複合的な困難ー「悩み」の背景、構成要素はシンプルではない
※今後加筆します
「悩み」の背景、構成要素はシンプルではないという話
あたりまえ、だけど忘れられてしまいがち
図解
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関連:
(追記:実際、相談を受ける立場としての課題意識についての言及をみつけたのでメモ)
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> 出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング [重層的支援体制整備事業を検討することになった人に向けたガイドブック
Ref.
ちょっと自己紹介:家庭環境、大変でした
社会的に孤立した閉鎖的な家庭に生まれ、物心ついたころには各種虐待があたりまえの環境で育ちました。父の暴力や怒鳴り声、視線から逃れるため、荒れ始める兆候(飲酒、大声、雰囲気)が現れるたびに、押入れやカーテン裏、屋根瓦の上など、家中を死にものぐるいで逃げ隠れする毎日でした。小学6年からは、統合失調症を発症した母の看病と、妹の世話をしながら育ちました。
佐藤さん自身の生活も幼い頃から困難が連鎖していた。母親が精神疾患と診断され、ヤングケアラーだった。家庭内の虐待、学校でのいじめも受けた。精神的な不安定さを抱え、鬱や複雑性PTSDに苦しみ、成人してからは全身の筋肉が落ちる難病の 重症筋無力症なども発症した。
お悩みハンドブックをつくろうと思った大きな理由は、私自身と私の家族に支援制度の対象となるような問題がたくさんあったからです。私は、重症筋無力症という指定難病や子宮筋腫など、様々な身体的な病気を抱えていたり、精神的にも複雑性PTSDやうつ病を患っていたりします。
また、私の母は統合失調症を患っており、妹もうつ病を抱えています。二人とも精神科の閉鎖病棟への入退院歴が何回もあって…。家庭環境で言うと、家庭内暴力が日常的に発生しており、怒鳴り声が絶えない家で生活をしていました。
母に暴力をふるっていた父も、祖父から虐待を受けていたという過去があって…。私はこのような様々な体験をして、「困難は連鎖する」と実感しました。
そして後になって色々な支援制度を知ったときに、「必要なタイミングで適切な支援を活用していれば、問題はどこかで食い止められたかもしれないし、どこかでもう少しマシになっていたかもしれない」と強く思ったんです。
個人メモ
関連文脈・キーワード
現実世界の複雑さ
健康格差
複雑困難事例
「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるか 単行本 – 2019/7/12 松本 俊彦 (編)
人間の認知能力の限界
既存の「名指す」や「あらわす」言語の意味というものは、この語の使用という具体的なゲームの場から後に抽象的に取り出されるものです。
けっして先に「名指しあらわす意味」などというものがあって、そのメッセージを受け取り、それに沿って行為しているわけではありません。