
新pSSR「【たまゆらフレーミング】八宮めぐる」
https://gyazo.com/9411e565e4a34046e19eed1bef969e46
新規実装のpSSR「【たまゆらフレーミング】八宮めぐる」は、DaVi2極性能のカードです。
ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:Vi3倍アピール
VoDaVi20%UP(4T)
リンク:Vi60%UP(4T)
3凸:Da4倍アピール
VoDaVi40%UP(4T)
リンク:Da60%UP(4T)
火力は恒常札の通常性能ですが、3周年限定pSSR「【花風Smiley】櫻木真乃」を全力で支援するような全色バフ付与札になっています。当カードや他のサポートなどのパッシブスキルの発動条件を満たすための布石札になりそうですね。
パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
30 (1凸) VoDaVi30%UP VoDaViUP全て付与時 10% 3
40 (2凸金) VoDaVi50%UP VoDaViUP全て付与時 20% 3
50 (2凸) Da40%UP 3T以降 20% 2
花風真乃と同様の、全色バフ付与が発動条件である全色パッシブが特徴的です。3極編成の完成度が高ければ高いほど有用に使えるパッシブなので、Ce花風真乃のDa寄り3極イルミネ編成ではこちらのカードが現状の最適解と言えるかもしれません。
思い出アピールの性能は以下の通りです。
追加効果:VoDaVi50%UP (3T)
リンク:DaVi1.5倍アピール
バフ付与 → リンク追撃のパターンですが、リンク追撃はかなり火力が控えめであるため、センター運用はちょっと考えものですね。めぐるをセンターに置くのであれば、限定pSSR「【アイの誓い】八宮めぐる」の方が適正は高いでしょう。
運用方針としては、前述の通り「【花風Smiley】櫻木真乃」をセンターに置いたDa寄り3極イルミネ編成の脇差しとして使用することになりそうです。3凸まで持っていってDa担当に配置して運用すべきかどうかは諸説あり、どちらかというとユニット外からDa特化の限定pSSRをDa担当に配置した方が安定する場合が多くなりそうな気がしています。実際、Daイルミネ編成でTOP100に載るような方は、「【NOT≠EQUAL】三峰結華」などのDa特化の高火力カードを配置している場合が多いため、イルミネの運用のしづらさはユニット内のカードパワーの低さにも理由があることが伺えます。今回のたまゆらめぐるも、火力自体は控えめなため特化配置はしづらい感じがしますね。
別の運用方法として、出張枠イルミネ採用型のDaアルスト編成に欲しかった性能だと思いました。「【ハッピー・アイ・スクリーム】桑山千雪」が実装された6月上旬期の所感(2021年6月上旬期グレードフェス所感)でも触れましたが、「【アイの誓い】八宮めぐる」を採用していたところを、今回のたまゆらに変更したいですね。理由としては、花風真乃のパッシブスキルの発動条件を満たすのに最適であることの他、全色バフは「【今日の手は空を切らない】芹沢あさひ」の1凸パッシブの条件「ViUP付与時」なども同時に満たすことができるため、布石札として無駄打ちになりにくい点が挙げられます。
ただ、恒常にはづきさんを注ぎ込む勇気がなかなか湧かないところではありますね……。
(kinzokuseitarai.iconは引けました)
新sSSR「【A】緋田美琴」
https://gyazo.com/6d87a943ab9f11d3ba6fdacb67e2c7b6
新規実装のsSSR「【A】緋田美琴」は、Vi特化性能のカードです。
完凸時のサポートスキルは以下の通りです。
アイドルの絆 (Lv.10)
ビジュアルマスタリーSP (Lv.16)
約束リカバー (Lv.2)
おやすみブースト (Lv.3)
ビジュアルマスタリーVi上限 (Lv.5)
ユニットマスタリー体力 (Lv.2)
ここ最近の恒常サポートの性能はとても使い勝手の良いものになってきていますね。ビジュアルマスタリーSPと上限がGRAD環境においても非常に優秀です。
