2024年を探さないで - taizooo

2024年を探さないで

2024年を探すの索引集が書かれる予定です

https://gyazo.com/7266aa2c2dca18d84c3f9dddd0b198d5

大事なことだけ先に書いておく

いきなり reblog から始めたのは、はくいきしろいのこの話

映画『きみの色』山田尚子監督×はくいきしろい対談。嫉妬し合うふたりが語る、色と光の表現｜Tokyo Art Beat

https://taizooo.tumblr.com/post/761485351689879552

もともとは10年ほど前にTumblrにすごくハマっていて。いろんな人をフォローしたらかっこいい写真や色が洪水のように出てきて、もう自分で絵を描かなくて良いじゃん、ってなったんです。それで何年も画像を集めていって、そこで集まった色のイメージやモチーフ、レンズの距離感など画面構成を抽象化して、いまの感覚にアウトプットしています。画像の持つ情報量というものが作品の影響になっていますね。

https://x.com/taizooo/status/1834481866872947087

いまではだれも tumblr のはなしをしなくなったし、そんなことを気にする人なんてどこにももいなくなったけど、(いつでも) はくいきしろいは自分の出自としての tumblr を明確に示してくれていて、なんていうかウレシイ :)

だから僕もそうしようと思った

こんなに長大な文章になったのは、ジョン・ロールズ『正義論』の影響で、

最初の画像の通り10,000字を超えてた

はてなブログのタイトルに JavaScript で文字数を表示する

いままでだったら途中でバッサリ切り捨ててた

読み飛ばしガイドも『正義論』の序論からパクった

https://gyazo.com/15f68a057d7321df24fc52a982a1b0c5

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/10/07/170328

『正義論』いま手に入る改訂版は800ページ以上、そして以前の版は2段組で400ページ以上ある。膨大。ところで『正義論』では「序文」で、ジョン・ロールズ自身が、この本は膨大なのでココとココを読むとイイ、と「手引き」を紹介している。とても親切。

ベストの post は、もうだいぶ前から、誰かのためじゃなくて未来の自分のために書いてたんだけど、

それでも、読んでくれる人のためにわかりやすく、とか思ってたけど、とうとうそれさえも止めた

この長さ、乱雑さ、冗長さ、そしてこの順番じゃないと着地できなかった、というわけ。必然

というか読み飛ばしガイドを載せるために「長大で乱雑で冗長」に書いたみたいなところもある

僕にとっての1年は、

1月から11月までのケの日常と、12月のハレの祝祭から出来上がっている 2023/01#63ab84dbb30c010000ec7a79

そんなわけで、じつは『2024年を探す』のスイートスポットは、2023/12 ～ 2024/01 だったりする

引用の URL を丹念に追いかけるとそれがわかってしまうので、言い訳しておく

ベスト以降は「次の年」。12/01は、つまり年明け

あけましておめでとうございます

僕はみんなより、1ヶ月、未来を生きている、っていうわけ

ここ最近、そういう核心的な出来事はこの時期に起きている

それはたぶん偶然じゃなくてこの「ベスト・オブ・ザ・イヤー」がそれを呼び込んでいるんだと思う

ということでこの時期は、いつそういう出来事や出会いがあってもいいように、緊張感を持って事に望んでいる、みたいな

目次

説明

12章になったのは『山中常盤物語絵巻』が12巻だったから

"0"章をつけたのは「序論」として、「リブログについて」と、「飛ばし読みガイド」を書きたかったから

書きたい内容より先に、作りたい「形」があった

序論「 reblog について」

山中常盤物語絵巻

Dashboard には底がある

ポップ中毒者とベスト・オブ・ザ・イヤー

日記と積読山脈

アリストテレス

寺田寅彦とルクレティウス

助走 2022年～2023年

天啓その一「アリストテレスはどこに切れ目を入れたのだろう? 」

天啓その二「なによりもまず、世界が分節化されていなければならない」

「2024年の積読山脈」(超縮約版)

着地点「向かいのホーム、路地裏の窓」

参考文献(積読山脈)

寺田寅彦『山中常盤双紙』

岩佐又兵衛『山中常盤物語絵巻』

ジェイムズ・グリック『タイムトラベル：「時間」の歴史を物語る』

H.G.ウェルズ『タイムマシン』

ドナルド・キーン『百代の過客』

ブルース・チャトウィン『黒ヶ丘の上で』

アルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス生物学の創造』

アリストテレス『動物誌』(ヒストリア・アニマリウム)

寺田寅彦『ルクレチウスと科学』

ルクレティウス『物の本質について』( "The Nature of Things" )

ダーシー・トンプソン『生物のかたち』( "On growth and form" )

野矢茂樹『語りえぬものを語る』

ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』

ゲオルク・ジンメル『橋と扉』

イアン・ハッキング『言語はなぜ哲学の問題になるのか』

サラ・ベイクウェル『実存主義者のカフェにて』

朱喜哲『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』

ジョン・ロールズ『正義論』

管啓次郎『本は読めないものだから心配するな』

ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』

イタロ・カルヴィーノ『なぜ古典を読むのか』

カート・ヴォネガット『スローターハウス5』

重田園江『公共性と倫理への問い (カントを読むフーコー)』

積読山脈

本当は「2024年の積読山脈」について書きたかったのかもしれないけれど、

結果的には、それは超縮約版になった

たった1行だった

https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2024/12/01/000000#11

『アリストテレス生物学の創造』から始まったこの流れは、帰納と演繹、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』、論理学と真理と真偽、イアン・ハッキング『言語はなぜ哲学の問題になるのか』、観念論と光学と "Enlightenment" 、サラ・ベイクウェル『実存主義者のカフェにて』、朱喜哲『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』、自由と善と正義、ジョン・ロールズ『正義論』、社会契約論と功利主義、そしてミシェル・フーコーとイマヌエル・カントへと、猛烈な濁流となりました。

読書についての記録集成に追記するか、それとも別にまとめるか(「日記の本番」とか)、どうするかわからないけどまとめておきたい気持ちはある(予定は未定です)