ネクストアクションリストとは何か?(GTD)
(takahrt.icon 調べると、そんなもの本当にあったのか? という気になってくる)
(masa955jp.iconアレン本人に小一時間問い詰めたい)
参考資料
『Making It All Work: Winning at the game of work and the business of life (English Edition)』(David Allen 著) 2008年発行
玄武.icon上記、ひとつ上のGTDの原書
事の起こり
タスク管理に熱心な人やライフハックが好きな人たち(上手く集合を定義できないw)が何名か。そしてアレンの著書。これらが示す「ネクストアクションリスト」を比較すると、それぞれの捉え方に差がある気がした。 とりあえず田口氏監訳のGTD三冊(つまり「52の法則」を除く既刊分)を、業務上の理由で会社に泊まり込んだ夜に、4時間ほど費やして全ページを斜め読みしてみたが、「ネクストアクション」「ネクストアクションリスト」の記載は見つからなかった。 もちろん「次に取るべき行動」は何度でも現れる。しかし、takahrt.icon「あれーカタカナで記したネクストアクションって田口本には出てないんかー!?」と意外に感じたのは私だけだろうか?
タスク管理に熱心な人やライフハックが好きな人たち(上手く集合を定義できないw)が御自身のブログなどに記載している「ネクストアクションリスト」はどこから来たのか?
ぷーあるちゃ.icon万葉集に蝶々🦋出てこない的な話でおもしろそうです^_^
ネクストアクションリストは、ネクストアクションを個人的に拡張したものなのでしょうね。
ネクストアクションをリスト化すると、リストの中で順番がついてしまうので、既にネクストアクションではないような感じがしてきます。
takahrt.icon 結論
デビッド・アレン著作『GTD』に「次にとるべき行動リスト」(Next-action lists)は存在する。
しかし、そのリストに記載されるべき行動は以下に限定される。
いつかやる・多分やるに含まれない
2分以内ではできない
委任せずに自分でやるべきと判断した行動
特定の日付になるのを待たずとも、いつでもできる行動
つまり、GTDのワークフロー「整理」に従って「これは何か?」を検討して、フロー図の一番下まで運ばれてきた行動。それをリストにしたものが「次にとるべき行動リスト」(Next-action lists)になると読める。
蛇足
ネクストアクションリストを見れば「今日やること」をひと目で把握できるシステムの構築を最終形と考えていたので、その中にプロジェクト内行動はあるものとしていた。これはGTDでは無かったと、考えを改めるべきかも知れない。
私は、もう少し著者の示すところを受け止めるべく読書を続けた。
アレンは、第6章 「状況のコントロール 見極め」で書いている。
物事を成し遂げていくための思考プロセス
望んでいる結果は何か?(最終的に何を達成したり終わらせたりしたいのか。)
次にとるべき行動は何か?(その目標に近づくために次にやらなければならないことは何か。)
アレンは二つの質問の重要性について記す。そして以下のようにも書いている。
最終的な目標と、そこに近づくために実際どういう行動を明らかにしなければ、それは「いつまで経っても達成できそうにないこと」のままである。
目標はあなたが自由に決めることができる。だが、次にとるべき行動を明らかにするときは、現実を冷静に見つめ、一定の時間とエネルギーを割いて必要なリソースを配分し、それまで明らかになっていなかった問題や懸案事項などをすべて洗い出していく必要がある。
キャプテン&コマンダーの状態で居つづけるには、集中が妨げられる原因になったものにGTDの原則を意識的に適用していかなければならない。うまくいっているときには何がうまくできていたのかを理解し、プレッシャーの原因になっていることに対してシステマチックにアプローチしていく必要がある。
まとめます。
ネクストアクションリストはGTDの整理のフローを経由した「単独アクション」リストのこと
プロジェクトに記載されてるアクションから次の一手を選ぶ手段は「ネクストアクションリストを見る」のでは不適切なので、別の方法を考えないといけないか。あるいは書籍に記載があるのだろうか。
アレンは望んでる結果は何か?/次にとるべき行動は何か? ‥を重要視している。
ご注意
本記事中で、説をあげ「まとめ」た内容は、その後ほかの参加者と意見交換がされた結果、「方向性が違う」内容の意見が新たに投稿されて、なお意見交換中です。そちらも参照してください。
(takahrt.iconここまで2018年11月頃記入)
以下、関連記事を2021年2月追記
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