膵癌取扱い規約(第7版増補版)第7版からの変更点(病理)
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nananana.icon WHO、UICCにあわせて修正がなされている。
nananana.icon 改訂された部分を欄外にマーキングするなどの処置は本規約ではされていない。
nananana.icon 若干の文字サイズなどの変更があり、レイアウトが変更されている。
nananana.icon 基本的に組織・細胞写真は追加や変更は無い。
nananana.icon 統計データに変更は無い。
nananana.icon 組織分類が若干変更されたため、説明文も合わせて変更されている。
増補版にあたり序と利益相反が追加:診断に関連する項目なし。
規約摘記:文字サイズが若干小さくなりレイアウトが変更、項目が複数ページにわたるようになり見づらくなった。内容の変更なし。(2-6頁)
緒言:以下の項目についての追加・変更があったと記載追加
膵外神経叢に関する記載・図(16頁)
図6を追加し、説明文を6行追加、切除後ただちにInkingを推奨
上記までで正確に診断できてこなかったSMAの海外の現状説明と本邦の先見の説明で7行追加
局所進展因子・局所腫瘍遺残度とNCCNガイドラインの比較
JPS7thとNCCNとの対応表が追記された(64頁)
UR-LA、遠隔転移の画像所見
遠隔転移のCT画像例を45頁から5ページ分追加
UR-LAの画像追加(59頁)
腹腔鏡・ロボット手術などの記載
外科的治療にロボット支援はRを使うことを付記:頁全体に行間・文字間が大きくなり、2行にわたる項目が増加したため、俯瞰しにくくなったので注意。(60-61頁)
膵再建法の記載例が追加12項目、説明の改行が読みにくいので注意。(62頁)
WHO分類改訂に伴う病理診断
UICC第8版ではNが0-2の3段階に変更、進行度の表を追加(50頁)
膵腫瘍の組織所見(71-72頁)
膵管内腫瘍の項目が変更・増加した(75-76頁)
浸潤性膵管癌の低分化型が Adenocarcinoma → type に修正された
併存腫瘍Combined → 混合腫瘍MiNEN に変更
WHO分類についての注が3行ついた (74頁)
標本の取扱いにおけるInking・固定方法
66ページ 手術検体を色分けする旨、指示と図示された。
T0を含めた進行度分類 付(127頁-)
UICC第7版解説のRに説明を追加 (127頁)
UICC第8版を追加 (130頁)
(参考)
* 日消誌 114 巻 (2017) 4 号 膵癌取扱い規約改訂第7版―大幅改訂のコンセプトと新規項目の解説― 伊佐地 秀司
* 膵癌取扱い規約, 第7版「増補版」, 日本膵臓学会編, 金原出版, 東京, 2020
* 膵癌取扱い規約, 第7版, 日本膵臓学会編, 金原出版, 東京, 2016
* 膵癌取扱い規約, 第6版, 日本膵臓学会編, 金原出版, 東京, 2009
* UICC: TNM Classification of Malignant Tumours, 8th ed, Brierley JD, Gospodarowicz MK, Wittekind C eds, Wiley Blackwell, 2017
* UICC: TNM Classification of Malignant Tumours, 7th ed, Sobin LH, Gospodarowicz MK, Wittekind C eds, Wiley Blackwell, 2009
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