生得性仮説
文法、ことばを学ぶときに、既に脳にある能力をもとにことばを理解していくという仮説のもと言語を習得する説のこと
母語を習得するときにこどもはまっさらなノートに文法知識を書き込んでいくのではなく生まれつき持つ文法知識の鋳型に情報をかきこんでいき言語習得を行う 脳内には青写真のようなものがあり特定の文法情報を書き込むことによって母語獲得を行う
生得性仮説(を基盤とする生成文法理論)は現代の理論言語学において主流の基盤理論である
歴史
プラトンの時代は教育経験のない奴隷から質問形式で引き出すことで前世から引き継いだ知識「忘れられた知識」を思い出すことが可能とした 一方で経験主義の立場からも批判があった「生得的な原理が普遍的な知識を導くということを科学的に証明するのは不可能」
理論の研究が進む
こういう言い間違いや不完全な文法があるなかで人間の経験しうる事象は非常に限られているのに比較的短い期間でほぼ同様の言語を得られるのはなぜかという問いにうまれつき文法知識の鋳型に情報をかきこんでいき言語習得を行うという仮説でこのことが説明できる