タスク管理概論
👉📝タスク管理
タスクとは
やること
やるべき、やったほうがいい、やりたい、やりたくない等あらゆる「やること」を含む
以下は全部タスク
寝る、食べる、排泄する
家事
仕事
買い物
趣味のものづくりや運動やイベント参加 etc
タスク管理とは
自分のタスクをできるだけ把握し、忘れることなく迷うことなく怠けることなく進めていくための活動
やり方
1: 把握する
2: 判断する
やるか、やらないのか
今すぐやるのか、あとでやるのか
一度やって終わりなのか、何度もやるのか、半永久的に続けるのか etc
3: ツールに入れてメンテナンスする
4: 必要に応じてその他支援ツールも使う
5: 判断するための軸をつくる
1: 把握する
なるべく全部把握する
仕事など今現在抱えていて、やらないといけないもの
通院、振込、買い物など、やっておかないと後で苦しくなりそうなもの
勉強やトレーニングなど、やらなくてもいいがやった方が成長して後々有利になりそうなもの
趣味や遊びなど、単にやって楽しみたいこと
家事など普段当たり前にやっていること etc
2: 判断する
把握した後、いつ何をするかを考えていく
特に「やらないこと」を決めるのが大事
3: ツールに入れてメンテナンスする
大前提として、頭の中だけでタスク管理を行うのは難しい
何らかのツールにタスクを書いて、それをメンテナンスするという営みが必要
最もシンプルなのはいわゆるタスクリスト(TODOリストとも呼ばれる)
1行1タスクを書き並べ、終わったら✅をつけたり線を引いて打ち消したりする
しかしすぐに項目が何十となって破綻する
そこでデイリータスクリスト
1日1回、TODOリストをつくる
1日の最初につくって、今日はその内容に従って行動する
1日の終わりに、今日はどうだったか、明日はどうしようかをかんたんに振り返る
次の日になったら、前日のリストを見て今日のリストをつくる
何を使うかは自由
手帳にペンでも、付箋に書いてモニタに貼り付けるでも、スマホのメモアプリでもいいし、PCでテキストファイルでもいい
面倒くささとの戦いなので、少しでも自分が楽しめて長続きするものを選ぶ
基本的にこれだけである
細かい運用は自分自身で模索していけばいい
一般人や高性能な人は「TODOリストなんて」とけなすだろうが、無視していい
しかしTODOリストを考えなしに使うだけでは上手くいかないのも事実なので、自分なりに模索する
特に日ごとにつくりなおすデイリーの概念は、ぜひとも使ってもらいたい
タスク管理アプリもあまり使わない方がいい
あれは一般人以上の、性能がある人向けのツールである or 個人ではなくチームでタスク管理を協業するためのツールである
低性能には持て余す
4: 必要に応じてその他支援ツールも使う
とはいえ、タスクリストだけでは限界もある
例:
予定化。予定はカレンダーを使った方がうまくいく
動線化。通り道に置いておけば、目についたときに対処できる
ルーチンタスク管理。定期的に行うことは専用のツールで管理できる。TaskChute、ルータム、Todoistなど専用ツールがある。OutlookやGoogleカレンダーでも定期的な予定としてつくればできなくはない。また、曜日ごと時間帯ごとにやることを並べておいて、日々それを見ながら過ごすだけでも違う(以下例)
table:一週間のルーチン
月 火 水 木 金 土 日
朝一
出社前
会社
帰宅後
寝る前
こんな感じで枠をつくって、各セルにはそのタイミングでやることを書いておく
日課。日課とは「毎日行うものを自分に課したもの」。日ごとにやったかどうかをチェックつけて管理する。好例はラジオ体操カードで、これはラジオ体操という単一の日課を管理している
習慣。習慣とは「毎日複数回以上、一定のタイミングで自動的に行うこと」。むしろやらない方が難しいくらいに身体に染み付いていて勝手に行う。鍛錬と同じで、とにかく続けて身体に覚えさせるしかない。勉強、トレーニング、掃除などなんでもいいので、定期的に行うことを習慣に落とし込めたら強い。
リマインダー。設定しておけば完全に忘れていたとしても思い出せる。好例は目覚まし時計で、これは設定時刻に音を使って教えてくれる
別の言い方をすると、タスクリストは退屈だし疲れるので、タスクリストに頼らないタスク管理手段をいかに開拓できるかが鍵とも言える
5: 判断するための軸をつくる
羅針盤をつくるを参照
タスク管理とは、結局のところ「タスクの可視化」と「優先順位の設定」にすぎず、本質は意思決定である
そして意思決定には自分の軸が要る
軸を持たない人は判断基準がないので何も判断できない
一般人や高性能であれば、忙しい場所に身を置いて応えるだけで生きていける(自分の意思は要らない)が、低性能にはできない
低性能だからこそ自分を持つべきなのである
このサイトでは、自分の軸のことを羅針盤と呼んでいる