認知的徒弟制
正統的周辺参加論と認知的徒弟制
技の伝承は伝統的徒弟制が担ってきた
伝統的徒弟制の特徴(Lave)
1. 知識は問題解決に役立つものである
2. 実にさまざまな文脈の中で知識は獲得される
3. 学習者に与えられる課題は,職場で日々発生する,解決する必要に迫られた問題や,どうしてもしなければならない仕事である
新人への教育的配慮ではなく、職場の要求を満たすもの
成果がわかりやすかった
認知的徒弟制
Brownらが伝統的徒弟制を学校における学習に応用できるように可視化を試みた
そして技術や知識の学習課題を一度文脈から取り出して,学習者に分かりやすく加工し,さまざまな場面で練習すること,そして教育者の支援を調節させながら学習者が応用する練習をすることの必要性を議論しました
ここが重要そうmtane0412.icon
Brownらは状況から切り離そうとした
客観主義
状況を含めた理論に発展したのが正統的周辺参加
課題は学習の要求に呼応して学習者向けに生成される
伝統的徒弟制では、仕事の要求に呼応して多様な課題が生成される
段階を踏んで学びが深化する
1. モデリング(Modeling):教育者がまず学習者にデモンストレーションを見せる
2. コーチング(Coaching):教育者は学習者に実際にその技能を練習させ,その様子を観察しながらフィードバックをする
3. スキャフォルディング & フェーディング(Scaffolding & Fading):学習者はさらにさまざまな作業に挑戦する
教育者はその作業の難易度に合わせて足場をつくって手助けしたり,(scaffolding)
成長に伴って徐々に支援を減らしていく(fading)
4. 分節化(Articulation):学びを確実なものにするため,学習者の技術や思考を言語化させるよう教育者は促す
5. 振り返り(Reflection):教育者は,学習者自身のパフォーマンスについて振り返りを促す
6. 探索(Exploration):教育者は,次の課題を自主的に探索するよう学習者に考えさせる
Lave&Wengerが正統的周辺参加に発展