西洋政治思想史
西洋法思想史
西洋政治思想史とは何か
西洋政治思想を、古典(クラシック)の系譜と捉え、西洋政治思想の歴史的理解を追求する政治学の一分野。古典の精読を通じ、政治思想を検討する立場を『
政治的人文主義
(シヴィック・ヒューマニズム)』とも呼ぶ。
日本の政治思想史研究の傾向として、従来は古代ギリシャの価値が高かったが、近年は古代ローマの
共和主義
(レパブリカニズム)を再評価する声が高い。
西洋政治思想史(古典)
【
古代ギリシアの政治思想
】
ソクラテス
(著作なし)
プラトン
(『
国家(プラトン)
』)
アリストテレス
(『
政治学(アリストテレス)
』、『
二コマコス倫理学
』)
【
ローマの政治思想
】
リウィウス
(『
ローマ建国史
』)
キケロ
(『
国家について
』、『
法律について
』)
パウロ
(『
ガラテア人への手紙
』)
アウグスティヌス
(『
神の国
』)
【
中世ヨーロッパの政治思想
】
ボエティウス
(『
哲学の慰め
』)
トマス・アクィナス
(『
『神学大全』
』)
ダンテ
(『
帝政論
』)
【
ルネサンス・宗教改革期の政治思想
】
マキャベリ
(『
君主論
』)
ルター
(『
95ヶ条の論題
』)
ボダン
(『
国家論
』)
【
17世紀イングランドの政治思想
】
ミルトン
(『
アレオパジティカ
』)
ホッブズ
(『
リヴァイアサン
』)
ハリントン
(『
オセアナ共和国
』)
ロック
(『
統治二論
』)
【
18世紀ヨーロッパの政治思想
】
モンテスキュー
(『
法の精神
』)
ヴォルテール
(『
寛容論
』)
ヒューム
(
『人間本性論』
)
【
フランス革命、アメリカ独立戦争期の政治思想
】
ルソー
(『
社会契約論
』)
ハミルトン
(『
ザ・フェデラリスト
』)
バーク
(『
現代の不満の原因
』)
【
19世紀の政治思想
】
ヘーゲル
(『
法の哲学
』)
トクヴィル
(『
アメリカのデモクラシー
』)
マルクス
(『
『資本論』
』)
西洋政治思想史(キーワード)
政治
国家(republic)
デモクラシー
帝国
共和政
平等
自由意志
法の支配
共通善
代表制
国家(state)
政教分離
主権
寛容
安全
共和主義
所有権
権力分立
進歩
利益
社会契約
多元主義
保守主義
市民社会
自由主義
社会主義
参考文献
西洋政治思想史(宇野重規、有斐閣アルマ)