書き終え続ける
「私は、「行き詰まり」って大抵自分に期待し過ぎている状態だと思っていて、だからもうとにかく「書き始めるしかない」と思っています。ちょっとスピリチュアル的なことを言いますが、いざ書き始めると、文章の神様がサービスしてくれるんですよ。」朝井リョウ
書き始めると「これがここにつながるんだ」「ここはこう書けばよかったんだ」みたいな福音めいたひらめきが急に降ってくる。でもそれって、書き始めないと絶対に降ってこないんですよ。とにかく何でもいいから書き始めると、文章の神様がサービスしてくれる。私は本当にそう思っています。
皆が何かを書いたとして、「書き終える」人が割合として100分の1ぐらいだからだと思います。主に長編小説の話です。さらに「書き終え続ける」となると、そのまた100分の1ぐらいになると思います。この時点で1万分の1なので、日本の人口が1億人だとしたらこの時点で1万人ぐらいに絞られている気がするんですよね。
世の中には「小説家になる方法」的な本がたくさんあるんですけど、読んでみると、「結局みんな、それぞれ固有の書き方で書いているんだな」と分かると思います。共通のセオリーはないんじゃないかな。だから、いっぱい書いて、自分の書き方を見つけて、書き終え続けて、まずは1万分の1になりましょう、というのが私ができるアドバイスの限界です。
書き終え続けると理解も深まる