現状このカードのユニマス体力を活かせるのは、にちかのサポートカードがほぼ無い以上にちかでプロデュースした場合のみになるのですが、Vi特化のにちかの育成を行う上ではほぼ必須と言えるのではないかと思っています。
パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
20 Vi15%UP 美琴編成時 5% 1
40 (1凸) Vi30%UP Vi担当編成時 20% 1
30 Vi20%UP 観客3以上 20% 1
40 (2凸金) Vi60%UP 3ユニット以上編成時 30% 1
40 Vi30%UP 4T以前 10% 2
50 (コミュ) Vi30%UP 2T以降 20% 2
発動条件の緩い低倍率パッシブが並んでいる他は、シーズの編成コンセプトである出張枠に複数ユニットを採用した場合に発動する2凸パッシブが特徴的です。恒常性能なので仕方ないところではありますが、発動回数はもう少し欲しい感じがしますね。
4凸ライブスキルは Vi3倍アピール + Vi35%UP(3T) です。なかなかの高倍率バフ付与札ではありますが、これ単体では少々使いづらいような気がします。そういう意味ではしばらく3凸運用で良いのではないかと思います。
運用方針は、前述しましたがVi特化にちか育成の必須カードです。それ以外のVi特化育成でも十分活躍できるポテンシャルはありそうなんですが、ユニットマスタリーを含めたシナジー効果を考えると、このカード単体で入れ替えが効くような性能のカードがなかなかないように思います。カードプールに乏しい方がこのカードを拾えた場合は、かなり有用な1枚になるかもしれません。
(kinzokuseitarai.iconは引けませんでした)
イベントpSR「【雨・雨・電・電】幽谷霧子」
https://gyazo.com/a9f10d41cf1177f7c2ea2af6072881d0
新規実装のイベントpSR「【雨・雨・電・電】幽谷霧子」は、DaVi2極性能のカードです。
ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:Vi1.5倍アピール
メンタル5%回復
リンク:Vi3倍アピール
4凸:Da2.3倍アピール
メンタル10%回復
リンク:Da3倍アピール
アルスト以外のユニットからは、「【ばってん長崎恋岬】月岡恋鐘」以来の回復スキルです。恋岬の方は回復のみでアピールができないので、アピールと回復が両立するスキルは初めての実装になりますね。
2凸パッシブスキルは Da24%UP (3T以前, 40%, 1回) です。イベント産の通常性能ですね。
思い出アピールは Da1.5倍アピール + リザレクション効果20%付与(3T, 1回) です。無リンク追撃は嬉しいポイントですが、リンクアピールのリザレクションはあまり狙いにいくメリットがなさそうですね。
グレフェス
今期はフェスイベントということで、期間を3分割してユニットボーナス強化が入りました。7ユニットになって以降、前回の5月下旬期(2021年5月下旬期グレードフェス所感)は放クラが全期間ユニットボーナスの恩恵にあやかっていましたが、今期はアンティーカがその枠に入っていました。
フェスイベント時の特殊ルールとして興味値がいつもより多めの540万フラットルールでした。長期戦になりやすいこのルールに加えて、アンティーカの強化が期間の全てにかかってくるので、今期はかなりVoアンティーカに有利な環境と言えました。久しぶりにVoアンティーカとのマッチング頻度が高くなっていて、なかなか難しい戦局が多くなりましたね。
グレ7の環境としては相変わらずVo放クラ、Voストレイ、VoノクチルなどのVo特化編成、Daイルミネ、Viアルストあたりが高頻度にマッチングするような状況になっています。ここ最近はVoストレイが環境トップを張っていますが、他の編成も勝ち上がるチャンスがあり、わりかしまんべんなく各ユニット編成がバラけているように感じます。ちょっとVo極編成が多い気はしますが……。
今期のkinzokuseitarai.iconは、Vo極編成とのマッチングが多い場合はVoアルスト、それ以外はViアルスト編成で挑んでいました。Vo極に対してミラーマッチを仕掛けてパーフェクトライブ狙いの方が勝ち筋は安定していたような印象がありますね。
