口頭での議論はうまくいかない
最近Abemaプライムとかの議論番組をYouTubeで見たりするようになって、口頭での議論はうまくいかないと感じるようになった エンターテインメントとして見れば面白いが、議論として見るとなんだかなと思うことがよくある
まあ、テレビ番組だとエンタメ性が第一だろうし
議事録が出版されるような真面目なシンポジウムにおける口頭議論とかだと、以下で挙げられてるような問題はまだマシなのかな?
たぶん議論に参加する人はその分野の論文とかを読んでいて前提の共有が済んでいる ただの前提ではなくて、相手の意見、特に反論についても事前に共有されるのかな?
チャットでの問題点を踏まえた上で、特に口頭での問題を書いてく
言っていることが伝わらない
チャットよりそれぞれの発言が長くなりがちで、その内容を理解して正しい返答ができなかったり、噛み合わなことが結構ある
質問されてないこととか、関係ないことを話し出したりする
もしかして文字ではないことで目立たたない?
各々が思いついた/用意してきた、言いたいことを言っているだけになってないか?
文字で文章を書くときは問題ないのに、zoomだとよくわからないことを言ってしまうという記事がどっかにあったな
日経ビジネスのア・ピース・オブ・警句であった
番組という形式、出演する人の属性にも依存するかもしれない
国会の答弁でも似たようなことを感じたことがある
そこまでのログがあるから?
文章だと読みなおせるから?
長い発言の内容を正しく覚えて返答を生成するのが難しいのでは?
文字の形で残っているか否かで違いはやっぱり大きいと思う
文字の起源のこととかを考えるとそんな感じがする
それまでは口頭で全てやり取りしていた
また情報を全て脳内に暗記していた
しかし全員が全ての事柄を暗記できるわけではない
だから情報を書き残すための文字が発明された
専門家ではないので、必要に迫られて文字が作られたのかとか、順番についてはよく知らない。
ただ少なくともそのような使い方が文字にはあったことは確かだし、今でもそう。
声が大きい人、反応が速い人が優先されてしまいがち
チャットと違って一度に喋れるのが1人だけなので、そのスペースに入れる人のほうが有利になる
相手が話している途中に割り込んだり、かぶせたりするようなこともよく起きる
すぐに指摘を入れたくなるのはわからなくもない
ログが残らないから、全て記憶して指摘も考えないといけないのは流石に脳内リソースを圧迫するから
メモを書いたりすることもあるが、そうするくらいなら最初から文字ベースで議論したほうがいい
ただそうなるのはどう考えても議論に向いたシステムじゃない。システムが問題 わざとコリジョンさせて自分の発言に注意を向けさせるみたいな邪悪な技術もありそう 細かいすり合わせ、指摘が困難なので、言いたいことを言うだけになってるかもしれない
議論ではなくて主張するのが目的になっているように感じることもある
両者の主張が一通り理解できる程度までしか進まない
考えるための十分な情報がないと、表層だけ見た雰囲気で正しそうな方を選んでしまう
ところで若者の政治離れとは言うけども、政治を正しく理解して考えるというのも莫大なコストではないか
情報が増えてきて、政治に対して懐疑的になってるとも捉えることができるかも?
互いに主張のみ繰り広げて細部までの検討がされない
時間が制限されてるから仕方ない部分もあるだろうけど、情報不足に感じる 本質的に何が違うのかが分からない場合も出てくる
黙って紙に自分の考えを書いたほうが、お互いに意見を出し合って話し合うより、アイデアの数でも質でもはるかに上回っていた
shokai氏あたりもなんか名前を付けていたような
見つけられなかった
雰囲気でわかったつもりになりがちyosider.iconkana.iconcak.icon
わかってないけどわかった雰囲気を出したりしてる綾坂こと.icon
これはあるsta.icon*2綾坂こと.icon
僕はワーキングメモリが少ないので、「いやそんな喋られても覚えられないよ」「全部書いてくれよ」となる
「2桁と2桁の足し算の暗算さえもできない僕のために、みなさん全部書きましょう!」なんてことは言えない(or 言っても皆が配慮する価値がsta.iconにない)ので事実上sta.iconは蚊帳の外になる
wakaru.iconbsahd.icon綾坂こと.icon
井戸端はそういう人たちに最大限配慮するコミュニティ?bsahd.icon
そもそも議論、もっと言えば仕事に本気じゃないってのがあると思う
本気じゃないからある程度できればそれでいいやーとなる
何なら「活動したという体が大事」だったりする
体があったら、あとは作文とアピール次第で評価に繋げられる
政治はびこる組織で昇進する人はこれが上手い