2021年6月中旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。
今期はグレード6にてプレイしていました。
目次 → 2021年グレードフェス所感まとめ
前年 → 2020年6月中旬期グレードフェス所感
前期 → 2021年6月上旬期グレードフェス所感
次期 → 2021年6月下旬期グレードフェス所感
ルール
判定期間:2021/06/11 ~ 06/21
流行
1位:Vocal
2位:Dance
3位:Visual
審査員興味値:2268000(グレ6)
審査員影響力:210(グレ6)
所感
今期からアンティーカのLanding Point編シナリオが実装されました。LP編でのアンティーカの楽曲も新しく追加され、育成の幅が少し広がりました。(とはいえフェスツアーズが未実装なので如何ともし難いですが)
イベントは強化週間、報酬はsSR「【頬を照らすのは】芹沢あさひ」でした。また、今回のイベントから、GRADのPR活動で得られるファン満足度が微増しています。ただ、通常時は同色ひらめきが7つで30%上昇だったところが、6つで30%に届くようになった程度の増加量なので、育成環境的には若干楽になったくらいでほとんど変わりませんでしたね。特化担当のPR60%ルートがちょっとやりやすいくらいの変化でした。未踏のアビリティ「パーフェクトリィ」の取得ができるかと息巻いていた方もいましたが、この程度の変更では取れそうにないみたいですね……。
今期併催のガシャは、「我力超来!必殺!迷光収束拳!!! 愛依スタンプガシャ」でした。また、復刻ガシャとして「期間限定復刻 おはよう、純白のお姫様 甜花・冬優子・めぐるスタンプガシャ」、「期間限定復刻 赤ずきんちゃん♪お菓子を持ってどこ行くの☆ 甘奈・結華スタンプガシャ」も少し開催日程をずらして実施されています。
新pSSR「【今のうちは走らない】和泉愛依」
https://gyazo.com/63a9acb1289811a4b70a025d9eb4463f
新規実装のpSSR「【今のうちは走らない】和泉愛依」は、DaVi2極性能のカードです。
ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:Da3倍アピール
Da20%UP(3T)
VoDaVi5%UP(4T)
リンク:DaVi50%UP(4T)
3凸:Vi4倍アピール
Vi40%UP(3T)
VoDaVi10%UP(4T)
リンク:DaVi50%UP(4T)
ストレイ編成の脇に差すカードとして重要となる、バフ付与札になります。無凸スキルはDaなのでセンターが「【アンシーン・ダブルキャスト】黛冬優子」のDaストレイに、3凸スキルはVi極の「【空と青とアイツ】芹沢あさひ」センターのViストレイに適したカードですね。
リンクアピールも追いバフなので無理に狙う必要はなさそうですが、ストレイの立ち回りの起点になりそうなカードです。
パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
30 (1凸) DaVi30%UP DaUPが3つ以上付与時 20% 3
40 (2凸金) DaVi50%UP ViUPが3つ以上付与時 20% 3
50 (2凸) Da40%UP メンタル74%以下 20% 2
パッシブスキルは、2極編成ではそこそこの倍率になりますが、バフ3つ以上と少々条件が厳しいのと、単色編成で使うにはちょっと弱い感じがします。特にDaストレイ編成では、「【×トリック/○____】黛冬優子」の2凸パッシブであるDa100%UP (条件:DaUPが5つ以上) の方が優先され、その発動を邪魔してしまう可能性があってあまり取得をおすすめできません。Daストレイで1凸パッシブを取っていいパターンは、トリックの2凸パッシブを先に取った上でこのカードをVi担当に配置する場合になります。
また、Da極編成では「【数・数・娘・娘】幽谷霧子」のDa150%UP (条件:メンタル34%以下) も発動が見込めるため、低メンタル条件のパッシブも倍率が低いと取得をおすすめできないですね。ただし、これら限定サポートの強パッシブを持っていないのであれば十分有用です。
思い出アピールの性能は以下の通りです。
追加効果:DaVi50%UP(5T)
リンク:Da消去2.5倍アピール(DaUP) + Vi消去2.5倍アピール(ViUP)
リンク追撃の倍率は最大で合計5倍になりますが、前段追加効果で付くバフを除いて、DaとViのバフが3つずつ必要となります。少しコストが重いのと、2極編成がそもそも難しいのでセンターとしての運用はかなり茨の道になりそうです。
運用方針としては、前述の通りDaもしくはVi極のストレイ編成の脇差しバフ付与要員です。リンクアピールと消去用バフ準備の側面が強いので、1~2ターン目に打つことが想定されます。ここ最近のストレイの恒常札は、バフの持続時間が短めになっているので、環境によってはあまり早打ちしない方がいい場面もありますが、そのあたりは審査員興味値などを確認して臨機応変に対応しましょう。
(kinzokuseitarai.iconは引けませんでした)
イベントsSR「【頬を照らすのは】芹沢あさひ」
https://gyazo.com/64c43e4e85c65743a6956e199b197967
新規実装のイベント産sSR「【頬を照らすのは】芹沢あさひ」は、Vi特化性能のカードです。
サポートスキルはビジュアルマスタリーVi(Lv.5)、体力サポート(Lv.3)がメインです。
