弱い紐帯の強み
Strength of Weak Ties (SWT)
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情報マネジメント用語辞典: 弱い紐帯の強さ(よわいちゅうたいのつよさ) | ITmedia
価値ある情報の伝達やイノベーションの伝播においては、家族や親友、同じ職場の仲間のような強いネットワーク(強い紐帯)よりも、ちょっとした知り合いや知人の知人のような弱いネットワーク(弱い紐帯)が重要であるという社会ネットワーク理論のこと。
1973年に米国の社会学者マーク・S・グラノヴェッター(Mark S. Granovetter)が『strength of weak ties』という論文で示した仮説で、企業と労働者のジョブマッチング・メカニズムを明らかにするための実証研究に由来する。
「組織開発・組織活性化」キーワード一覧 弱い紐帯の強み | 日本の人事部
例えば、家族や業界人同士など自分と強いつながりを持つ人たちは、同じような環境、生活スタイル、価値観を持つ場合が多く、そのため、情報入手ルートも重なりがちです。そこから得られる情報は自分の手持ちの情報と同じか、たいして代わり映えしないことが少なくありません。一方、自分とのつながりが弱い相手は、自分と異なる環境や生活スタイル、価値観を持つため、自分が知り得ない、それゆえに新規性が高く有益な情報をもたらしてくれる可能性が高いというわけです。
(中略)
グラノヴェッター博士は、「弱い紐帯」は「強い紐帯」同士をつなぐ“ブリッジ”として機能し、価値ある情報が広く伝わっていく上で非常に重要な役割を果たすと述べています。強い紐帯で結ばれるコミュニティーは同質性や類似性が高いため、求心力ばかりが働きがち。その結果、コミュニティーは孤立し、新たな情報が入りにくくなるのです。確かに親しい相手とは、会う機会こそ多いものの、たわいもない話題を交換しているだけということが多いのではないでしょうか。こうした風通しの悪さを打開し、新たな情報を入手して広く共有するためには、閉鎖的なコミュニティー同士を結びつけるブリッジとして、「弱い紐帯の強み」を活かす必要があるのです。
知らなかったので調べたけど、井戸端みを感じる(いつの間にか情報が増えててすごい)tetsuya-k.icon
タメになったU.iconyosider.icontakker.icon
蜘蛛の巣の縦糸と緯糸みたいな感じ?
エコーチェンバー現象
要するに珍しい情報をもたらしてくれるから弱いつながりが重要ということかyosider.icon
より広範囲の情報を統合できる
脳の神経結合にもそういうのあるのかな?
例を挙げてみるtakker.iconsta.icon
グループワークでたまたま同じチームになった人
大学の同期
受講している講義の先生
バイト先
よく行く定食屋の常連
ゲーセンの常連
同じ大学の人間は繋がりが強いのでは 増井俊之.icon
似た知識や発想パタンしか持ってない可能性が高い
もっと関係無い人の方が面白いんじゃないかな
たまたま隣に座った人とか
友達の友達とか
「紐」が価値観の近さなのであれば、逆に家族が該当する気がする(自分の場合)blu3mo.icon
例: 2021/07/07#60e5973879e11300004adcfa
家族以外の自分が所属するコミュニティで、↑のような人は見かけない
ゆるい繋がり
パットナムの社会関係資本の分類
結合型社会関係資本
特定の集団内部
集団内の結束として捉える類のもの
内部志向的
橋渡し型社会関係資本
異なる集団間
外部志向的
社会全体に恩恵をもたらすのはこの種の社会関係資本
他者への一般的信頼が高い
互酬性規範が醸成されている
弱い紐帯の強みはこっち側
ロビン・ダンバー
ダンバー数
社会的ネットワークの階層は3の倍数で増えていく
狩猟採集社会、霊長類関係の調査
社会脳仮説
https://gyazo.com/1685a89c3c486360a1ef306231f92794https://gyazo.com/9751a1e8612a4b885d25575c5e6c0a75
社会学では弱い紐帯と強い紐帯の2種類の区別しかないがヒトでは4種類のつながりがある
ヒト集団の典型的なサイズは150人
それぞれの層で社会関係資本の振り分けが異なる
pha
人間関係の同心円(ニートの歩き方)
https://gyazo.com/9215468feefc674cc1981db4b963d018
ダンバーと似ているが外集団の数が爆発的
ダンバーは霊長類やヒト狩猟採集集団の観察によるのに対して、phaさんは現代環境の観察
インターネットによって拡張されてる
strong tiesはインターネットの恩恵を相対的に受けていないというのも腑に落ちる
一番真ん中にいるのは自分だ。そしてその周りの①の部分には、普段から日常的に顔を合わせる十数人〜数十人の人が入る。多くの人にとっては家族や友達、学校や職場の仲間などが入ると思う。①の部分の人との付き合いについては、それほどソーシャルネットワークによって変化していない。なんだかんだ言っても実際に顔を合わせて話すコミュニケーションが一番手っ取り早くて効率的なので、ネットでのコミュニケーションはそれに比べれば劣る。その範囲ではネットはあくまで補助的なものにすぎない。
インターネットが本領を発揮するのは、①の外側にある②と③の人たち、つまり普段そんなに頻繁に会わない人たちと、ゆるく広くつながりを維持できるというところにある。
人間関係がダンバーの時代の時は共同体的関係が当たり前のころでいまは選択的関係だからそのあたりの根本が違うのかな
その他
「弱いつながり」の誤解と本質──社会ネットワーク研究の世界(前編) | Bussiness Network Lab
弱いつながり 検索ワードを探す旅
弱い紐帯とはあまり関係ない話だった 増井俊之.icon
共通の嫌いでマッチングする
独身研究家の荒川さんの本
ソロエコノミーの襲来 (ワニブックスPLUS新書) | 荒川 和久 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃 (PHP新書) | 荒川 和久 |本 | 通販 | Amazon etc
所属からコミュニティへの接続(の使い分け)にシフトしている点を論じていて、あ、これも弱い紐帯かもと思ったsta.icon
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弱い紐帯に関する詳しいわかりやすい解説がある 増井俊之.icon
つきあいが深くなると強い紐帯になってしまうので弱い紐帯の強みはなくなってしまうらしい
このようにSWT理論の中心命題は、「多様な、幅広い情報を、素早く、効率的に、遠くまで伝播させるのに向いているのは、弱いつながりからなるソーシャルネットワークである」ということなのだ。グラノヴェッターはこれをもって「弱いつながりの強さ」と呼んだのである。これこそがSWT理論の核心だ。
強い紐帯の中では情報の伝わり方が遅くなるらしい
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