セルフモニタリング
そこで、自分の不適応行動は、いつ、どこで、どのような状況で、どの程度起こっているのか、観察・評価することが重要となる。
ここから「気づき」が得られ、他人から指摘されるよりも効果的に行動修正が可能となる。
自分は何を知っているか(知識のメタ認知)
自分の今現在の心はどうなっているか(認知状態の認知)
「Self Monitoring」とはシュナイダー(Snydar, 1974)が提唱した考え方で、 彼が「人が自分の自己呈示や表出行動、また非言語的な感情表出をモニター(観察しコントロールすること)する程度、またはしうる程度には、驚くべき個人差が存在する。」 と指摘し、こうした個人差を「Self Monitoring」と呼んだことが始まりとなっています。
わかりやすく書きますと、「人が他の人の前で自分を「このように見せたい」・「こういう人間だと思わせたい」などということを考え、そう思わせるように行動する程度には、大変個人差がある。」ということです。