2凸パッシブはVi20%UP(3T以降, 30%, 1回)と配布SRの標準性能です。
4凸ライブスキルはVi2.5倍アピール + Vi7%UP(5T) + Vi3%UP(10T)と、バフ付与札となっています。他にバフの個数を稼げるサポートがいない場合は取得してもいいかもしれませんね。
グレフェス
前期惜しくもグレ7残留できなかったので、今期はグレ6でした。
久しぶりの通常ルール、グレ7では252万フラットということで、開幕からアレが来ることが容易に予想できました。
「【NOT≠EQUAL】三峰結華」をDa担当に置いた、2T締め背水Da極編成である通称NE編成ですね。
今期はこのNE編成について、GRADのアビリティ「アピールUP(思い出高・低)」に着目した理論値の考察があらがきさんより発表されました。一読の価値があります。
三峰≠編成は3被弾→Me1育成が本当に最適解??【グレフェス検証】
今期のkinzokuseitarai.iconは、Voアルストをメインに使いながら、対面にVo極が少ないゆるゆるマッチングではViアルストを出してフェスマスターを狙いにいく使い分けを行っていました。Daアルストは……、もう少し育成詰めます。
ここ数期のグレフェスでkinzokuseitarai.iconがVoアルストを好んで使っている理由は以前書いたかもしれませんが、対面にVo極が増えたことによるミラーマッチのしやすさやパッシブの質、思い出ゲージの速さ、捨て札の少なさ、単発火力の高さなどが上げられます。確かにViアルストは強いんですが、理想手順を踏まないと思うように火力が出なかったり、出張枠が摩美々・結華型だと手札事故を起こした時にリカバリーが効かないんですよね。対してVoアルストでは、2020年以降に実装されたアンティーカ、放クラ、ストレイ、ノクチルのVo特化限定pSSRが出張枠として採用できるのもあって、軸になるアルストのカードに劣らないくらいの活躍が期待できます。むしろその2枚あるならアルストじゃなくてよくね?ってなるくらいに。
kinzokuseitarai.iconが使用しているVoアルストはノクチル型ですが、先日の打ち上げガシャで「【ギンコ・ビローバ】樋口円香」を拾えたので、若干のアップデートを行っています。
https://gyazo.com/0c3413695612c71050d49ee80820e520
編成の運用方針としては、初ターンから「【夏空への挑戦】桑山千雪」、「【スペンサー家の日常】大崎甘奈」の2凸パッシブなど強力なバフを頼りに高火力を出し続け、多少手札が揃わなくても「【途方もない午後】浅倉透」や「【ギンコ・ビローバ】樋口円香」で強力な回避バフが付けられる可能性があり、どの札を切っても次に繋げられるのが魅力的ですね。
純正Voノクチル編成では「【ROOKIE!】市川雛菜」の4凸ライブスキルで回避付与を行いつつ、2人リンクを重ねながら回避バフを溜め、ギンコの思い出アピールで捲くるのが定石だと思いますが、Voアルストでのノクチルの役割は回避によるメンタル維持の意味合いもあります。
当編成は、Ce甘奈とVo千雪以外は全て予選敗退からの敗者復活戦勝利ルートを通ってアビリティ「打たれ強い」を積んでいます。回復パッシブに乏しいので千雪と甘奈の思い出追撃の火力維持のために行っている育成方法ですね。そのため、通常の育成よりも1ターン行動できる週が少なくちょっとだけ育成難易度が高いのですが、そのへんは周回数でカバーします。
Le:【途方もない午後】浅倉透
https://gyazo.com/c3d0dc0f7f2cb70eff2c9e7987450d46
夏空・スペのVoアルストサポートセットと、「【ROOKIE!】市川雛菜」、「【パーティーのやくそく】福丸小糸」のVoノクチルサポートセットのハイブリッドに加え、「【ふっふ~ん、ふふ~ん♪】月岡恋鐘」を採用した高メンタル育成編成です。恋鐘がラジオマスタリーMeを持っているため、ラジオのお仕事に行く回数の多い育成方針を取っています。そのため、小糸と恋鐘のExスキルにはラジオ滞在率UPを積んでいます。
シーズンごとのブロック選択も通常とは異なり、「D → A → D → A」の順に行います。
Vo:【サマーハニー・シーズン】桑山千雪
https://gyazo.com/7058aa1e861061bc21faa9f7aad376bb
結構前に作ったのでそろそろもう少し編成変えて更新したいメイン火力です。特化担当の育成でPR60%ルートが成功しないので、PR30%での育成結果ですね。編成更新するのであれば、恋鐘を「【よしよし♪】和泉愛依」に、果穂を「【反撃の狼煙をあげよ!】小宮果穂」に変更するのが良いかなー、と思っています。
Ce:【約束ペタル】大崎甘奈
https://gyazo.com/d6107ddae926ba092c7afd7e14827e94
もともとCe甜花向けの特化担当外育成を行っていたところ、シーズン1~2の早い段階で親愛度急上昇を引いたので急遽センター育成に切り替えた甘奈です。こちらも更新するならよしよし愛依採用に切り替えですね。
Da:【ギンコ・ビローバ】樋口円香
https://gyazo.com/f4a783209dd23393e87a4947dd926603
kinzokuseitarai.iconの編成では元々未所持だったので新顔になります。VoアルストセットとVoノクチルセットに加え、「【ノー墨・勝者フェイス】黛冬優子」採用でマスタリー体力と上限を増やし、育成の安定化を図ります。
特化担当外はPR60%ルートを狙って、しっかり上限+75のアビリティも取っています。この数値を特化担当で出したい……!
