次にとるべき行動リストの在り方(GTD)
玄武.iconなるほど、例えば私のOmniFocusのプロジェクトのカテゴリーは下記のとおりとなっています。 DO
カレンダー
次にとるべき1アクション
次にやるべきプロジェクトリスト
Someday(いつかやる/多分やる)
今は「次にとるべき1アクション」をどのプロジェクトにも属さない1つのアクションであることを振り分けることとしていました。
そうではなくGTDでは、「次にやるべきプロジェクトリスト」内のアクションが全て「次にとるべき1アクション」に振り分けられるということのようですね。 takahrt.icon 私の読み方は違います。
ネクストアクションリストは、プロジェクトに属しない単独のアクションのリストである
そうはいっても、アレンの書籍の中に少しだけ「次にすること」の例があげられてるのですが、それはプロジェクトに属するアクションとしか思えない...
実践編田口監訳版 p.299 次に取るべき行動 ‥より引用
卸売部門の計画策定
サンディかトムにメールして簿記係を紹介してもらう
ブランドンに電話してランチしながらでも相談したい旨を伝える
〇〇社の購入記録をチェックする
インターネットで同業者の広告をチェックする
クリスに電話してイタリアに行く算段をつける
takahrt.icon 単独のアクションとなり得るのは3番目と5番目くらいで、他はプロジェクトになり得ると私は思います。まあ、この辺はアレンでもきっちりとした線引きは無いのかもしれません
プロジェクト内のアクションがネクストアクションに所属しないとなると、私のリストは「デイリータスクリスト」辺りと呼ぶのがGTD的には良いのかな?
『プロジェクト内から任意のアクションを選択して「今やる」メソッドはGTDの中にあるのか』これについて引き続いて読書中
たしか「優先順位付けなどはせずに、リストをレビューしていればおのずと次のアクションがわかってくる」みたいな文が記載されていたかと思います(未確認)
リストの名前定義やメソッドの細かい点など、どちらでも良く、本来なら仕事がちゃんとできれば良い。まあ、それでも読書してもっと良いシステムに改良できればという欲があります
そしてそれが、GTDのワークフロー図上の「次にとるべき行動リスト(ネクストアクションリスト)」になる、と。
確かにこれまでは「次にとるべき1アクション」はほとんど機能していなかったのが、活用することにはなりそうです。
ただ、OmniFocusのシステム上、一つのアクションに一つのプロジェクトしか割り当てられないので、「次にやるべきプロジェクトリスト」からアクションを抜き出して「次にとるべき1アクション」に割り振ると、そのアクションがどのプロジェクトに属していたのかが分からなくなって使い勝手としては悪くなりそうです。
試しにプロジェクト内のアクションにして「次にとるべき1アクション」に割り振ってみました。
利点
「次にやること」のタグで割り振っていた時には気づけなかった、タスクが1アクションになっていないことに気づける(→Aとする)
でもこれは「次にやること」のタグ名称を「次にとるべき1アクション」にすればいいだけのことでもあります。
「次にとるべき行動」のカテゴリーをタグとして(@自宅、@パソコンなど)割振れる
でもこれも「次にやること」タグかつ、「@自宅」と複数タグをつけることで解消できそうです。
欠点
上記Aに気づけた時にアクションが所属するプロジェクトを探しに行く必要がある(これまでは、インスペクタ(詳細部分)のプロジェクト欄横の→をクリックすればプロジェクトに飛べた)
解決策
メモ欄にでもプロジェクト(サブプロジェクト)をリンクとしてコピーして、内部リンクを貼り付けておく
途中経過
やはり、ネクストアクションリストは、OmniFocus上ではタグとして管理した方が便利が良さそうです。
そもそもOmniFocusもそれに気づいているのか、いないのかは別にして、プロジェクトのなかにアクションが存在する構造になっていますね。
takahrt.icon もしかしてアレン氏の構想するGTDのシステムでは、プロジェクトリストはプロジェクトの名前の羅列だけであって、それに所属するアクションリストを内包していないということかなのだろうか? それであればネクストアクションの謎は解けますが。
そんな不自然なシステムであるわけないか。アレン氏の事務所発行のオムニフォーカスの手引きPDFでは、プロジェクトのなかにリストを入れていたしな
takahrt.icon 上記の謎が解けました。やはり書籍の中では、プロジェクトリストはアクションを内包していません。そしてその一応の解決策もアレンは示していました。
実践編 第8章 見直し
P191 ‥GTDのやり方でよく聞かれる質問が、次にとるべき行動と、プロジェクトリストの項目をどう関連付けて管理すればよいか、というものだ。
