知識労働者の流動性
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from ポスト資本主義社会
知識労働者の流動性
従業員社会において、従業員は組織を必要とする。組織無くしては彼らは生産することも仕事をすることもできない。しかし、彼らには移動の自由があり。しかも、彼らは彼らの生産手段すなわち知識を身につけたまま移動する。
移動の自由(流動性)こそが自由の本質
知識労働者は、サービス労働者に比べて、「知識」という生産手段を所有するので、転職とかの場合でも流動性が高くなりそう
往々にして、流動性の高さは企業側が人材獲得のコストを上げることによってバランスさせるので、給与が上がる説
給与は頑張るより構造の問題
物的な生産手段を所持するものは組織である、しかし、組織と知識労働者はお互いを必要とする。いずれも一方だけでは生産することができない。換言するならば、いずれも独立せず、いずれも続住しない。彼らは相互依存的である。
これからは忠誠心を給与によって獲得することはできない。忠誠心は、知識労働者たる従業員に対し、業績と自己実現のための卓越した機会を提供すことによってのみ獲得できる。