05B:第5回課題
今回は表計算による集計表の作成と生成AIについての課題である.以下に提出の要点を述べておく.
◆提出の要点 ( 詳細は最後に )
表計算で作成したファイルと生成AIについて作成したノートを,manaba「情報基礎」のレポート「第5回課題」に提出する.(詳細は後述)
ファイル名は以下の通り.
ファイル(1) Mark自分の氏名.ods
ファイル(2) Mark自分の氏名.pdf
ファイル(3) Oscillo自分の氏名.pdf(オプション)
ファイル(4) AImemo02自分の氏名.txt
提出期限:次回の授業開始まで
◆<課題A>表計算ソフト
( 1 ) 成績集計表の作成
まず,下記のような成績集計用の表が書き込まれたブックファイルを作成する.
ファイル名は以下の通りとする.(Calcの標準拡張子は.ods)
Mark自分の氏名.ods
※"Mark"は半角,自分の氏名は全角
※".ods"は自動的につく
※表計算ファイル中のシート名は自由。自分がわかりやすい名前にすることを推奨する
以下の画像の通り,基礎点,欠席,未提出の欄に数字を入力する.
集計表データ( 数字は手で入力 )
https://gyazo.com/5579576ab77cb6fa39953571b0ec4c76 ( クリックで拡大 )
◎以下に,成績集計用のブックファイルを作成する上で,行うべき作業や注意点を示す.
行の高さ,フォントの種類,大きさなどは原則として初期値のままでよい.
列の幅,罫線の種類や太さ,文字の表示位置などは表示例を参考にして,見やすく設定すること.
基礎点や番号など,同じ数値のデータや連続しているデータは オートフィルを使って入力すること.
ワープロの時と同様,サンプルとぴったり同じ見た目にならないかもしれない. バージョンや環境の違いで異なる場合はあるので仕方がないが, 同じようになるように努力はすること.
※表の枠線を二重線にする場合,線幅( 太さ )が自動的に1.15ptになる(通常は0.75ptがデフォルト).しかしこれでは印刷時に二重線に見えにくい.
▶▶回避策:二重線にする枠線の線幅を1.5pt以上 に設定する
( 2 ) 数式・条件付き書式
次に,「表計算ソフトの基礎」を通じて学んだ数式処理,条件付き書式を加えて,成績集計用の表を完成させよう.
1.課題( 1 )で作成したブックファイルを開きなさい.
すでに開いていればそのまま作業すればよい.
2.上で入力した数値部分はいじらず,下の表になるように,
A. 計算式を使って平常点,総合計,評価,平均を算出し,
B. 条件付き書式を使ってある条件の文字を赤字表示する.
https://gyazo.com/32c50ab15f2e4783443411276c22a865 ( クリックで拡大 )
※画像では一部,わざと計算結果を黒塗りで隠してあるが,ここにも処理を施す.セルを「黒塗り」をするわけではない !
※平常点,総合計,評価,平均は数値を手で入れるのではない!
3.行うべき処理・条件は以下の通り.
※同じ計算式があれば コピー&ペーストを活用する
平常点:以下の通りに各人の平常点を算出.
a1. 基礎点 = 40点( 入力済み ) から減点し,欠席 = 1回につき-10点
a2. レポート未提出 = 1回につき-6点
a3. 計算結果が0点未満になる場合は0と表示
← 論理関数
b. 赤字表示:平常点が20点以下の場合は赤字で表示
← 条件付き書式
実技テスト:実技テストが20点以下の場合も赤字で表示.
← 条件付き書式
総合計:各人の平常点とテストの合計を算出して表示.
← 合計を求める関数
評価:
a. 総合計が60点以上なら合格,そうでなければ不合格と表示
← 論理関数
b. 評価が不合格の場合はセルの色を赤にする
← 条件付き書式
平均点(表最下行):
a. 平常点,テスト,総合計の, それぞれ全員の平均点を算出
← 平均を求める関数
b. 平均点は小数点以下1位までを表示
=小数点以下2位を四捨五入
← セルの書式設定
※ファイルの保存※
入力したブックファイルを,上記で指定したように保存し,さらにPDFファイルとしてエクスポートしなさい.