例えば「予算を決定する」プロジェクトがあったときに、
次にとるべき行動が「予算についてスーザンに電話する」だったとする。そうなるとその項目は「電話」カテゴリーのリストに並ぶことになる。しかしこの項目が「予算を決定する」というプロジェクトに属しているかはどう判断すればいいのか、
というわけだ。これはどういう風に解決したらいいだろう。もちろん理想的にはそうした結びつきを可視化するようなツールがあればいいが、それは管理したり使いこなすには少し複雑過ぎるだろう。いずれ実用的なものが出てくるかもしれないが、それよりもよい方法がある。
それは適切な頻度で定期的にすべてのリストを見直しておく、という方法だ。実のところ、定期的にリマインダーを見直している人にとってはこうしたことがそもそも問題にならない。あなたの心は情報を統合する能力に長けているからだ。リストの細部まで定期的に見直すことを習慣にしている人にとっては、この手のことは頭の中で瞬間的に結びついてくれるのだ。
玄武.iconそうですね、確かに理想はそうなるのかもしれません。
如何せん数が多すぎたりする際には、GTDとしてはなくてもシステムとしてはあった方が便利といったところでしょうか。
OmniFocusでいうプロジェクト内のアクションが含まれるページ(メインアウトライン)はGTDにはない、OmniFocusとGTDの橋渡し的な場所であるとの仮説。
OmniFocus 2で「メインアウトライン」におくアイテムを最小にして、アクションはすべて「単独アクションリスト」に並べてみました。やってみると意外と悪くないです。すべてコンテキストを付与しておくのが良いようです。
とりあえずコンテキストで表示を切り替えて、目の前に出てきたものをあまり考えずにこなしていくという感じです。カフェで頼んだコーヒーが出てきたらとりあえず飲みますよね?そんな感じです。
俺は「カフェ」コンテキストにて「他の人に任せた事項」「ドリップ」を「@バリスタ」に委任しているなんて一々考えませんよね? でも、GTD実践でそういう考え方をしていたのかも知れません。
インボックスに入ってきたアクションの行き先が3~4箇所に絞られたので、日毎レビューが一瞬で済むようになりました。
takahrt.icon 投稿者による注釈「リマインダー」=OmniFocusなど、コンテキストごとに整理できて、する事を思い出すのに使うシステムを本書ではリマインダーと呼びます。
タイマーやアラートは付いてなくても良いみたいです。
玄武.iconGTD本に出てくるのは自分が確認しに行くリマインダーとしてのシステムがほとんど(むしろそれだけ?)ですね。
リマインダーって2種類がありますね。
パッシブなリマインダー
通知
アクティブなリマインダー
リスト
あれ?いまいちアクティブとパッシブ、どちらか判別がつきません。
自分の感覚ではタイマーやアラートは自分が受け身としてパッシブ、リストのように自分が確認しに行くものをアクティブのように思えていました。
主体を自分として見た場合と、リマインダーとして見た場合で、パッシブ/アクティブは逆転しますねrashita.icon
ちなみに、ゲームなどでは「パッシブスキル/アクティブスキル」というものがあり
パッシブスキル:主体的な働きかけなしで自動的に(≒意識せずとも)発動するスキル
アクティブスキル:任意のコマンド入力によって(≒意識することで)発動するスキル
という種類になっておりますrashita.icon
上記記事ではそれとは逆のようです。
takahrt.icon 軍用航空機や船舶のレーダーで、アクティブとパッシブを用いますけど、それはこのようになります。
アクティブ----自機から発射されたレーダー波が、目標にあたって跳ね返ってくるところを捉えて測定する
パッシブ----目標機自身が発生させる電波(例・目標機の航行用レーダー)を捉えて測定する
これを語源にしているとするなら、リマインドに当てはめるのはちょっと無理があるのではないでしょうか
私としては、玄関のドアノブにかけた忘れたくない書類も、iPhoneのアラームも自分で仕込みをしているのでアクティブです。
しいていえば「妻が髪の色を変えた」のがパッシブですね。褒めなくちゃ
玄武.icon 確かに、リマインドに当てはめるのはちょっと無理があるようですね。
通知(を設定する)
主体を自分として見た場合
アクティブ
主体をリマインダーとして見た場合
パッシブ
通知(を受ける)
主体を自分として見た場合
パッシブ
主体をリマインダーとして見た場合
アクティブ
リスト(を確認する)
主体を自分として見た場合
アクティブ
主体をリマインダーとして見た場合
パッシブ
rashita.iconどういう呼称をするにせよ、自分から見に行く必要があるリマインダーと、向こうから勝手にやってくるリマインダーの差異について注意を払うのは有用だと思います。
玄武.iconそうですね、そこが肝心なところだと思います。