展開図
読み:てんかいず
英語:net
意外にも、任意の凸多胞体について一続きかつ重ならない展開図が作れる確証は僕にはない。
というのも、凸多面体の展開図についての同様の問題は2010年頃の記事によれば未解決だからだ。
個数が多い。全部数えようなどと思うものではない。
また、3次元のときとは違って、双対の関係にある2つの正多胞体の展開図(およびそれらの総数)が対応しない。(なぜ?)
正多胞体の展開図の総数。おそらく3次元空間での鏡像異性体を同一視してカウントしている。 これによると、
一覧
Moritz Firsching: Unfoldings of the hypercube, 全て木工制作されている。
正24胞体の展開図は17895697067018274通り(およそ1京7000兆通り)。 正120胞体の展開図はおよそ$ 2.7603\times 10^{119}通り。 正600胞体の展開図はおよそ$ 7.6676\times 10^{308}通り。 正120胞体と正600胞体の展開図の例
横浜国立大学内のページ: (2012年以前と推定される) 展開図の中でも形の良いものを探すという試みがある。
少なくとも超立方体、正120胞体の展開図には2つのまっすぐな「柱」に分かれるようなものがある。
ほりたみゅ: 正120胞体展開模型組み立てキット, (2021) また、全ての正多胞体には皮むき展開図というものが考案されている。
木村優太, 海野啓明, 奥村俊昭: 4次元正24胞体の皮むき展開図, (2015)