単体
単体(simplex)
図形を数学で扱いやすくしたもので、単体というものがある
単体の例
0 次元単体(0-単体)は点
1 次元単体(1-単体)は2つの点を結んだ線分
2 次元単体(2-単体)は3つの点を結んでできる三角形
3 次元単体(3-単体)は4つの点を結んでできる四面体
4 次元単体(4-単体)は5つの点を結んでできる五胞体
...
n次元単体(n-単体)はn + 1つの点を結んでできる図形
単体は$ n 次元ユークリッド空間で、$ n + 1 の点$ (v_0,v_1,...,v_n) \in \R^{n} から構成される $ \R^{n+1} : n + 1 次元ユークリッド空間
点は一般の位置(general position)にある
一般の位置とは
$ n 個のベクトル$ \overrightarrow{v_0v_1}, \overrightarrow{v_0v_2}, ..., \overrightarrow{v_0v_n} が一次独立 例:
平面上の3点が一直線上にないとき、それらは「一般の位置にある」と言う。
平面上の4点が同一直線上にないかつ同一円周上にもないとき、それらは一般の位置にある。
n次元空間でn+1個の点が同一超平面にないとき、それらは一般の位置にある。
超平面とは...?
超平面とは、$ \mathbb{R}^n における $ n-1 次元の平面(一次方程式 $ a_1x_1 + \cdots + a_nx_n = b で表される集合)
$ \Delta^n = \bigg\lbrace \sum_{i=0}^n a_i\overrightarrow{v}_i \mid (v_0, ..., v_n) \in \R^{n+1}, \sum_{i=0}^n a_i = 1, a_i \ge 0 \bigg\rbrace
$ \Delta^n : n-単体
$ (v_0, ..., v_n) : $ n + 1 個の点
こういう形式を重心座標(barycentric coodinates、バイセントリック座標)というらしい $ n - 1 次元の$ (v_1,v_2,...,v_n) \in \R^{n} の場合、
$ \Delta^{n-1} = \bigg\lbrace (v_1, ..., v_n) \mid (v_1, ..., v_n) \in \R^{n}, \sum_{i=0}^n a_i = 1, (\forall i . a_i \ge 0) \bigg\rbrace
圏論
確認用
Q. 単体
関連
参考
単体定義の選択($ \R^{n+1} か$ \R^{n} か)
メモ
調査用
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