『独学大全』
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序文:学ぶことをあきらめられなかったすべての人へ
独学者に必要なもの
我々はなぜ学ぶのか?
ヒトは賢くなったのか?
私は賢くなれるのか?
賢くなるための独学書
この本を書く資格と義務
まずは第1部_なぜ学ぶのかに立ち返ろう
1.志を立てる
2.目標を描く
3.動機付けを高める
4.時間を確保する
5.継続する
6.環境を作る
大学は、あなたの知らない何かではなく、あなたが何を知らないかを教えるところである。
無知に気付く機会を与えるまでが大学の仕事だ。
それを引受け、コンテンツを充填し無知を埋めるのは、あなた自身がやらなくてはならない。
まずお詫びを。申し訳ありません。あなたに含むところはありませんが、同種の質問があまりに多いので、今回で打ち止めにさせていただくために、直截な物言いをいたします。
「大学の講義に興味が持てない」とおっしゃる大学生の方にまずお伝えすべき回答は「大学で学ぶのが早すぎたのでは」というものです。
私達の社会には18歳+数年で大学に入学すべしという呪いがかかっているので、その責は個人に求めるべきものではありません。
しかし何事であれ、楽しむにはある程度の準備や能力が必要というのも事実です。
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この本を教科書にして、いかに初年次教育へと接続させるかが、最近の課題です。
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速読 Rapid Reading
転読 Flipping
ストップウォッチを用意し、表紙から最後のページまで、できるだけ速く、すべてのページをめくってみる。何秒かかるか。
一冊の本を読み始める前と読み終えた後に、転読を行い、時間を計る。読書の前と後で、転読にかかる時間はどう変わるか。
掬読 Skimming
読んでいない章を掬読する。
学術論文と小説をそれぞれ掬読する。
問読 Q&A Reading
これから読もうとする文献について、問いへの変換と答え探しを行い、要約を作る。
限読 Timed Reading
30分間で読む。最初は戦略なしに、次は戦略を立てて試す。
毎日のスケジュールに限読に当てる時間を作る。毎日別の文献を読めるようリストを作り、限読を1週間続ける。
平読 Plain Reading
黙読 Silent Reading
短い文章を黙読して、読み終えるまでの時間を計り、読書速度を計算する。音読、指読と比べる。
読んだ後、理解度を確認する問いに答える。音読、指読と比べる。
音読 Reading Aloud
短い文章を音読して、読み終えるまでの時間を計り、読書速度を計算する。黙読、指読と比べる。
読んだ後、理解度を確認する問いに答える。黙読、指読と比べる。
指読 Pointing Reading
短い文章を指読して、読み終えるまでの時間を計り、読書速度を計算する。黙読、音読と比べる。
読んだ後、理解度を確認する問いに答える。黙読、音読と比べる。
短い文章について、重要に思える箇所に線を引きながら読み、読書速度、理解度を線を引かない時と比較してみる。
精読 Close Reading
刻読 Marked Reading
短いテキストを選び、マーカーなどを使って線を弾きながら読んでみる。線を引かずに読む場合と、読書速度や理解度を比較してみる。
線を引いたり、付箋を残しながら読んで、最後まで読み終えたらそれらの箇所を拾い上げ、ページ数とともに抜き書きし、まとめてみる。索引ができる。
段落要約 Paragraph Summarizing
筆写 Scribing
注釈 Annotating
鈴木式6分割ノート
レーニンノート
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