国債
#経済
概要
償還
期限に元本を返済すること
マネタイゼーション
国債を中央銀行に直接引き受けさせること
事実上無限に財源を生み出せる
殆どの国で禁止されている
市中消化の原則
法定通貨制度を成立させるためには人間の組織と仕組みでマネタイゼーションを阻止しなくてはいけない
金本位制では物理的な制約という不変量を利用してた
60年償還ルール
毎年1/60ずつ借金を現金償還で返済して残りは借換債で先送りする
一発で全部返していくのではなくちょっとずつ返していく減債制度
将来世代に資産を残さない赤字国債にも60年償還ルールを適用してしまっている
財源を税金にするか借金(国債)にするかという選択は代金をいつ支払うかという選択に等しい
償還される以上自明
しかし、財源を国債にすれば将来世代に負担を先送りにするというのは嘘だ!という主張がかなり多い
国債が発明される前の政府は税か銀行からの融資かで財源を調達していた
現在とは比べものにならないくらい資金の調達が大変だった
新発10年国債利回り
長期金利の代表的な指標になってる
住宅ローン金利などこれを元に決まる
微妙に異なる別の概念である、「利回り」が「金利」の決定要因になっているから混乱する
市場原理で決まる
yccは日銀が市場に介入して市場原理を歪めている
国債は株式などと同様に市場で売買されており、価格は変動するため、券面に記された利率が同じでも、購入した時の価格によって満期までに得られる利回りは違う
国債発行は必ず出口戦略と国民負担とをセットで考えなければいけない
国債の種類
建築国債
特例国債(赤字国債)
年金特例国債
復興債
借換債
国債と利回りの関係
https://gyazo.com/082eeca653f131c1710714651e8758e6
国債の値段が上がる→償還時の利益が小さくなる→利回りが低くなる
国債の値段が下がる→償還時の利益が大きくなる→利回りが大きくなる
https://www.nomu.com/loan/column/nagao/20220907.html
債券の表面利率は発行時に設定されるので、途中で変動することはない。このため、債券の最終的な利回りは、その債券をいくらで買うのかで決まってくる
利回りが上がっているということは、国債が多く売られているということ。利回りが上昇しているとヤバい。
国債と長期金利の関係
国債の値段が上がる→利回りが低くなる→長期金利が低くなる
国債の値段が下がる→利回りが大きくなる→長期金利が高くなる
逆の関係
https://youtu.be/axkSkVcb6xs?si=4-OJvZTf9OOmGB2a
長期国債の利回りがマイナス
日本銀行が2016年1月にマイナス金利政策の導入を決定して以降、長期金利の指標である新発10年物国債利回りはマイナスに低下していました
https://www.nikkei4946.com/knowledgebank/visual/detail.aspx?value=185&page=4
日銀が国債を買いまくってたから国債価格が上昇して利回りがマイナスにまでなってたってことだね。
買えば買うほど損するけど買いまくってたってことだね
→アベノミクス、財政ファイナンス
国債の市中消化の原則
財政ファイナンスを禁じるため
国債発行によるインフレーションの防止を目的としている
中央銀行に直接国債を消化させるとすると、通貨量を必要以上に増加させてしまうことになる
そこで財政法は、原則として国債を日銀が引き受けることを禁止し、民間金融機関に売却することにしている
民間金融機関から一般の投資家に売却すれば、市中の遊休資金を調達することになる
これは民間の利用可能な資金の範囲で国債を発行できることになるので、市中の通貨量についてバランスは保たれ、インフレが発生する恐れが少なくなる
直接的に日本銀行が買ってはならないという原則。少なくとも一旦は民間企業(銀行等)が買う必要があり、その範囲(銀行などが買える範囲)でしか発行できないという点で、国債の乱発を防いでいる。
日銀が満期国債の借換に直接応じているのは何故か?
市中消化の原則を破っているように思える
通貨量のバランスを崩すわけではないので中央銀行は借換に応じている
政府:国債⇄お金:日銀
こちらの場合は通貨量が増えているので原則違反
政府:借換国債⇄満期国債:日銀
償還に対して、国債で支払っているわけだが、通貨量自体は増えていないので問題ないとしている
日銀のイールドカーブコントロール
#イールドカーブコントロール
国債の10年利回りを±0.25に収めるために国債をいくらでも買い支えている
金利が上がる→国債が下がっている
つまり国債の底値を決めて日銀はそこで無限に買い続けているということ
これを続けてしまうと、今後新しく発行された国債を誰が買うんですか?という問題がおこってしまう
日本は2022年に防衛費の倍増も決定して、今後も国債をじゃんじゃん発行していくのにやばい
そもそも日銀のこの無理筋な買い支えありきの国家財政が持続可能じゃない
完全に財政ファイナンスになってしまった
https://gyazo.com/885de9de95f2fccc5754663fd10b2822
本来は市場に任せるべき長期金利まで中央銀行が押さえつけてコントロールするなんてゆるされるのか
https://twitter.com/shesa_sec/status/1588288366721658880
https://www.sbbit.jp/article/fj/81041
国債が長期金利の指標になる理由
国債は、債券市場の中で発行残高と流動性が最も高く、また国が発行する債券で信用度が高く、売買も非常に活発なため、世界各国で長期金利の指標として広く活用されています。
一般に長期金利は、企業が設備投資などの長期資金を銀行等から借りる際の金利や、個人が住宅ローンなどを組む際の金利に大きな影響を与える
ジャガイモには重さによってS、M、L、2L、3Lの5つの等級がある。青果市場では、等級に応じて値段が決められていくが、違いは大きさだけであるため、値動きに大きな差はない。そこで市場関係者は、価格動向を把握するために標準的な大きさで数量も多い「Lサイズ」を利用している。このため、新聞の商品市況欄にも「Lサイズ」の価格が掲載されることが多い。
国債市場にもジャガイモの「Lサイズ」に相当するものがある。「新規発行10年物国債(新発10年物国債)」、新たに発行された償還期限が10年の国債だ。
https://imidas.jp/ichisenkin/g04_ichisenkin/?article_id=a-51-086-13-07-g204
新Nisaと国債
新Nisaによって現預金が剥がされて国外の投資に向かうと日本の機関投資家(銀行、生命保険)の国債消化能力が落ちる恐れがある
となると日本国債のスムーズな消化ができなくなるかもしれない
現金預金は悪という風潮ができつつあるが日本の国債消化を助けているという側面もある
https://youtu.be/FN2DS5pexgQ?si=TOsrTQ2v6WRpb5RG
参照
https://youtu.be/Ts-1W-NHu4s
https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/1406/25/news033_2.html
https://www.ryumae-tax.com/2021/04/12/国債の60年償還ルールは国家を破綻に導く/
https://mymo-ibank.com/money/3681
https://youtu.be/Wk2xXyvk0jU
https://youtu.be/gBk0XCgtOXk
https://youtu.be/iixum9Q9fRI
https://youtu.be/gEUZMIF96Yo
https://youtu.be/r53F7Yu1ufE
https://youtu.be/VgpWu7OOtFc
https://youtu.be/p8bqb27TpCU
https://youtu.be/Pn5R-EvqMxc?si=z6flb0NLM54JkJ_X