PL37_住宅クラスター
前文
PL14_見分けやすい近隣を構成する基本単位は、1ダース内外の住宅の群(クラスター)である。クラスターの密度や構成を変えることにより、このパタンはPL29_密度のリング、PL35_世帯の混合、PL36_公共度の変化などの生成にも役立つであろう。
問題
一かたまりの住宅が、家主全員で共有する共有地を囲む1つのクラスターを形成しない限り、家にいても居心地よく感じないであろう。
解決策
8から12戸の家で共有地や歩行路をとり囲み、ごく大まかでも識別可能なクラスターを形成すること。
侵入者という感じをもたずに、だれもが通りぬけられるような配置にすること。
---
このパタンは、エーカーあたり15戸(37戸/ha)までの低密区域に適用すること。
それより高密になれば、PL38_連続住宅やPL39_段状住宅で示す構造を加味してクラスターを修正すること。家々のあいだには、必ず共有地や共同仕事場を用意することーPL67_共有地、PL157_家庭ワークショップ。
歩行路は明確に計画することーPL98_段階的な動線領域。
またクラスター内といえども、にぎやかな歩行路や奥まった場所を生みだすように歩行路を割りつけることーPL36_公共度の変化。
PL103_小さな駐車場内にとどめること。
クラスター内の住宅は、入居予定世帯の要求に合わせることーPL75_家族、PL76_小家族の家、PL77_ふたりの家、PL78_ひとりの家、PL79_自分だけの住まい。
PL37_住宅クラスター