Paradigm
https://scrapbox.io/files/6688ac62cd0397001d5ca5d3.png
Paradigm is a research-driven technology investment firm
パラダイムは、研究主導の技術投資会社です
We focus on crypto and related technologies at the frontier. We invest in, build, and contribute to companies and protocols with as little as $1M and as much as $100M+. We often get involved at the earliest stages and continue to support our portfolio companies over time.
私たちはクリプトおよび関連技術の最先端に焦点を当てています。1 百万ドルから1 億ドル以上まで、企業やプロトコルに投資し、構築し、貢献しています。ほとんどの場合、最も初期の段階から関与し、ポートフォリオ企業を長期にわたって支援し続けています。
We take a deeply hands-on approach to help projects reach their full potential, from the technical (mechanism design, security, engineering) to the operational (recruiting, go-to-market, legal and regulatory strategy).
プロジェクトが技術的(メカニズムデザイン、セキュリティ、エンジニアリング)からオペレーショナル(リクルーティング、マーケティング、法務と規制戦略)まで、その可能性を最大限引き出すために徹底したハンズオンアプローチでサポートしています。
なかった暗号のパラダイムシフト
そしてパラダイムは、一般的なベンチャー・キャピタリストとは異なる人材を積極的に採用している。例えば、同社の研究チームには、仮名でしか公になっていない高校生のコーダーもいる。同社の広報担当者によれば、パラダイム社は彼らの本当の素性を知っているという。
昨年10月、Paradigmのファンドのリミテッド・パートナー数十人が、サンフランシスコ近代美術館という洒落た会場で夕食会を開き、暗号の最も率直な左派擁護者であるリッチー・トーレス米下院議員(民主党)や、Paradigmの政策評議会の上級顧問を務めるポール・ライアン元下院議長など、著名な出席者と歓談した。サミット開催当時、暗号業界でこのイベントの基調講演者であるバンクマン・フリードほどホットな人物はいなかった。 2017年にFredが書いたブログ記事「VR is a Killer App for Blockchains」を当時SequoiaにいたMattが読んで、「もしかしたら、彼は起業家としてこのアイデアを構築したいと思っているかもしれない💡」と考えてメールします。 Fredは実際そんなつもりはありませんでしたが、このアイデアでSequoiaに売り込みに行くのは面白いし、そのアイデアをプレッシャーテストするのもいいと考えて、アイデアについて話し合いに行きました。
その後、彼らは60通くらいメールのやりとりを始めて、Cryptoに関するあらゆる種類の議論をし、Mattはいつかこの人と働きたいと考えます。 それから少し時間が経った頃Mattは、Coinbaseを創業し起業家目線をもつFredに「もし今別のCryptoプロジェクトを始めるとしたら、一緒に仕事をしたい投資家はいる?」と聞きました。 しかしその時、「資金を得たいと思えるCryptoへの投資会社はない」というのが答えでした。よって、自分たちが起業家として望むようなCryptoへ投資するファンドを設立することを画策。 一方、2017年当時の状況として、、暗号通貨バブルは一流大学の非営利基金にも伝わっていましたが、アロケーションマネージャーはCryptoに直接投資したり、よく分からない初期のVCファンドマネージャーを信用することを嫌っていました。 そこで彼らは自分たちが代わりにCryptoへ投資をするという提案と、元Coinbase&元Sequoiaという信用を活かすことで、ハーバード大学、スタンフォード大学、イェール大学という一流の機関投資家と古巣Sequoiaから2018年にまず4億ドルを調達することに成功。
Paradigmのファンド構造はファンド期限、投資対象、集め方の点でやや特殊。
• ファンド期限: VCは通常10年などファンド期限がありますが、Paradigmは返還期限のないオープンエンド型ファンド • 投資対象: 通常のVCとは異なり、デジタルトークンや暗号通貨そのものなどのオルタナティブアセットに約60%、残りの40%は通常のスタートアップ企業の株式に投資 •
集め方(キャピタルコール): VCへの投資家は通常調達した資金を必要に応じて、例えば10%ずつまとめてコールしますが、Paradigmは最初に調達した4億ドルをすべて前払いしてもらった
Paradigm始まりのきっかけになっているVR is a Killer App for Blockchainsでも同じことを書いています。 人々が「メタバース」について考えるとき、通常は没入型の視覚的・感覚的な体験を思い浮かべる。 しかし、視覚的な没入感の部分は最も余計なものだ。これらの世界を横断可能にし接続する最も重要な部分は、それらの間の共有データレイヤーなのだ。データレイヤーが共有されていなければ、同じ仮想の「あなた」としてシームレスに移動することは不可能である。そして、そのデータレイヤーはブロックチェーンベースになる。 Paradigmの大前提は、本当に特別で優秀な人たちが過ごしたいと思う場所であり続けることだった。最初の原則に立ち返ってみよう。才能を第一に考える姿勢こそが、今日の私たちを導いているのだと思う。 私たちが重視したのは、第一原理から考えることだった。例えば、もし私たちが新しいCryptoスタートアップを立ち上げる起業家だったら、誰にテーブルについてもらいたいだろうか?私たちのような投資会社が、本当に意味のある形で価値を付加することは可能なのか? 投資家はツイートをすることはできるが、私たちはもっと踏み込んで、企業と一緒にコードを書いたり、コードを監査したりすることができると考えた。これは実用的なレベルで非常に価値のあることだと思う。
抽象的なレベルで考えてみると、Cryptoの潜在的な約束の1つは、私たちの機関や企業、インフラをどんどんデジタル化して、プロトコル化した形にするという考え方だ。将来、経済の多くがCrypto化されたレールの上を走るようになることを想定すると、それに参加するためには技術的に優れた人材を確保することが重要になるのは必然だと思う。