財源を税金にするか借金(国債)にするかという選択は代金をいつ支払うかという選択に等しい
概要
現時点での有権者が支払うのが税金
将来世代が支払うのが借金
現在調達した借金でより多くの利益を生み出せる能力があるのならばそれは将来世代へのツケというのではなくなる
しかし基本的に政府には、借金でより多くの利益を生み出せる能力というのは存在しない
政府が借金をすればそれは利権と汚職に流れてしまう
市場競争というルールの内にいない政府に借金でより多くの利益を生み出すことはできないし、政府はそういう役割でもない
国債の本質的負担
国債の負担は、普通言われるような意味(つまり、利払いや償還が将来行われること、それ自体)によって生じるのではなく、金利上昇-投資減少-資本蓄積減少という過程を通じて、将来の生産性が低下することにより生じるのだ。この考えは、A.ラーナーなどの経済学者によって定式化された。