★Calcのシート印刷はまず,印刷範囲指定が必要.
※PDF保存したら必ずPDFリーダで確認すること.
保存フォルダ:各自のレポートフォルダ
ファイル(1):Mark自分の氏名.ods
ファイル(2):Mark自分の氏名.pdf
例:Mark電子太郎.ods,Mark電子太郎.pdf
表計算ソフトはグラフも簡単に作成できる.
しかし,軸やメモリの調整,凡例など,グラフを読みやすく理解しやすいものにするには,それなりの慣れとセンスが必要である.余裕がある人はぜひ挑戦してほしい.
提出するのはWriterで仕上げてPDFとして保存したファイルのみでよい.
ファイル名:Oscillo自分の氏名.pdf
※作成に使ったods,odtファイルは実習フォルダに残しておくこと
◆<課題B>生成AI:旅(2)ノート
上記記事の内容すべてを網羅している必要はない.が,どの項目についてメモをしたのかを明記すること.
ファイル名: AImemo02自分の氏名.txt
「AImemo02」は半角,自分の氏名は全角.空白はなし.
フォルダ:実習フォルダ
◆<課題C>生成AI:プロンプトの工夫
ファイルは課題Bの続きに書くこと.課題番号と課題名を明記すること.
業務A. ある日本語のレポート/論文を,日本語から英語に翻訳し,それを再度日本語にする.これによって論理的で主語――述語関係が明確な文章にできるはずである.これを生成AIに手伝ってもらうにはどんなプロンプトがよいか.
業務B. 親戚の結婚式で披露する,コント仕立ての短い芝居の脚本を考えたい.それには設定と人物とその対話が必要である.ゼロからAIに相談する段階や,自分が持っているネタアイデアを盛り込んだ上でAIに相談する段階など,やり方は様々で構わない.結果としてオリジナルなコント脚本を作るようなプロンプトは何か.
※注意※
「補佐する」の意味:全部をAIにやらせるのではない.また,一度の質問,一つのプロンプトで一度に全部やらせる必要はない.業務の主体はあなた自身だということ.
必ず,そのプロンプトを自分で実際に使った実例を示すこと.長ければ一部でよい.また,その事例によって発見したこと,得られた知見があればそれもレポートする.
ゴール:以下の項目をレポートに盛り込みなさい.
●目的とする業務
●使ったプロンプト文:複数ならその順序
●プロンプトを使った事例と生成AIの回答
●あなたが得た知見,考察,感想
※このレポートを作成するのに生成AIに手伝ってもらってもOK.ただし最終的に自分できちんと評価すること.
ファイル名: AImemo02自分の氏名.txt ※課題Bに続いて書く
「AImemo02」は半角,自分の氏名は全角.空白はなし.
Writer等を使ってよいが,必ず「テキスト形式」で保存すること.
※前回のレポートで間違えて拡張子だけを変更した人がいた.
フォルダ:実習フォルダ
◆[提出方法]
( 1 ) レポートフォルダに保存した4つのファイルを,manaba「情報基礎」のレポート「第5回課題」に提出すること.
※複数ファイル添付可能
( 2 ) ファイル名をルール通りにすること.(学籍番号は不要)
ファイル名は以下の通り.
ファイル(1) Mark自分の氏名.ods
ファイル(2) Mark自分の氏名.pdf
ファイル(3) Oscillo自分の氏名.pdf(オプション)
ファイル(4) AImemo02自分の氏名.txt
( 3 )提出期限:次回の授業開始まで
※提出期限内なら何度でも出し直し可能.
その際には古いファイルを取り消し,新しいファイルを同じファイル名で添付しなおすこと.
以上.
2024/4/20