乳癌取扱い規約 - 病理診断を Excel を使ってやってみる

乳癌取扱い規約

→　癌取扱い規約入力支援システム

ダウンロード.icon　癌取扱い規約入力支援システム　Ver.9.1　20220901版

さくらのブログへ（ダウンロード）

/nananana-icon/ウェブサイト.icon　http://naokiwatanabexcel.sblo.jp/article/189819709.html

→　病理学的グレード分類の解説はこちら

https://gyazo.com/ccde9ba9bd55fea894b6c65ddaf3e057

https://gyazo.com/954f408e7466647d1674e8ea4d93ffc8

テンプレート出力例

/nananana-icon/えす.icon　Rt-breast cancer, invasive ductal carcinoma, scirrhous type, f, Ly0, V0, nuclear grade 1 ［nuclear atypia 1, mitotic counts 1］, histological grade I ［tubule formation 3, nuclear atypia 1, mitotic counts 1］, pN0 ［total(0/2): Level I(0/2)］, Grade 1a, surgical margin (-)

/nananana-icon/おー.icon　右乳房の腫瘍は浸潤性乳管癌硬性型の像です。腫瘍径は肉眼的に3×2cm程度です。腫瘍浸潤径はスライド上で約15mmです。腫瘍周囲に乳管内進展巣を認めます。浸潤径＋乳管内進展巣は35mm程度です。乳腺外脂肪への浸潤を認めます。リンパ管侵襲像は認めません。静脈侵襲像は認めません。浸潤性乳管癌の病理学的グレード分類は、核グレード分類がGrade 1、核異型スコアが1、核分裂像スコアが1で、組織学的グレード分類がGrade I、腺管形成スコアが3、核異型スコアが1、核分裂像スコアが1です。対物40倍で10視野に核分裂像が5個です。郭清されたリンパ節に転移を認めません。軽度の変化から1/3未満の癌細胞に高度の変化が認められます。深部及び側方切除断端は陰性です。　（乳癌取扱い規約　第18版）

pT評価　腫瘍最大径：浸潤径＋乳管内進展巣（mm）

nananana.icon　浸潤巣は最大のものを選ぶ

nananana.icon　乳管内進展巣を含めた最大距離を測定する

https://gyazo.com/f0beeb2dcb05a0bd447f9d89cde645c4

→　がん登録（pTNM＋pStage）入力支援システム

→　病理学的グレード分類

→　がんリンパ節転移診断システム（OSNA法）

更新記録

2022/8

混合型の入力を追加

https://gyazo.com/1e7a4df67e56048e9eac6d072da022a7

旧デザイン

https://gyazo.com/877d9996c0ff470c8996629f9bf79ef7

https://gyazo.com/954f408e7466647d1674e8ea4d93ffc8

病理学的グレード分類テンプレート

https://gyazo.com/2f69d4d4dcde2f7f0c28333617eb8792

＊　2019年度　外部精度保証　教育・研修会（Web）

4. 乳癌病理診断における免疫組織化学と最近の話題　坂谷貴司（日本医科大学）

バイオマーカー検索

nananana.icon　胃癌・乳癌HER2病理診断ガイドライン第2版が改訂作業中

＊　乳癌診療ガイドライン（乳癌学会）web版　病理診断　http://jbcs.gr.jp/guidline/2018/index/byouri/

HER2

JCO2018ガイドライン

トラスツズマブ、ペルツズマブ、とらすつずまぶーえむたんしん

IHC

細胞膜で評価するが、細胞質が染まることもある(陰性？)

染色パターンが改訂され2003とほぼ同様に戻った

中等度～強度の染色だが不完全な膜陽性

→2＋とする

ISH

デュアルプローブ：2色：カットオフ値が変更された

シングルプローブ：

筋上皮マーカー

p63・CD10・SMA

HEの補助でしかない

硬化性変化に伴う偽浸潤

p63は腫瘍細胞にも陽性となり得る

複数抗体の使用を推奨

良悪性診断のための免疫組織化学法

診断補助として有用であるが、診断補助とならない病変が存在する

乳管内側側　CK7　CK19

基底側上皮細胞　CK5/6

上皮過形成：非浸潤性病変でCK5/6がモザイク状陽性

DCIS：CK5/6陰性

Ca：CK5/6陽性のこともある

鑑別：

乳管内乳頭腫　p63が乳頭状および辺縁陽性　筋上皮細胞陽性　ヘテロにCK5/6陽性　ERPgRがヘテロに陽性

ADH・DCISを伴うIDP　p63が病変辺縁に陽性　筋上皮細胞陽性　ヘテロにCK5/6陽性　ERPgRがヘテロに陽性

Papillary DCIS　p63が辺縁に陽性　筋上皮細胞陽性・腫瘍細胞集団にCK5/6陰性　ERPgRがびまん性強陽性

Encapsulated papillary carcinoma　p63はいずれもとりうる　CK5/6陰性　ERPgRがびまん性強陽性

invasive papillary carcinoma　p63陰性　CK5/6陰性　ERPgR陽性

変更履歴　(上ほど新しいもの)

取扱い説明書

取扱い規約テンプレートの使い方　

免責事項

（参考）

乳癌診療ガイドライン（乳癌学会）web版　病理診断　http://jbcs.gr.jp/guidline/2018/index/byouri/

乳癌取扱い規約第18版　金原出版

病理と臨床　第18版改訂の概要

領域横断的がん取扱い規約（第１版）

https://gyazo.com/7892c236eab082387b4c0a0dc3af01ab

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