「考える」とは何かを考えるプロセス
基本的アプローチ:
単語の意味がわからない場合は、その単語がどう使われているかを観察すると良い see: 語の意味は語の使用 →自分のScrapbox上で「考える」をキーワードとして使っている事例を探す
→「考える」自体を使っているのが2件、「考える」を含むキーワードを使っているのが4件あった
既に「考える」をリンクにしているページがある
言葉を手に入れると、その言葉を使って思考をすることができるようになります。 言葉は考えるための道具
Engelbartは言語を、個人が、世界に対する認識を、世界をモデリングするための「概念」に分解するための手段だとしました。言語はこの「概念」にシンボルを対応付け、「概念」を意識的に操作するために使うものだとしました。この概念を意識的に操作することが「考える」ということだ、と彼は考えています。 概念とは何か
概念の操作とは何か
概念の操作が意識的であるとはどういうことか
自分
「考える」を含んでいるリンクがある
松下幸之助の書籍名
サブタイトルが「新しい人間観の提唱・真の人間道を求めて」
つまり「Xを考える」とは
「新しいX観の提唱」
「真のX道を求めて」
これは具体的な一例として演題を考えている
具体的には、具体的な受講者をイメージして、どのような話をするかを考えている
この場合の「考える」とは以下の行為
断片的な事実や話したいネタの集合を作る
それをつなぐ道筋を作り出す
書くことで消えなくし、それからゆっくり繋ぎ方を考える
これは複数のページへのリンク
わかってから書こうとするのではなくまず書く
書くことによって一瞬前の自分の思考を客観的に眺められるようになる
思考を客観的に眺める
それによって何が起こしたかったか
盲点に気づくことによって思考が発展する
それが実際に神託であるかどうはは重要ではない
神託であると考えて現状とのつながりを見出そうとすることによって思考の膠着状態を破壊する
プラセボが実際に薬効を持たなくても効果を発揮しうるのと同じ この「双対を考える」は具体的には「双対の空間に写像してそちらで考える」ということ
感想
このページの流れ自体が「考える」の具体例
まとめ
エンゲルバート「考える=概念を意識的に操作すること」
入力が時を置いて別の入力と結合すること=言葉が熟す
ショーペンハウアーがこれを「考える」と呼んだ、と西尾が解釈
「Xを考える」とは「新しいXの見方を作り出すことだ」と松下幸之助が考えた、と西尾が解釈
書き出した断片の間に、結合を見出して、適切なストーリーを作り出すことを「考える」と西尾が呼んでいる
思考を書き出すことによって、思考が客体化される
概念が意識的に操作可能なオブジェクトになる
書き出して消えなくすることによって「時間を置いて、別のものと結合」が可能になる
書き出して客体にすることによって、それに対して別の視点で見ることができる
思考のプロセスを書いておく
それは未来の別の問題を直接解決はしないが、アナロジーによって写像できることがある
アナロジーで写像して、発展させて、引き戻すことによって、新しい問題についての解決が得られる
この「アナロジーが成立する」という気づきは「結合」
このページでは実際に過去のいくつものページが結合した
1行でまとめると
これがエンゲルバートの「考える=概念を意識的に操作すること」
結合を意図的に引き起こす方法に、具体的な方法が色々ある
思考を書き出すことによって、客体化し、別の視点から眺められるようにする
情報を書き出すことによって消えなくし、時間を置いて別のものと結合することを可能にする
今の時代はデジタルな方法で書き出しておくことによって検索で発見できる
結合が起きた後でそれを広げる方法がある
アナロジー結合を使って問題を別の空間に写像し、そちらで発展させてから引き戻す