今期はそれに加えて、Voアンティーカ編成を複数引いてアルストがいなかった場合にのみ、遅延してライバルをメンタル落ちさせる戦法をとる出張枠アンティーカ型のVoアルストも試走していました。編成は以下のような感じです。
https://gyazo.com/6efa0041b94f7ec494db3bdab92c7930
Le枠に「【トリッキーナイト】田中摩美々」を、Vo担当に「【海と太陽のプロメッサ】白瀬咲耶」を配置した編成です。
狙いとしては、プロメッサでの遅延行為でターンをできるだけ長引かせ、トリッキーナイトのメランコリー付与でライバルのメンタルを削りにいき、ライバルをできるだけ早くメンタル落ちさせる戦略をとります。Le枠の摩美々はメンタル上限200持ちなのでメンタル育成を行い、札の火力は二の次として運用しています。
本編成のメリットはプロメッサの強力な遅延・興味無視火力を存分に発揮できることにありますが、Voアンティーカが対面にいる前提での運用なので立ち回りが非常に難しく、火力維持が困難なのが難点ですね。正直、いつものノクチル型Voアルストの方が火力的には上なので、個人的にはそちらの方が使い勝手が良いです。
また、育成の詰めが甘いのでそもそもあまり強くないのと、いつもの癖で「【モーニング・グロウリー?】西城樹里」の1凸パッシブを取ってしまっているので、タゲ取りをしてしまってライバルに口撃を向かわせるといった狙い通りの働きを上手くしてくれない場合が多くて難儀してますね。これでは勝てないので育成再走しようと思っています。
結果
今期は、期間前期に出したVoアルストでの14ターン7リンク3思い出☆55の2がっちり完全掌握で終了です。
https://gyazo.com/e3cbb18de339687774e3fa38a9e2c0ec
https://gyazo.com/5a475608cba7ce90ff892c784fac4928
1つノーマルアピールが付いていますが、意図的に出した火力調整です。しかし、これによって次のターンギリギリでラストアピールを逃してしまったため、意図したプレイングとはいえ痛恨のミスとなってしまいました。ライバル4落ちで3TA確定していた立ち回りだっただけにめちゃくちゃ後悔しましたね……。
https://gyazo.com/bbfa347f1121f2fba665a243c7703446
その後も数回惜しいマッチングがあったんですが、パーフェクトライブは取れずじまいだったので普通に降格です。次期はグレ6にて対戦よろしくお願いします。
グレフェスTOP100
1位: 186,402pt
100位: 168,665pt
編成詳細は以下リンク
https://cttr.jp/2021/06/30/post-19735
判定期間終了直前のTOP100 @_scbot
今期環境はVoアンティーカが占めつつもVoストレイも負けじと食らいついている感じですね。Vo審査員にプロメッサが入る可能性が非常に高い環境のため、Vo極編成が無駄にVo審査員を削りすぎないようになるパターンが多かったのかもしれません。
その他にはVoノクチル、Viアルスト、Daイルミネ、Daストレイ、DaViアンティーカあたりが複数ランクインしている感じですかね。放クラのランクインはありませんが、興味を上げて早期ターンでフェスマスターを取り切るユニットコンセプトになっている以上、リンクアピールによる加点が見込めないため、フェスマ取ってもランキングに載れる点数が取れないことが多いように思います。なので、101 ~ 200位には放クラ編成でも複数人のランカーがいらっしゃるのではないかと思っています。
今期ランキングで珍しいセンターだと、8位の摩美々(麻樺さん)、40位の咲耶(ずずさん)がいらっしゃいますが、両者とも変則的なVoアンティーカ編成となります。このお二方は担当アイドルをセンターにしてグレフェスに臨まれている方々だと認識しているので、その姿勢にはただただ感服しますね。特にSRセンターでランクインはなかなかできることではないので本当にすごいです。
まとめ
フェスイベントのユニットボーナス強化期間を思ったように活かせず、グレ6に降格してしまいました。
次期はVi特化限定にちかの実装となり、ルールもVi有利になると思われるので、Viアルストでなんとかグレ7復帰を目指したいですね。