ギンコの無凸ライブスキルは透がリンク条件になっているため、透のスキルを先打ちしているとリンクアピールが狙えるのも魅力の一つです。円香のスキルには打ったターンのみ強めの回避が付くため、透→円香の順にスキルを打つのが望ましいです。この2人の4凸スキルを打つと、回避バフのVo100%UPとVo80%UPが最大3つずつ乗るチャンスが作れるので、上手く回避できれば次のターンの火力がえげつないことになるんですよね。このバフが乗った状態で千雪6倍札を打つとめちゃくちゃ気持ちいいんですよ。
Vi:【BON・BON・DAY!】大崎甜花
https://gyazo.com/c389607722db4da9c29d50107ca04206
ボンボン甜花は恒常pSSRなので、4凸ライブスキルの他にサポートから1枚札を取る選択肢が出てきます。ここ最近の選択肢としては「【モーニング・グロウリー?】西城樹里」、「【ROOKIE!】市川雛菜」、「【よしよし♪】和泉愛依」が上がってきますが、当編成では透・円香の回避の補助や、ルーキー雛菜・パーティー小糸のパッシブスキルの発動条件である「回避付与時」を満たすために、ルーキーの4凸札を採用しています。
こちらもPR60%予選敗退打たれ強いルートでの育成となっています。
個人的新生Voアルストを組んで運用してみた感じでは、やはりViアルストよりも単発火力が出る分ラストアピールやパーフェクトライブは狙いやすいように思います。反面、全体火力が午後透の札か甘奈の思い出アピールのみであり、透をLe担当にする上で少し火力を落としてしまっているのと、そもそも甘奈の思い出アピールがリンク追撃Vo最大2.5倍とあまり強くないこともあって、フェスマスターの難易度が異次元レベルです。
これについては、次の限定甜花ちゃんがVo特化の全体アピールを持ってきてくれれば完全に解決しそうなんですが、そんなものを実装したら本当にVo環境ぶっ壊れますよ。
あと、これだけ書いておいてハシゴを外すようなことを書くんですが、この編成、今期のような速攻環境では脇のノクチル札を打っているヒマがほとんどないので、もう少し長期戦の環境でないと活かしづらいですね。
結果
今期はViアルストで3ターン1リンク1思い出☆74のフェスマスターで終了です。これだけ長々とVoアルストについて書いてるのに!?
https://gyazo.com/d326cb17862d752a985735be51ed54a0
https://gyazo.com/42f90077105a07b94bc4ee111730a5ee
https://gyazo.com/188087b05f5e2fe38c54b730b53d49c1
残留ボーダーは少し高めのPLから無リンクフェスマあたりでしょうかね。今期はグレ6でも上記の2T締めNE編成でグレ7昇格が狙えたように思います。
グレフェスTOP100
1位: 178,323pt
100位: 165,208pt
編成詳細は以下リンク
https://cttr.jp/2021/06/21/post-18816
判定期間終了直前のTOP100 @_scbot
今期のTOP100は予想通りNE編成が席巻していますね。見分け方としては、アイコンとなっているセンターアイドルのランクがB以下かどうかが指標です。思い出Lv.MAXでパッシブも十分に取っていればだいたいはAランクいきますからね。
それ以外の編成だと、相変わらず強いVoストレイ、Daストレイ、Daイルミネ、Viアルストあたりが目立ちます。
珍しい編成だと、56位の方がViストレイ、93位の方がにちかセンターのシーズ編成でランキングに載っています。
Viストレイは新規実装の愛依を早速4凸採用していますね。今期のような短期決戦であれば、マッチングによってはまだ戦いようがあるということでしょうか?
93位のシーズ編成はDa担当がNE結華でアンティーカで固めているため、にちかの思い出によるフェスマではなくNE編成と同じ勝ち方のような気がします。シーズの2人はセンター適正やアピールUP等のアビリティを取得できないので、単純に縛りプレイですねこれ。それはそれですごいんだよな……。
まとめ
通常ルールのグレ6でフェスマスターでのグレ7昇格でした。他ユニットの使い勝手や火力が上がっていて、一度グレ7から落ちてしまうと上がってくるのが難しくなっているような気がしますが、いける時はしっかり食らいついていきたいですね。